源義経が追っ手から逃れた義経隠れ塔がある金峯神社(きんぷじんじゃ)
- 3.5
- 旅行時期:2010/04(約16年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
吉野 クチコミ:27件
金峯神社(きんぷじんじゃ)は吉野山最奥の青根ヶ峰のそばにあり、吉野山の地主神である金山毘古命(かなやまひこのみこと)を祀っており栄華物語(えいがものがたり)には藤原道長(ふじわら の みちなが966−1028年)が詣でたことが記されている。
義経隠れ塔は金峰神社脇の小径を下った場所に建つ宝形造・檜皮葺きの簡素な塔で追っ手に囲まれた源義経が屋根を蹴破って逃げたといわれ、「蹴抜の塔」とも呼ばれている。
吉野山奥千本には吉野と熊野を結ぶ大峯山を縦走する、修験道の修行の道・大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)があり道の脇には大峰山研修記念碑が並んでいる。金峯神社から大峯奥駈道を進むと高城山(標高702m、ツツジが城)の高城山展望台に出る。
1333年吉野城で北条幕府方6万の大軍と戦闘していた大塔宮護良親王(だいとうのみやもりながしんのう1308−1335年)は、「ツツジが城」の間道の機密が北条方に漏れ落城、村上義光(むらかみ よしてる、生年不詳−1333年)を残し高野山へ落ち延びた。村上義光は大塔宮護良親王の鎧を着て身代わりとなって自刃した。
高城山展望台からは東に三重県境の高見山、西に金剛葛城の連山、近くは蔵王堂が見渡せ
神さぶる 磐根(いわね)こごしき み吉野の
水分山を見れば悲しも の万葉集歌碑がある。
高城山展望台を下ると閼伽(あか)井、「牛頭天王社跡」の石碑をとおって吉野水分(みくまり)神社に出る。
吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)は、吉野山上千本にある水を司る天之水分大神(あめのみくまりのおおかみ)を主祭神とする神社で子授けの神として信仰を集めている。子守明神への両親の参拝祈願により本居宣長(もとおり のりなが、1730−1801年)が生まれ、豊臣秀吉(とよとみ の ひでよし1536−1598年)もこの地を訪れ豊臣秀頼(とよとみのひでより1592−1615年)を授かったなどの逸話がある。現在の社殿は自らの誕生御礼なのか1605年に豊臣秀頼によって創建されたものとのこと。吉野山奥千本には多くの歴史上著名な人物とのかかわりがある。
奥千本桜は高城山休憩所から良く見えるといわれるが、4月8日はまだつぼみが多く、4月15日頃が見頃とのことだった。
金峯神社---http://www.naraliving.com/sneaker/yoshino_02.html
日本の旅 関西を歩く 奈良県吉野山の奥千本、金峯神社周辺:http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10472757/
(写真は金峯神社の義経隠れ塔)
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 1.5
- 金峯神社までロープウエイ吉野山駅から徒歩約1時間40分。バスで約40分。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2010/11/17
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