約300世帯を立ち退かせた多目的ダムの矛盾。
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- 旅行時期:2013/05(約13年前)
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by junuvievさん(非公開)
藤岡 クチコミ:1件
約300世帯を立ち退かせた、洪水予防、首都圏の水道用水、農業用水確保、発電用という多目的ダムです。
そんなことも知らず、未だに東京の水は多摩川だけと思っている都民がバンバン水を使えてバブルの時代を越えて来たわけですから、必要悪だったといえるかも知れません。
しかし。
洪水が頻発する時期って、ダムの水を空にしておかなければならないのに、農業用水が必要な時期なんですよね。
発電するには水を流さないといけないのに、電力需要の高まるのは農業用水が必要な時期なんですよね。
渇水に備えて水を貯めておかなければならないのに、洪水に備えたり、水力発電のために水を流すダム。
おかしいと思いません?多目的ダムって。
おまけにこのダムからかなり離れたところに水を落として発電しているので、名勝三波石峡の恐るべき水の少なさ。ススキが生えてきています。
驚いたことには川の流れを確保するために、下流にもうひとつ神水ダムを作って水を流していること。
また、水が少なくなって天然記念物の三波石が苔むして来ないよう、土砂をわざと流しています。
自然は1度壊したら人間の力では元には戻れない。
写真で見るとわかるように、このダムサイトはL字型に曲がっています。
いつか破堤するのではないかと恐ろしくなりました。
回りは地滑り地帯であちこちで工事をしています。
底の方はきっとすごい勢いで砂が貯まっていっているのではないでしょうか。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/05/10
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