函館に行ったら一見(一食)の価値あり。支店毎にテーマの異なる凝った内装の洋食チェーン店。
- 5.0
- 旅行時期:2011/07(約15年前)
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by 食べ太郎さん(非公開)
函館 クチコミ:3件
昼食を食べる所を捜しながら函館駅付近を散策していてこの店を偶然見つけました。看板を見るとハンバーガー店のようですが、カレーやオムライスもあるので洋食屋チェーン店に分類する方が適切だと思います。
この支店の名前は「函館駅前店」ですが、これは誇大表示も甚だしい。駅から徒歩5分はあります。大通りから路地を入ったところにありますから、この店名を信じて函館駅前でキョロキョロと捜しても見つける事は困難でしょう。罪な店名を付けたものです。(^_^;
私はオムライスを注文しましたが、分量が多い!大食漢にはコストパフォーマンスが高い。しかし小食の女性は食べ残してしまうかもしれません。デザートにソフトクリームも食べました。こちらも分量は多いですが、価格もマクドの倍以上なのでコストパフォーマンス的には普通です。
店内の内装はアンティックな調度品で飾られ、非常にお洒落な雰囲気です。壁に飾られた絵はある一人の画家の作品で統一されているようですが、帰宅してからネットで調べて判りました。アール・デコの画家タマラ・ド・レンピッカ(1898-1980)でした。添付の店内写真のバドワイザーの看板の下に掛けられている絵は、彼女の「自画像」です。
帰宅してからこのチェーン店の公式サイト(http://www.luckypierrot.jp/index.html)を見てびっくり。このチェーン店の各支店は、それぞれ異なるテーマを選んで非常に凝った内装で統一しているのでした。「函館駅前店」のテーマは「アール・デコ」。ちなみにアール・デコとは、「一般にアール・ヌーヴォーの時代に続き、ヨーロッパおよびアメリカ(ニューヨーク)を中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向。原義は装飾美術」(ウィキペディアより)という事です。
公式サイトで紹介されている他の支店のテーマを見ると、ボッティチェリ(本通店)、ミュシャ(北斗飯生店)、ルソー(松陰店)、クリムト(本町店)。画家以外では、プレスリー(港北大前店)、ヘプバーン(江差入り口前店)、サンタ(十字街銀座店)、メリーゴーランド(ベイエリア本店)、エンジェル(五稜郭公園前店)などなど。もし全支店が一堂に会すれば、単なる洋食屋ではなくてテーマパークです。
これだけ内装に知恵と経費を掛けながら価格がリーズナブルなのも嬉しい。このチェーン店の料理の味ではなく支店のコンセプトに脱帽して、総合評価は5点とします。現時点では函館地方ローカルの支店網なので、もし函館旅行を予定しているなら、自分の興味に合ったテーマの支店に入ってみる事をお勧めします。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 500円未満
- アクセス:
- 3.0
- 函館駅から徒歩5分。駅前とは言い難い。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 一食の分量が多い
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 5.0
- 支店毎に異なる
- 料理・味:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 観光客向け度:
- 5.0
- 現時点では函館ローカルのチェーン店
クチコミ投稿日:2012/10/04
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