田原家五重塔

田原家五重塔は、大田沓掛地区で細長く田圃の続く、低地の横の山裾にありました。なお、道路上には案内板がありませんでした。田原...  続きを読む家は中世にこの地を治めていた豪族で、豊後の国主・大友家の親類筋の様です。当主・田原直平の供養塔として、１３３９年（延元４年または暦応２年）に築造されたものです。高さは４ｍ強とのことですが、石積みの上に建っているので、もっと高さがあるように感じました。  閉じる

投稿日:2022/07/25

田原家五重塔は大田沓掛の里を流れる桂川の近くにあり、太い孟宗竹の竹林を背負ったところにありました。田原家は大友家の分家筋に...  続きを読む当り、この地域に繁栄した家柄だそうです。この田原家五重塔は、沓掛城主だった田原直平の供養塔で、１３３９年（延元４年／暦応２年）の建造とのことです。完成時には塔の一番上に宝珠が載っていたそうです。覆屋など保護するものは何もありませんが、石の材質が良いのかどこにも傷んだところはありませんでした。なお、田原直平は近くの宝陀寺を開基しています。また、この地区は大田沓掛ですから、沓掛城もこの辺りにあったと思いますが、城址の様な案内は見掛けませんでした。  閉じる

投稿日:2022/06/22