潮風と赤煉瓦 舞鶴を歩く
- 5.0
- 旅行時期:2010/05(約16年前)
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by Dr.Poohさん(男性)
舞鶴 クチコミ:1件
軍用港 東舞鶴には、近代建築としては珍しい赤煉瓦の倉庫群が残されています。
日本に現存するレンガ建造物の中でも貴重な近代建築の建造物で、旧海軍の倉庫として明治期に9棟、大正期に3棟築かれ、今日に至っています。これらの北吸地区に12棟ある、レンガ造りの倉庫群はとても重厚な景観を造りだしています。
赤煉瓦倉庫の中の3棟は、写真の赤れんが博物館の他、市役所横にある舞鶴市政記念館や まいづる智恵蔵として保存され、活用・一般公開されています。
他の赤煉瓦倉庫は、往時のままの趣を残した現役の倉庫として今も使用されています。
また、舞鶴は岸壁の母の舞台でもあります。
第二次大戦の終戦を迎え、大陸からの引揚者70万人を受け入れた舞鶴港。
その引揚桟橋があった場所の高台に引揚記念公園と引揚記念館があります。
地元のボランティアの方が往時の話を詳しく説明してもらえます。
大変悲しい過去を見つめ直すのにいい場所だと思います。
引揚船が来るたびに、家族は舞鶴へと向かったようです。
岸壁の母もその中の一人、実在の方のお話です。
今、舞鶴港は自衛隊の船が集結しており、無料で見学もできます。
なぜか、皮肉に見えるのは私だけでしょうか。。。
この自衛艦が戦場には行かないように、平和を願える港が舞鶴港のような気がします。
東舞鶴の港には、舞鶴クレインブリッジが架かっています。日本海最大の美しい斜張橋で、全長735m、水面からの高さ約95mの美しい橋です。
二羽の鶴をイメージして設計されたもので、主塔は鶴のくちばしを、ケーブルは羽をイメージして造られたものです。引揚岸壁の近くで平和を願っているかのようです。
少し足を伸ばして西舞鶴に行くと、舞鶴の庶民の歴史に触れることができます。
竹屋の街並や西舞鶴のカトリック教会があります。
田辺城を納めた大名、京極氏もキリシタン大名であり、また丹後は細川がラシャ夫人ゆかりの地でもあります。
1888年に宮津にカトリック教会が建てられ、ここ舞鶴には1891年にその前進が民家で開かれ、1908年にこの西舞鶴の地に教会が建てられたそうです。
まさに、庶民と共に歩んだ教会といえそうです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 4.0
- 海辺を爽快にドライブ
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- そこそこです
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 海の広さに比べれば、まばらな人出です
クチコミ投稿日:2013/05/31
いいね!:4票
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