汚染された川から透明度の高い水質へ

5.0
旅行時期：2012/01（約14年前）

by でかドラさん（非公開）

三島クチコミ：10件

平成の名水100選に選ばれた水の国「三島」のせせらぎスポット「源兵衛川」と「宮さんの川」を散策して来ました。
流域に蓮の花が植えられていた事から蓮沼川と第二次世界大戦後に正式名になった別名「宮さんの川」水の透明度からほたるも生息しておりほたるの里としても知られています。楽寿園の小浜池の湧水を源流としており、周辺住民の生活用水としても使用されています。昭和30年代から湧水が枯渇し水量が減り一時期はドブ川のように汚れてしまった過去があるそうです。地元住民が一丸となり「宮さんの川を守る会」を立ち上げ鯉を放流するなどの対策を取ったことにより透明度の高い水質を保っています。
一方、同じく小浜池の湧水を源流とする「源兵衛川」は「中郷温水池」までの約1.5?の灌漑用水路で川の名前の由来は河川工事を行った寺尾源兵衛さんから取られたものです。「宮さんの川」同様に昭和30年代に汚染がひどくなり、源兵衛川を愛する会が結成され地元住民により再生された河川といえます。
両者は三島市のせせらぎスポットとして知られ、特に「源兵衛川」は川辺にある石の道を歩くことが出来ます。透明度の高い水を眺めながら散策するルートは観光名所として沢山の観光客が癒しを求めて来ています。汚染された過去を持つ川とは思えない程の透明度より環境省選定の平成の名水100選に選ばれた程です。