養蚕の原風景 六合村赤岩を歩く
- 4.0
- 旅行時期:2013/08(約12年前)
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by Dr.Poohさん(男性)
中之条 クチコミ:1件
群馬県といえば、日本の産業の礎となった富岡製糸工場が有名です。
しかし、この富岡製糸工場を支えていたのが,群馬県の山間部の至るところで行われていた養蚕業なのです。
今も、中之条から草津にかけては、養蚕がおこなわれていた建物が数多く残っており、ドライブがてらにその風景を楽しむことができます。
旧 六合村の赤岩地区は、60世帯ほどの小さな山間集落で、傾斜地に古い石垣が組まれ、敷地内には細長く、階上に養蚕小屋を抱えた主屋が道の両脇に建ち並んでいます。この母屋のほか、蔵や古い小屋などが敷地内にあり、日本の典型的な山村の風景をとどめています。
木造2階建ての母屋は、屋根と壁の間に空気とりの隙間があり、蚕のための建物であることが一目で分かります。
集落の中央部には、木造3階建、置き屋根・妻入り・土蔵造りの湯本家があり、土壁の歴史にその存在感を感じます。
湯本家は、江戸時代から医者を営んでおり、蘭学者 高野長英をかくまったとされる長英の間が2階に残されています。
集落内には赤岩神社や古い小さなお堂、水神や馬頭観音像など村人の信仰と深く結びついた建物などが多く残されており、古くからの信仰も垣間見ることができます。
赤岩の養蚕集落は重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)として選定され、富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産暫定リストに追加されています。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- バスも1便ありますが、車が必須
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- のんびりと歩けます
- 見ごたえ:
- 4.0
- 山間に広がる養蚕の街並です
クチコミ投稿日:2013/08/05
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