日本酒の神様 松尾大社
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- 旅行時期:2008/05(約18年前)
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by 山菜迷人さん(男性)
嵐山・嵯峨野・太秦・桂 クチコミ:1件
日本人はいつ頃からお酒と接したのだろうか。それは、我が国で最も古い記録である『古事記』の中に、須佐之男命が足名椎・手名椎神に命じて造らせた八塩折の酒(何度も繰り返して醸成した芳醇で強い酒)をもって八岐大蛇を退治し、櫛名田比賣を救ったと記されているように神代の昔にさかのぼる。
神話の世界はさておき、応神天皇(在位:応神天皇元年(270年)1月1日 - 同41年(310年)2月15日)の御世に、朝鮮半島から次々と外国の文明が伝来している。中でも応神天皇14年に秦造(はたのみやっこ)の祖、弓月君(ゆづきのきみ)が来朝したおりは未曽有の大移住であったと『日本書紀』に記されている。
その秦氏によって大陸の酒造りの技術がもたらされたのだ。また、秦氏は土木技術にも長けていたようで、灌漑工事に従事し松尾大社のある葛野あたりを開拓しているのだ。大宝元年(701)には秦都理が松尾大社の社殿を創建し、以後、松尾大社がお酒の神として崇敬されるきっかけとなっている。
というようなわけで、松尾大社は、日本酒党の聖地の一つなのである。
評価:☆☆☆
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5.0
- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
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クチコミ投稿日:2008/10/16
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