新装なったフェスティバル・ホールへフジコ・ヘミングを聴きにいった
- 4.0
- 旅行時期:2013/07(約11年前)
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by nakaohidekiさん(男性)
キタ(大阪駅・梅田) クチコミ:5件
新装なった大坂中之島のフェスティバル・ホールへフジコ・ヘミングを聴きに行った。
地下鉄肥後橋駅下車すぐとHPに出ている。
僕は天王寺駅から地下鉄御堂筋線を利用した。ここからは大国町で四つ橋線へ乗り換えるのが都合がいい。ホームの反対側に肥後橋線の地下鉄が入ってくるからだ。地下鉄は階段を登ったり下りたりするのが面倒だ。ここで乗り換えるならそんなに階段を昇ったり下りたりしなくていい。四つ橋線の肥後橋駅には12,3分ほどで着いた。案内には肥後橋駅を出てすぐとあったので駅の真上にフェスティバルホールがあると思っていたがそうではなかった。駅から地下通路を5,6分も歩くだろうか。フェスティバルタワーの地下へと繋がっているエントランスに入るとフェスティバル・ホールの地下の入り口となる。ここから地上の一階へのエスカレーターを上がるといよいよ新装なったフェスティバル・ホールに到着である。
正面入り口にはいかにもコンサートホールに相応しい赤じゅうたんの大階段が広がっている。おもむろに昇りきるといよいよフェスティバル・ホールである。チケットを渡し半券を持って中に入っていくとそこには異空間が広がっていた。新装なったフェスティバル・ホールは音楽の殿堂に相応しい佇まいを備えていたのだ。それは会場へと続く長いエレベーターである。続いて中のホールに入るとホールはやや小ぶりに思えたが壁といい床といい音の反響が素晴らしいように設計されている。日本の最高の音楽ホールの一つといっていいだろう。
このホールの特徴は昔から音が天井から降ってくるといわれているが、新装フェスティバル・ホールもさらにその音が倍加して落ちてくるようになっていた。
フジコ・ヘミングのピアノはそのホールにふさわしい素晴らしい演奏を繰り広げていたのだ。ショパンとリストを弾くために生まれてきたと称されるフジコ・ヘミングはその力をフェスティバル・ホールでいかんなく示して僕に感動を与えた。それは音符が妖精のように天井から舞い降りてくるのである。これを音楽の感動といわずに何と言おう。フェスティバル・ホールは至福の時間を僕に与える場所に違いない。夢のひとときを与える完成されたコナサートホールとなっていることは間違いないのである。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
クチコミ投稿日:2013/07/02
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