大同2年(807年)天台宗祖伝教大師建立と伝えられる古刹で、正式名称は天台宗「硯山無量壽院長福寺」。
ご本尊は阿弥陀如来...
続きを読む、本堂の欄間には、波の伊八の“波の浮き彫り”が三面(1789年制作)あります。中央に「波に龍」左右に「雲に麒麟」が配され、「関東に行ったら波を彫るな」とまで言われた彫師、初代伊八(1751〜1824年)の力漲る作品で、そのダイナミックな迫力には圧倒されてしまいます。
境内には、源頼朝伝説にまつわる「筆掛けの槇」と言われるイヌマキの美しい巨木があります。又、寺宝の硯(中国伝来の端渓硯:銘「無量壽」)が展示されているお堂があり、頼朝がこの寺に立ち寄り平家追討の書状をしたためる際差し出されたその硯の余りの見事さに、寺の山号を「硯山」と命名したそうです、その見事な大硯は是非一見の価値があります。
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投稿日:2015/08/11