大阪市立東洋陶磁美術館と「安宅コレクション」
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- 旅行時期:2007/08(約19年前)
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by megmeguさん(女性)
キタ(大阪駅・梅田) クチコミ:6件
大阪市立東洋陶磁美術館は、大阪市が「安宅コレクション」を住友グループから寄贈されたことを記念して建てられて、東洋陶磁のコレクションとしては、世界第一級の質と量を誇るそうや。
開館25周年を記念して開催されてるんが、「美の求道者・安宅英一の眼 安宅コレクション」。
安宅産業は、かって日本の十大商社の一つやってんけど、1977年経営破たんし、伊藤忠商事に吸収合併されて消滅した。
安宅産業が、事業の一環として収集してた約1000点におよぶ東洋陶磁コレクションはメインバンクであった住友銀行が担保として引き継いでた。2年間かけて住友グループ21社で152億円を集めてコレクションを引き取り、美術館まで建てたうえで大阪市に寄付したそうや。
大阪府立中之島図書館も住友家第15代当主が建てて寄付しはってんて。
住友さんはすごいなあ。
この美術館の館長をしてはるんが、安宅産業時代の美術品室長を務めてはって、安宅氏とともにコレクションの収集に携わってきはった伊藤郁太郎氏。
作品の解説とは別に、入手に際しての裏話みたいなん伊藤館長のエピソードもある。どれも興味深いけど、特に国宝2点のがおもしろかった。
私は、海外のもんが国宝に指定されてることが、いつも不思議やと思うてしまう。
安宅英一氏は、経営者としてはめちゃくちゃやったみたいや。公私混同はすごいし、経営のことはわからんのに、ワンマンぶりはすごくって、泣かされた社員はようけおったと思う。
そやけどコレクションを観てると、芸術に対する目はすごいもんがあるし、執着とともに深い愛情を感じる。
展覧会は、収集した1951年から76年までを草創期、発展期、成熟期、整理期に分け、各時期の逸品が並べられてる。それが、また眼の肥えていく様子がわかって興味深い。
安宅氏と伊藤館長の息も詰まるような傑作の展覧会やった。
10月から来年3月まで美術館の改修工事で休館するので、その間、この展覧会は東京、福岡、金沢を巡回する。
東京のもまた観に行きたい。
2007年10月13日~12月16日 三井記念美術館(東京)
2008年1月5日~ 2月17日 福岡市美術館(福岡)
2008年2月29日~ 3月20日 金沢21世紀美術館(金沢)
- 施設の満足度
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5.0
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2007/08/29
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