銀座一丁目駅から徒歩数分の立地ですが、首都高のガード脇の小さなビルの2階という分かりづらい場所にあるカレー屋さんです。
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つい先日放送された「行列の出来る法律相談所」で、辛口コメントで知られるグルメ評論家の友里征耶氏がこちらのお店の「ときえカレー」を推薦していました。
お店の存在は以前から知っていたのですが、「ときえカレー」なるものは、番組を見てはじめて知りました。好奇心を掻き立てられ、ランチで訪問してきました。
ランチのピークを外し、13時にお店に着くと、店主と思われる方が店の前で水を撒いていました。狭い階段を上がっていくと、店内はほぼ満席でしたが、相席で着席する事が出来ました。
カレーのメニューは数種類ありますが、初めての方にお勧めですというツインカレー(2種類の盛り合わせ)をオーダー。カレーは、お目当ての「ときえカレー」と「辛口伊達鶏カレー」を選択しました。
この2種類の他に一番辛い「じゃがカレー」と一番マイルドな「キーマカレー」がありますが、「じゃがカレー」には“初めてご来店された方はご注文できません”と注意書きがあります。辛さゆえのレギュレーションなのでしょうか?
オーダーして10分少々でツインカレーが運ばれてきました。同じタイミングで、小さなサラダと小さなヨーグルトも供されました。
伊達鶏のカレーは、思ったほど辛くありませんでした。特筆すべきものは感じませんでしたが、美味しくいただきました。
続いてお目当ての「ときえカレー」ですが、こちらはハーブの香りを強く感じます。恐らくはローズマリーをはじめとした多種のハーブとスパイスを使用していると思われます。具材としては、鶏肉や柔らかくなるまで煮込まれたキャベツ、更には2尾の海老がカレーの上に乗って出てきます。
このカレーは、はっきりと好き嫌いが分かれのではないかと思います。ハーブが苦手な方にはあまりお勧めできないと感じました。
放送では、スタジオで食した皆さんが「美味しい!」と言っていた記憶がありますが、そのように万人受けするものとは思えませんでした。
私自身はハーブは苦手ではありませんが、このカレーは、面白さは感じるものの、あまり好みのカレーではありませんでした。
「クセになる」とか「病み付きになる」という類のものではなく、途中でやや飽きてしまいました。ツインカレーでなく単品で注文していたら、残してしまったかも知れません。
お客さんはほとんどが男性客でした。
店内は非常に狭く、相席が前提なので、窮屈な感じがします。カバンを置くようなスペースもありません。椅子には背もたれがなく、食後にゆっくりするような雰囲気のお店ではありません。
入口には「冷房中につき入口の扉を閉めてください」なる張り紙がありましたが、店内は涼しくありませんでした。
室温28℃と言ったところでしょうか?
あえて高めの設定なのか、冷房能力が気温に追いつかないのか?
背中に冷気が当たったり途絶えたりという事から推察するに、前者だと思いました。
辛口を含む2種のカレーを食べ終えると汗びっしょり。一気に体内の水分が汗となって噴き出した感じでした。
ツインカレーのお値段は1400円。手がかかっているのは分かりますが、ランチでいただくカレーのお値段としては、“いい値段”だと感じました。
事前の期待が高すぎたのかも知れませんが、特に印象に残ることもなく、食後感としては、やや残念な想いが残りました。
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投稿日:2012/08/29