不公平なく水を分けています
- 4.0
- 旅行時期:2009/10(約16年前)
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by はまちゃんさん(男性)
竹田 クチコミ:5件
「音無井路十二号円形分水」はもともと、藩の財政建て直しのために藩の南部地区一帯に水路を張り巡らせようとして、江戸時代に開削をはじめ、難工事や災害の末に明治25年に導水路が完成したが、取水時の水量をめぐる水争いが絶えなかったことから、昭和9年(1934年)になって、サイフォンの原理で水を沸き上がらせ、均等割した20の小窓からそれぞれ同じ量の水が流れる“円形分水”を設けたもので、取水口から円形分水まで(約2km)の間に、12ヶ所の廃土搬出口があるから“十二号円形分水”と呼ばれています。
田畑の中に、異形を放つ円形の泉の中央から湧き出した水が3線の幹線水路に適正に分配され、今もこの地方の広い田畑を潤して入るのを見ると、昔の人々の苦労が偲ばれるし、見ていてあきませんでした。
場所は竹田市街から県道8号を宮崎県五ヶ瀬町方面へ約20km進み、九重野交差点で右折して県道695号九重野荻線に入り、約1.2km進み小川公民館を越えたところの分岐路を左へ。道なりに約2kmほどのところです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2013/01/01
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