御堂筋の緑地帯にひっそりと・・・

3.0
旅行時期：2013/06（約13年前）

by すぶたさん（女性）

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御堂筋と中央大通りの交差点から少し南に行くと、又一ビルディングという
素敵なレトロビルがあります。
その前の御堂筋の緑地帯にひっそりと芭蕉終焉の地碑があります。
実は私、このそばの銀行によく行っていたのですが全く知りませんでした。

松尾芭蕉は大坂の２人の門弟が俳壇を賑わしていたが、
２人の仲が悪かったので取り持つために来坂したそうです。
元禄7年（1694）9月の出発前から体調不良を訴えていたそうですが、
発熱下痢を伴い花屋仁右衛門方の離れ座敷に病臥してしまいます。
そして、10月12日夕方に51歳で没しました。

時世の句は死の４日前の下記の有名な句です。
「旅に病んで夢は枯野をかけ廻（めぐ）る」
→旅先で死の床に伏しながら、私はなおも夢の中で見知らぬ枯野を駆け回っている

もし、体調が良かったら九州にも行きたいと思っていた松尾芭蕉
それだけ大変な旅であっても魅力があったのでしょう。
気軽に行ける現在と比べてしみじみしました。