ハンセン病患者に「母」と慕われた、英国貴族のお姫様の偉大なる慈悲と功績。
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- 旅行時期:2012/10(約13年前)
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by junuvievさん(非公開)
草津温泉 クチコミ:21件
英国貴族出身の宣教師、コンウォール・リー女史がつくった公園です。
草津温泉の東には、栗生楽泉園という、ハンセン病の患者さんが暮らしている国立の療養所があります。
明治の頃、ベルツ博士が国内外に草津温泉の効能を紹介したころから、ハンセン病の患者さんが病を治そうと、たくさん住みだしたそうです。
しかし、行政からすると町の発展にさしさわりがあるとの考えで、町のはずれ(今の栗生楽泉園)に患者さんを押し込め、町とは関係ないものにしてしまったそうです。
当時、ヨーロッパからキリスト教宣教師が来日、国内のハンセン病患者の救済にあたったそうですが、このコンウォール・リー女史もその一人でした。
公園にある顕彰碑によると、女史は51歳で来日、59歳で草津に移り住み、患者さんたちと生活をともにし、病院、学校などを建て、のちに「母さん」と慕われるようになったそうです。
太平洋戦争開戦の年、草津で84歳で亡くなりましたが、親から受け継いだ遺産はすべてこの事業のために使い果たしたそうです。
紅葉が大変美しいのに、訪れる人も少ない、静かな公園。
ぜひ行ってみてください。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
- 知る人ぞ知る、紅葉スポット。
クチコミ投稿日:2013/03/25
いいね!:2票
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