マイフェバリットダイニングです。
- 4.0
- 旅行時期:2012/09(約13年前)
-
-
by tosi104さん(男性)
横浜 クチコミ:2件
2012年9月
半年ぶりに誕生日で利用。
今回は期待と不安があった。
期待とは、今回初めてお相手して頂くシェフはどんな料理と対面させて頂けるのか?とても期待。不安とは、期待の反面、今まで担当していただいたシェフがとても相性が良かった為に、今回初めてお相手して頂くシェフがどれだけ私たちの口に合うのか…。もし残念な結果(確かに残念なシェフに遭遇した経験もある…過去レビュを参照)だったら…。という思いもかすめた。
席に着き、間もなく若いシェフ登場。ただしこの時にシェフの自己紹介が無かったため「あんた誰?」と内心思った。(もしかして緊張?)まあこのあたりは、大目に見てスルーしておこう。
おもむろに会話がスタート。印象はなかなか良い。声の調子や手さばきなど、聞いていても見ていても安心出来そうである。話の内容は…なぜか、前日に発売されたiPhone5に花がさいて、料理に関しては全くというほど話題にならなかった…(^_^;)。これもトークテクニックの一つ。客の最も興味のある話に食いついて広げていく…うん、有りです。
いつものコースとは別注としてオーダーする国産活鮑¥12,600を今回は岩塩蒸しで頂いてみた。アワビはなかなか火加減が微妙でレアに近くてもウエルダンでも硬いが、蒸し加減がとても私の歯触りにあっており、サクッと歯が入っていく。
若いシェフだが、料理のセンスやホスピタリティはなかなかの腕前。
これなら、また再訪も近い予感を感じながら、とても楽しい食事の時間を持たせていただいた。ということで、一度は「幻の五ツ星」を付けたが、これから楽しみが増えたので、その分のりしろを開けた点数と訂正させていただいた。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
これまでのレビュー。
本物の食事を楽しみたい方へ強くオススメします。
まず前置きにご託を延々と並べさせてください。m(_ _)m。
長文が面倒な方は読み飛ばして下さい。
どんなに評判の良いホテルやいわゆる高級レストランでもランチ(通常サービスランチ)は過度の期待はしてはいけません。あくまでもディナーの廉価版ですから、本来数万円の食事を雰囲気やサービスはそのままで数千円で食べられる(つまり食材の質は落ちます)といっても過言ではありません。ですから雰囲気やサービスは望まないし期待もしないというのであれば同等の食材(例えばA5ランクのサーロイン)を驚きの価格で提供している店はハイと捨てるほどありますから、そちらへ行って下さい。
つまりこういう店はディナーで、しかもできる限り多彩な食材を網羅しているコースを注文してこそ、その醍醐味とおいしさに出会えるのです。食材に対して今一とか期待はずれという方はほとんどの場合は根本的な料理、調理法、またはコースのチョイスを間違っている場合が多いですね。最低でも山手コースをチョイスしてください。(鉄板焼きの醍醐味の一つは調理法まで希望を出せることです)
私は月に1回位で行きますが、色々と淘汰して今では山手コースにアワビ(シェアします)を別注というのが私のオリジナル黄金コースです。さらに2人で伊勢エビとたらば、またサーロインとフィレを別々に注文してそれもシェアするようにしましょう。これでほぼ全てのメニューを網羅した完璧なフルコースです。
さて前置きが長くなりましたが、ほんとうに美味しいものに出会う為にはこれくらい予備知識を持って行く事をオススメします。
しかしながら、目の前で焼く鉄板焼きの場合はさらなる関門が目の前に立ちはだかります。それは毎回変わる焼手であるシェフの腕前です。かく言うここ「よこはま」も残念ながら実は当たり外れがあります…。今では自分の口に一番合ったシェフを予約時に指名するようになりました。また出来るシェフはゲストと会話しながら、その方の舌の好みとかをモニタリングしています。(濃い味、薄味などの好み、火の入り方や食材の食感の程度…アワビなど蒸し加減で全然食感が変わりますから)つまり調理法が一様ではないのですよ。ですからできる限りシェフと会話することをオススメします。また会話が続かないシェフだったりした場合は、おそらくその料理は期待出来ません。
ここを私が一番気に入っているのは豊富で独創的なソースにあります。例えば伊勢エビの時は、ミソをソースにする時も絶妙な味付けで提供してくれます。さらに感動するのはステーキの時に出されるおろしタマネギのソースです。ここを利用された方気づきましたか?あれはその日に使い切る分だけのレシピで作られたタマネギソース(タマネギの特性を知っていれば言うまでもない常識)です。おろしタマネギソースと言えば、ほとんどシャリビアンソースですが、ここはおそらく他では食することがないソースです。本物が分かる方にぜひ行って頂きたいレストランです。
あくまでも極めて個人的な感想ですが、ここ「よこはま」以外にお気に入りの鉄板焼きをあげるとすれば、ウエスティンの「恵比寿」、ホテル日航お台場の「銀杏」あたりでしょうか…。ミシュランで有名なうかいは、私の中では鉄板焼きのカテゴリに入っていない。理由はうかい亭のリビューでも見て欲しい。あと「瀬里奈」も…。
ホテルや高級レストランの価格は、食材や料理だけの価格ではありません。この様な心遣い、雰囲気、空気、環境、もちろん徹底したサービスなど全て含めて料理を楽しむために演出された食事に対しての報酬なのです。通常都内の某ホテルでは1人4万円はするであろうコースがここでは2万円程度で楽しめます。それを知っている方が文頭に書いた「本物の食事を楽しみたい方」だと私は思っています。昨今ではB級グルメが流行ってますが、そう言う方の目線でここを評価すると料理と価格が見合っていないなど思われるでしょう。ご自分がB級グルメと自覚している方にはオススメできないレストランだとも言えるかもしれません。お気を付けください。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 一人当たり予算:
- 10,000円以上
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- サービス:
- 4.0
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 3.0
クチコミ投稿日:2013/04/13
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する