鉄道の発達とともに衰退。歴史の役割を終えました
- 4.0
- 旅行時期:2009/02(約17年前)
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by たびたびさん(男性)
加賀 クチコミ:32件
北前船の里資料館は、加賀橋立の重要伝統建築保存地区の一角にあります。橋立は北前船のふるさと。かつては、40数名の船主が居住し、持ち船が100隻もありました。この建物は船主の一人、旧北前船主酒谷長兵衛が明治に建てた屋敷を引き継いだ歴史資料館。今では市の施設ですが、入った瞬間に当時の豪壮な雰囲気が伝わってきます。30畳大広間の八寸角の欅柱、巨大な松の梁、秋田杉の一枚板など、建物の規模と質が兼ね備わっていますね。内部の展示も充実。大阪と北海道を日本海側で往復、米や海産物、農産物などを運んでいた北前船に関係する資料や船主の生活道具等が展示・解説さています。品物は、寄港した各地で販売仕入れが繰り返され、北前船は移動市場か移動百貨店の存在だったかも。繁栄の理由はよくわかります。しかし、鉄道の発達とともに衰退。歴史の役割を終えました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2012/09/04
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