新横浜(横浜市港北区)にある、横浜国総合際競技場と言えば、2002年のサッカーのFIFAワールドカップ(以下ワールドカップ...
続きを読む)・決勝が行われた会場として記憶されている方も多いのでは?
尚、Jリーグ、横浜マリノスのホームスタジアムでもある。
3年半の工事の末、1997年10月の竣工。サッカーのワールドカップはその5年後の2002年であり、ワールドカップ決勝戦を念頭に建設されたとも言える。
現在は、"日産スタジアム" の呼称が分り易いが、この命名権は2005年に日産自動車が獲得して、現在に至る。
●構造&収容観客数 : 国内最大・72,327人収容可能。高さ約52mの7階建てで、4~7階が観客席(1~3階は駐車場、管理・業務エリア)となっている。
●アクセス : JR東日本在来線・横浜線、東海道新幹線、横浜市営地下鉄の新横浜駅より徒歩15分ほど。また横浜線の小机駅からも10分ほど。
また、スタジアム前のバス停からは、溝の口駅(JR南武線, 東急田園都市線)まで第三京浜経由の高速路線バスが、ほぼ30分毎に運行されていおり、所用40分ほど。
第三京浜の港北インターからも至近。
公式サイト
https://www.nissan-stadium.jp/
■但し、サッカー・スタジアムとしては大きな問題あり (>_<)
2002年のワールドカップの決勝戦会場であった事もあり、サッカーとの関係が深い様に思っている方も多い様だが、残念ながらサッカー用としては、大きな問題があり、現在ではFIFA(国際サッカー連盟)管轄の公式試合・ワールドカップ予選等では、ほとんど使用されない。
総合競技場のため、陸上競技のトラックが設けられており、サッカー観戦での迫力が感じられないのである。特にグランドに近い低階層では、傾斜の緩さもあって、サッカーファンには頗る評判が悪い。
この影響もあり、2014年のブラジル大会以降のアジア予選では、大半がサッカー専用の埼玉スタジアム2002での開催になってしまった。
また近年、FIFAのワールドカップの開幕戦と決勝戦の開催スタジアムのスペックが、80,000人以上のキャパシティと決定され、現在の日産スタジアムでは開催不可能となっている。
日韓共催ワールドカップの決勝戦会場も、すっかり「過去のもの」になってしまった訳である。
尚、ワールドカップの様なFIFAが管轄する公式戦を開催する機会は、ほとんどなくなったが、親善試合やキリンカップなどの準公式戦での開催は従来通り可能。
それでも、主要な試合は、さいたまスタジアム2002の様なサッカー専用スタジアムでの開催が多くなっている。
仮に将来、再び日本でワールドカップ開催の機会が巡って来ても、現在の形の日産スタジアムでは、開幕&決勝は開催出来ない訳である。
そんな事を思いながら、2019年7月19日に親善試合の、川崎フロンターレ VS チェルシーFC (イングランド) を観戦した・・・やはり観戦しにくい (ToT)
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投稿日:2019/07/20