宮古島本島の真ん中あたりにある「ファインダイニング 久玄達」。
牧舎を改築した一軒家のお店です。
周囲に何もない場所で...
続きを読む、灯りに虫が集まってくるので、ドアを開けたらすぐに閉めないと店内が虫だらけになりますね。
こちらのお店はプロフィギュアスケーターの村上佳菜子さんが、テレビ番組で紹介しているのを見て知りました。
店内には村上佳菜子さんのサインがいっぱい。
この日に飲んだドリンクは以下の通りでした。
村上佳菜子さん絶賛の「濃厚トマトサワー」(800円)
「宮古島産マイヤーレモンのレモンサワー」(800円)
「生絞りシークワーサーサワー」(800円)
お水は380円のミネラルウォーターしかないようなので、いただきませんでした。
メニューは仕入れによって毎日変わるそうです。
お勧めを聞いたら「上から順番に全部」とのこと。
取れたての魚介類から2品と、島野菜の2品をオーダーしました。
「宮古島No1 カツオ刺身」(1,690円)
生姜醤油のタレをかけて食べると、カツオ特有の臭みは全くなく、確かに美味しいお刺身です。
付け合わせの輪切りのミカンも彩よく味も良く、オーナーシェフのセンスが光る一品ですね。
「本日採れシャコ貝の刺身」(1,890円)
コリコリしてますが、思ったほど弾力はなく、サクッと食べられる貝刺しでした。
粗塩でもレモンを絞ってもわさび醤油でも美味しいです。
シャコ貝の肝はバターソテーにしてくれました。コレは美味しいに決まってますよね。
オーナーシェフは「サービス」と言ってましたが、料金はお刺身に含まれていますということですね。
こちらのお店、1日2、3組限定の予約制で、キッチンにはオーナーシェフの1人だけ。
メニューに「ワンオペなので・・・」と書かれていますが、サービスは確かにゆっくりしています。
入店時にはお客さんは私たちだけでしたが、30分後に2組目のご夫婦が来られて、ますますオペレーションは遅くなります。
入店して1時間が経過し、「スベリヒユのバジルサラダ」(1,590円)がようやく届きました。
モッツアレラチーズがふんだんに使われていて、見た目も味も良いですね。
ホントにこちらのオーナーシェフは、メニューのネーミングや素材の組み合わせ方、盛り付け方のセンスが良いンですね。
値段はちょっと高いですけど。
さてさて、待てど暮らせど最初にオーダーした4品目が届きません。
途中で若い女性が入ってきましたが、非番のフロアスタッフさんが妹さんを連れてきたようです。
シェフは「いま忙しいから適当に何か飲んでいて!」とは言わずに、食べものを用意して出してあげてました。
きっと私たちのオーダーは忘れてしまったンだろうナと思ってフロアスタッフさんに聞いてみると、「いまフライパンの上に乗っているのでもうすぐです。」だって。
オーダーして90分以上待って届けられたのが「伊佐さんちのオクラ バターしょう油グリル」(1,290円)
島オクラをバターしょう油で焼いて鰹節をトッピングしたダケのものです。
美味しいですけど、これほど待って食べたいものではありません。
このあと頼みたいと思っていた料理もありましたが、全部やめてこれで会計しました。
お支払いは現金のみ、合計で1万円超えでした。
サトウキビ畑のど真ん中にある一軒家で、風貌も島人(シマンチュ)に見えましたが、聞くところによるとオーナーシェフは宮古島の人ではなく移住組だそうです。
料理の腕と発想力は確かに素晴らしいですが、一番優れているのは有名人を使ったPRと低い原価率で映える創作料理を生み出す経営手腕だと思いました。
レンタカーで来たので帰りは運転代行を呼んで、3,400円ほどかけて宿に戻りました。
クチコミの評判はとても良いお店でしたが、私たちに2回目はありません。
料理の見た目と味が良ければ、コスパとオペレーションの悪さに目をつぶれる人には、オススメできるお店ですヨ。
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投稿日:2023/11/19