ひめゆりの女子生徒たち

4.0
旅行時期：2012/05（約14年前）

by ななねねさん（非公開）

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ゆいレールの安里（あさと）駅です。

これといって特徴の少ない駅ですが、心に刻んでおきたいのは
「ひめゆりの塔」でしょうか。

もちろんひめゆりの塔は沖縄南部の糸満にあります。
ではなぜ安里？

大正時代の頃から、安里の地には沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校があり、
沖縄全域から集まったエリートの女子生徒が学園生活を送っていました。

戦争が始まると、自ら進んで志願した女子生徒222人と教師18名の合計240名が、
負傷兵の看護要員として糸満にある沖縄陸軍病院に配属されました。
しかし、アメリカ軍との戦闘に巻き込まれその多くが命を落とすことになりました。

戦後、これらの女子生徒・教師たちを「ひめゆり学徒隊」と呼ぶようになり、
その病院跡付近に慰霊のため「ひめゆりの塔」が建てられました。

安里駅近くの栄町商店街付近にこの女学校があったそうですが、
現在では特にその痕跡は残っていないようです。