創業以来「一客一亭」のおもてなしを貫く料亭です。
実は、今回で3度目の予約。
前2回は諸般の事情でキャンセル。
今回...
続きを読むの金沢訪問では一人旅での予約でした。
それでも受け付けて頂ける数少ないお店で感謝しています。
是非利用したかった「御亭の間」は茶室仕様で江戸時代末期に建てられたもの、今日では珍しい楓で葺かれた天井、栗の木に精微な美しい細工を施した手摺など往来の建築技術を窺い知ることができます。
伝統ある仕様のお部屋に女一人で床の間を背にして座るなんていう、何だか落ち着かない贅沢を堪能できました。
以前はこの部屋に宿泊も出来たとのことで、洗面所もトイレも併設されていましたが、今は食事のみのお部屋として利用されているそうです。
注文は「菊姫の冷やおろし」以外、込み込みで2万円でお願いしました。
中居さんは終始同じ方。
出迎えから見送りまで担当してくれました。
雨が降っていたのですが、離れの個室の為、着物の裾を濡らしながら調理場からお料理を運んでくれました。
「のど黒の塩焼き」には感動!
脂の乗ったこんなに贅沢な大きなのど黒を味わったことはありません。
一人で来ても10人で来ても調理の手間は同じなのに「一人客」でも受け付けてくれるお店の姿勢に重ねて感謝します。
調理場の皆さんにも宜しくお伝え下さいとお願いしました。
お支払いの際、こちらも新券の現金を用意して行きましたが、お釣りは勿論ピン札で返ってきました。
「加賀の郷土料理に京都の粋を取り入れ、重厚さの中にも洗練された味わいを醸し出す料理。地元の旬の食材をふんだんに使い、見た目にも愉しんで貰う為に様々なアレンジを加え、また九谷焼・大樋焼・輪島塗などの器をおしみなく使い、料理を惹き立てている」のだそうです。
「 城下町金沢を代表する料理旅館として歴史を積み重ね、 皇室、歴代首相らが泊った名宿として今に至っている」のだとも、HPで拝見しました。
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投稿日:2015/11/16