東山三条から市バス、徒歩で参拝できる六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)
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- 旅行時期:2010/05(約14年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
東山・祇園・北白川 クチコミ:79件
六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)は、臨済宗建仁寺派の寺院で小野篁(おの の たかむら802−853年)が冥界に通ったと伝わる井戸で知られる。京阪電気鉄道五条駅から徒歩15分で参拝できるが京阪電気鉄道京津線の東山三条からだと市バス100、202、206系統に乗りバス停、清水道で下車して徒歩4分で参拝できる。
小野篁は夜ごと井戸を通って地獄に降り、閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていたと言い伝えられている。井戸は六道珍皇寺境内にあり,閻魔堂には篁作と言われる閻魔大王と篁の木像が並んで安置されている。
小野篁は愛欲を描いた咎で地獄に落とされた紫式部(むらさきしきぶ、970−1020年頃)を閻魔大王にとりなして地獄落ちから助けたという伝説もある。
小野篁は遣隋使を務めた小野妹子の子孫で孫に三蹟の一人、小野道風がいる名門家で834年に遣唐副使に任ぜられるが、乗船を拒否し朝廷を批判したため、嵯峨上皇の怒りを買い官位剥奪の上隠岐への配流に処された。840年許されて帰京・本位に復し847年には参議として公卿に列したが波乱に満ちた反骨の生涯だったようだ。
百人一首の「わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟」が広く知られている。
六道珍皇寺は京都の心霊スポットのひとつなのだろう。
- 施設の満足度
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3.5
- 施設の快適度:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.5
クチコミ投稿日:2012/02/10
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