日本人として
- 5.0
- 旅行時期:2010/09(約15年前)
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by 琉球熱さん(男性)
糸満・ひめゆり クチコミ:49件
本島南部の真栄里・富森地区は沖縄戦の中でも激戦地として知られる。
そのため、戦跡が非常に多い地域でもある。
「白梅の塔」の前の小道を登っていくと、山形の塔、眞山之塔、バックナー中将戦死の碑などがある。
この「バックナー中将慰霊碑」は一連の戦跡の中で最も高い場所、小高い丘の上にある。
彼は1945年6月18日の偵察中に狙撃され即死、その翌日から米軍のすさまじい無差別攻撃が始まる。これはどう見ても『報復』だ。白梅学徒隊はこの巻き添えを食ったと言えるかもしれない。
近くにある、白梅学徒隊の自決壕は、見ての通りの洞窟。そこに米軍は“馬乗り攻撃”を仕掛けたのである。
“馬乗り攻撃”とは、地上から壕内へ手榴弾・黄燐弾やガソリンを流し込み火あぶりにするという、まるで害虫や害獣を駆除するような攻撃方法のことだ。
従って、白梅の女子生徒たちは「自決」したのではなく、虫けら同然に殺されたことになる。
極東裁判の中でこれらが問題にされた形跡はない。
そして、健児の塔や女子学徒碑等の非戦闘員の慰霊碑に比べると、なんと立派な慰霊碑であることか。
戦勝国だから立派な慰霊碑が建てられるのか・・・?
伊江島のアーニー・パイルでも同じ感覚を味わった。
見るだけで不愉快ではあるが、日本人としてしっかりと胸に刻みつけておくべきである。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.0
- 白梅の塔がわかれば大丈夫
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 1.0
- 気分の良いものではないが、しっかり見ておきたい
クチコミ投稿日:2012/06/02
いいね!:2票
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