関西では珍しい標高約900mに位置する、琵琶湖西部・比良山系の高層湿原で、修験道の行場として尊ばれてきた明王谷の上流、奥ノ...
続きを読む深谷の源流にあたる。
国定公園特別保護区に指定されており、四季折々の花々が咲くが、1962年に比良山スキー場ができるまで、面積は今の倍近くあった。
スキー場開設と共に比良登山リフトや比良ロープウェイも開業し、JR比良駅から路線バスでそれらの乗り場に行って乗車し、山上駅まで行くと、八雲ヶ原湿原までは徒歩僅か20分足らずだった。春から秋にかけては、多くのハイカーや観光客も訪れた。
しかし2004年3月、スキー場と共にリフトやロープウェイ、バス路線が廃止されると、観光客の姿は途絶えた。
ハイカーや登山者で公共交通機関を利用する者は、JR比良駅から登山口(大山口)まで1時間20分ほど歩かなければならなくなった。
しかし自然保護の観点からすると、その方がいいのかも知れない。
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投稿日:2016/08/04