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歴史薫る 丹波篠山を歩く

  • 5.0
  • 旅行時期:2010/04(約15年前)
Dr.Poohさん

by Dr.Poohさん(男性)

丹波篠山 クチコミ:1件

丹波篠山は、篠山城のご城下に広がる街です。

慶長10年、常陸笠間より丹波八上城へ入った松平(松井)康重は、慶長13年に徳川家康の命により篠山に築城しました。
家康は、関ヶ原の合戦に勝利した後、豊臣恩顧の西国大名の勢力を削減して徳川幕府の確立のため、戦略の要衝の地に天下普請で築城を行いました。 篠山城もその一つで、篠山城以外に、膳所城・彦根城・丹波亀山城・名古屋城・越後高田城などの諸城があります
篠山城には、大書院が再建されています。
大書院は木造住宅建築としては非常に規模が大きく、現存する同様の建物の中では京都二条城の二の丸御殿に匹敵する建物です。二条城の御殿は将軍が上洛したときの宿所となった第一級の建物ですから、大書院は一大名の書院としては破格の規模と古式の建築様式を備えたものといえます。

この篠山城の周囲には、武家屋敷通りと河原町商家群が残されています。
丹波篠山の河原町妻入商家群の風景は、是非行って見る価値があります。
城下町であった篠山の商業の中心となっていた場所で、その街並の保存のすばらしさに感動してしまいます。
往時の建物は、ほぼそのまま使われており、お土産で買ったお漬物も歴史を感じられるお醤油屋さんで買いました。

また、丹波篠山には、今も御徒士町武家屋敷群が保存されています。
その一角に安間史料館があり、昔の家・生活を見ることができます。
少し離れた場所には、武具などを展示する旧藩主の青山家の別邸だったところに青山歴史村という史料館が建っています。漢学書関係の版木は圧巻です。

少し離れた場所には、まけきらい稲荷があります。
篠山藩主 青山忠裕公が江戸幕府の老中の頃、将軍の前で行われる大相撲で、笹山藩の力士が毎年負け続けたので、「負け嫌い」の忠裕公はいつも機嫌が悪かったそうです。ある年、10人ほどの力士が忠裕公を訪れ、大相撲で勝ち続けて見事優勝したそうです。この力士たちの名前を調べると、篠山に点在するお稲荷さんの地名であることがわかり、「お稲荷さんが江戸に上った」とうわさされ、それぞれの稲荷に絵馬などが奉納されたそうです。これが「まけきらい稲荷」の由来となったそうです。
ここの根付は、何とも憎めないものでした。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.0
JR山陰本線か,自動車でアクセス
人混みの少なさ:
5.0
見どころがたくさんありますので,込み合うことはありません
見ごたえ:
5.0
大書院,武家屋敷,商家群と多様な観光を楽しめます

クチコミ投稿日:2013/06/02

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