美しい風景とは裏腹に、悲しい歴史のある乙女坂マリア聖堂
- 4.0
- 旅行時期:2010/11(約15年前)
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by sportcrossさん(非公開)
津和野 クチコミ:15件
JR津和野駅より、市街地とは反対側の山側へ。
乙女峠マリア聖堂があります。
*乙女峠マリア聖堂*
http://www.tsuwano.ne.jp/kanko/modules/gmap/index.php?lid=238&cid=45
ちょうど紅葉の時期で、聖堂ともに美しい風景でした。
津和野カトリック教会の乙女峠資料室でも一部展示されていましたが、
この乙女峠には悲惨な歴史がありました。
元々、この地(乙女峠)に建っていたのは光淋寺というお寺。
1868年、長崎の浦上で生活する戦国時代からのキリシタンの子孫153名を、
キリスト教から改宗させる為にこの地へ連行し、
日夜、残酷な拷問をかけ改宗を迫ったそうです。
拷問は叩いたり蹴ったりはもちろんのこと、
火であぶっても改宗しようとしない者は、
この「氷責めの池」に浸けられます。
無論、津和野の冬は厳寒の状態。
次々と犠牲者がでたそうです。
なお、この乙女峠マリア聖堂は、殉教者慰霊の為に
津和野カトリック教会の岡崎祐次郎神父によって
昭和26年(1951年)に建てられたそうです。
聖堂内にはこの悲惨な歴史がステンドグラスに描かれているほか、
殉教者のパネルや資料等も展示されていました。
- 施設の満足度
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4.0
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2011/02/18
いいね!:2票
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