平安時代の女流歌人・伊勢が結んだ庵が始まりの伊勢寺(いせじ)
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- 旅行時期:2012/03(約14年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
高槻・島本 クチコミ:45件
伊勢寺(いせじ)は、大阪府高槻市にある曹洞宗の寺院で平安時代の女流歌人・伊勢(いせ、872頃−938年頃)が結んだ庵を天台宗の寺に改めたものと伝えられる。戦火などにより衰退したが、江戸時代に再興され曹洞宗に改められたそうだ。
伊勢 (いせ)は平安時代の日本の女性歌人で三十六歌仙の一人。藤原北家真夏流、伊勢守藤原継蔭(ふじわらのつぐかげ)の娘で伊勢の御(いせのご)、伊勢の御息所〈みやすみどころ〉とも呼ばれた。
宇多天皇の中宮温子に女房として仕え、宇多天皇の寵愛を受けその皇子を生んだが早世した。その後は『源氏物語』の光源氏のモデルのひとりとされている宇多天皇の皇子敦慶親王(あつよししんのう).と結婚して女流歌人で母・伊勢とともに三十六歌仙の一人になった中務(なかつかさ)を生んでいる。
伊勢 (いせ)は情熱的な恋歌で知られ、『古今和歌集』(22首)以下の勅撰和歌集に176首が入集し、『古今和歌集』・『後撰和歌集』(65首)・『拾遺和歌集』(25首)では女流歌人として最も多く採録されている。
小倉百人一首に採用された歌
難波潟 みじかき芦の ふしのまも あはでこの世を 過ぐしてよとや
で良く知られている。
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/03/21
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