伊良部大橋の開通によって宮古島と陸続きになった伊良部島に於いて、橋を渡ってから一番手軽に利用できるビーチと言っても過言では...
続きを読むないと思います。伊良部大橋を渡り左方向へととって行くと、下地島との境付近に広がる渡口の浜は、宮古空港から車で20分程で到着する頃ができます。弓状の砂浜が約800m程続く砂浜海岸は、時期によっては海水浴場としてよりも観光地の要素が高く、春先では観光バスが到着する度に多くの観光客が下車し、景色を楽しみます。
浜を二分するように旧渡口桟橋と防波堤があり、それが外洋を遮断するような形で穏やかな海水浴場を造りだしているようにいるように思えます。以前宮古島平良港と伊良部島渡口港を結ぶ航路がありましたが、昭和15(1940)年に起こった伊良部丸の遭難事故。渡口港に迎えに来た住人の目の前での事故によって73名の犠牲者を出しました。航路の欠点で起こってしまった遭難事故によって、宮古島と伊良部島を結ぶ橋梁の必要性が言われたことはこの事故がきっかけになったという意見もあります。
4月半ばでそれ程暖かい日ではなかったものの、伊良部大橋を利用してこの地を訪れる観光客は結構の数だったように思います。事故のことも時とともに風化してきているようにも思うものの、やはりその理由は考えなければならないと思います。
余談ですがこの渡口の浜、海水浴客で賑わっている時ならまだしも、空いているときはあまりにも目立ちます。ゆっくりとは出来るかも知れませんが、逆に景色から浮いてしまうこともありますのでご注意下さい。ビーチ手前にある海の家では有料のシャワーサービスがありました。
閉じる
投稿日:2016/01/09