聖徳太子が賊徒を平定するために建立したとされる桜井市の「山の辺の道」沿いにある平等寺
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- 旅行時期:2009/12(約16年前)
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by さすらいおじさんさん(男性)
桜井・三輪・山の辺の道 クチコミ:16件
桜井市の「山の辺の道」沿いにある平等寺は、581年聖徳太子(しょうとくたいし574−622年)が賊徒を平定するために建立し大三輪寺と称したのがはじまりとされるが鎌倉時代初期に三輪上人と称えられた慶円(けいえん1140−1223年)が開山したとの説もある。
仏教が皇室の保護を受けた奈良時代に仏は日本では神の姿を借りて現れた姿とする本地垂迹(ほんじすいじゃく)思想により神仏習合がすすみ、神社に神宮寺が創建されるようになり平等寺も大神神社の神宮寺として権勢をふるったそうだ。
1868年の神仏混淆を禁止し、寺院と神社を分離するように命じる「神仏判然令」により神宮寺としての仏教活動が禁止され、廃仏毀釈行動で二重塔や護摩堂など破壊された。 1890年以降再建が少しずつ進められ「平等寺」という名前に戻ったのは1977年とのことなので廃仏毀釈から再建がほぼ完了するまで100年以上かかったことになる。
明治維新政府が尊王思想を掲げ神仏混淆を禁止したことは已むを得ないとしても、日本中の貴重な仏教遺産を破壊した廃仏毀釈の嵐は蛮行だったといわざるを得ない。
平等寺---http://www.geocities.jp/byoudouji/keidaiannai.htm
日本の旅 関西を歩く 奈良、桜井市の平等寺周辺:http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10413624/
(写真は「平等寺」)
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 3.0
- 奈良県桜井市大字三輪38 JR三輪駅から徒歩10分
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2010/11/13
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