星野さんが入って経営者の変更が有った施設の様です。　全体的におしゃれな感じ。でも、宿としては機能がイマイチ！？　「やはり一度傾いたお宿には、それなりの訳が有るな」と、つくづく感じました。

《大浴場・温泉》　

・宿泊棟とは別棟で、かつ、離れて施設は配置されています。
　また、道すじには屋根が無いので、雨雪等の悪天候時には、雨具が必要。
　さらに浴衣での出歩きは不可ですので、温泉に行く際には、ご注意を。
　なお、宿泊棟の場所によるでしょうが、気温が低い時期には、温泉行くにも防寒着を着用しないと身体が冷えてしましそうですよ。
　
・場所が分からず、発見するまでに、かなりの時間を要しました。
　なお、他の人も捜していましたので、私だけの問題では無いと思います。
　
・大浴場棟には、「入口で、暗証番号入力して入棟するシステム」だったと思います。
　でも、もしかすると「専用の鍵が無いと、入棟出来ないシステム」だったかも。
　正確に覚えていません。ごめんなさい。
　とにかく、通りすがりの人は入棟出来ないシステムでした。

・脱衣所・洗い場・内風呂は勿論男女別々です。

・露天風呂（混浴風呂のみ）へは、内風呂を通過してから出られますが、出入り口に置いてある湯着を着用して、露天風呂へ出ます。
　昼間の混浴はかなり抵抗が有りましたが、夜は何とか我慢して入りました。
　でも、好んで入りたい湯船ではなかったですね。
　救いは、星空見ながらのお風呂は、気分が良かった事かな。

＊　注意　私が宿泊した際には、朝は使用不可でした。
　外気温が朝は相当低そうでしたので、朝風呂入りに出かけるには、しんどそうな気候でしたので、私は朝風呂は入る気は有りませんでしたので、問題有りませんでした。
　でも普通は、温泉風呂が有れば、朝風呂には入りたいですよね！？


《　部　屋　》

・最上階の広めのテラス付きでしたが、テラスからの眺望は、お空と建物のすぐ前に植えてある木立のみでした。
　八ヶ岳は、当然望めませんでした。がっかり。

・部屋のレイアウトは、メゾネットタイプでした。
　２階がベッドルームに成っており、ベット横にロッカーが在るのですが、ベットに座らないと、物の出し入れが出来ない狭さでした。
　１階は、カウンターバーの様なテーブルと椅子のコーナーが在り、何となく違和感を感じましたが、他は一般家庭のリビング風で、結構、くつろげました。

・部屋の出入り口は、むき出しの外階段を登ってすぐの所に在り、まるで個人宅の玄関と同じ状態ですので、セキュリーティー面で、不安を感じました。
　なにせ、レジデンス棟の目の前は、ピーマン通りと言う商店街で、誰でも通行が可能な、公道の様な通りです。
　従って宿泊者以外の誰でも、各部屋の玄関前に侵入出来る環境の空間でしたので、夜は特に怖かったですよ。


《　水　周　り　》

・タ オ ル：
宿泊人数分の、バスタオルと普通のサイズのタオルが、１枚ずつのみの提供。
　リゾートホテル風で、宿泊料金がお高めなので、私は先入観で、当然ハンディータオルも標準提供品と思い込んでしましたので、フロントに「ハンディータオルがセット忘れされていので、部屋に入れておいて下さい」と、クレームしてしまいましたが、このホテルでは、違う様でした。　失礼申しあげました。
　また、フロントに「追加でもう一組タオルを頂きたい」とお願いしたら、「何で追加のタオルが必要なんだ風の事」を、言われてしまいました。
　追加のタオルは頂けましたが、こんな事を言われたホテルは初めてでした。　
　「さすが、一度傾いたお宿様なので、経費の節約をしているのかな」と、ふと考えてしまいましたよ。あしからず。
　だってリゾートホテル風で、宿泊料金がお高めなに、ビジネスホテルレベルなんですものね！　

・バスタブとバスルーム床との境目には、湯船から溢れ落ちたお湯が流れるガランが在りません。
　また、シャワーカーテンも有りません。
　私は、この事に気が付かなかったので、バスタブを使う前に、周辺の壁にシャワーを掛けて軽く掃除をしたら、バスルーム床が、ビショビショに成っていました。
　壁伝いにお湯が、床に流れて落ちてしまった様でした。
　追加のタオルを頂いておいて良かったと、ほっとした瞬間でした。
　普段は、追加のタオルが欲しいと思わないのですが、この時には、胸騒ぎがしたのかな！？
　ちなみに、昨年宿泊したブセナ・テラスのバスルームにもガランが在りませんでした。
　けれども、ホテルからのお願い事として、お風呂利用時にはご注意下さいとの、事前の告知が行われました。
　こんなちょっとした気配りが、ホテルの格を上げるのだなと感じておりますよ。　

・バスタオル掛けスタンドの位置おかしい。
　バスルーム床ではなく、バスタブの湯船口と同じ高さにつながった目地床にスタンドが設置されているので、バスタブをよじ登り、かつ、湯船口と同じ高さの目地床を、４〜７歩程歩かないとバスタオルを取れないのですよ！！
　こんな作りの宿は、初めてでしたので、ものすご〜く不便で変な気分に成りました。　　きっと、設計ミスなんでしょうね！？
　「こんな使い勝手の悪さが、元のブランド下のホテル時代にお客様が離れた要因かな！？」と、感じました。
　

《　料　理　》

◎　夕食はレストラン「オト　セッテ（８７）」：
　お料理の料金はツアーでしたので、不明ですが、ホテルのＨＰを見ると、結構よろしいご予算が必要なレストランの様です。
　料理の盛り付け方は、今風の大きな皿に、小さなサイズの料理が散りばめられた皿、又は、大きな皿の中心に小盛りにサービスされるスタイルでした。
　見た目に綺麗なんですが、思わず「こんなに小さな料理を沢山作るのは、さぞかし大変だろうな〜ぁ！？火加減等注意しないと、すぐに丸焦げに成りそう！？」等と、考えながら頂きましたよ。
　また、デザートが確か２種類サービスされて、その内の生チョコ類は、希望者には土産用にＢＯＸに入れてくれました。

◎　朝食は「ＹＹグリル」のブフェ：
　店内が混み合っていた様で、入店時に少々待たされました。
　料理：前夜に夕飯を摂った「８７」が美味しかったので、「ＹＹ〜」も期待したのですが、期待外れでした。
　野菜が美味しかった事が救いですが、肝心の調理した料理がのお味と触感が、私の好みでは無かったので、残念でした。
　『ツアーに付いていた夕飯処が、「８７」で良かった！！』と、安堵してしまいました。
　料金がかなり違うので、仕方が無いのかもしれませんが、でも、同じホテル内なので、もっと「８７」に近付けて頂きたいですね。


　《　総評として　》
　星野ブランドに成ったので、人気が有るホテルの様ですが、所詮は１度傾いた宿らしいのです。
　傾くには訳が有るのだと、しみじみと感じたホテルでした。
　見た目はお洒落でも、宿泊施設としての機能面が悪ければ、リピートしたく無く成りますので、当然でしょ！

　あれ、でも、今も星野ブランドで営業中でしたね。
　営業成績は、どうなるのかな！？
　ピーマン通りの商店街は、平日だった為か、お客様がほとんど居らしゃらなかった様でした。
　取り合えづは、もし友人知人達がこちらに宿泊を検討していたら、私は薦めたくない宿の１軒に感じています。
　でも、「８７」はおシャレで美味しかったし、ピーマン通りの商店街を冷やかすのも楽しかったですよ。
　また利用出来なかった「スパ」の施設も良さそうでしたので、ビジターとして訪れるには、良さそうですよ。
　と言う事は、ビジターだと各施設の利用料金が高く付きそうだし、東京からは少々遠方なので、１回は話のタネに宿泊してみるのも良いかもね！？
　ちなみに私は、タイマイはたいてまでは、リピートしないつもりですよ。
　でも、一人で宿泊しても、朝食付きで５,０００円位の格安プランが有れば、利用出来なかったスパ狙いでリピートするかもね！？
　夕飯代に１万５千円位は掛かる「８７」はお高すぎて、リピートは出来そうに無いですがね。

　 ☆ご参考：

・このホテルは、バブル時代に「リゾナーレ小淵沢」と言う名称で開業した会員制の高級ホテルだった様ですが、傾き、星野リゾートが引き継いで営業している様です。
　星野リゾートさんは、傾いた施設の救世主的企業の様ですね。
　私が以前宿泊した三沢の大型の宿（昭和天皇陛下もご滞在された格の宿）が、いつの間にか青森屋と名称を変えてしまったと思っていたら、星野リゾート化中です。

・「ピーマン通り」は、このホテルが紹介される際に、しばしば用いられている写真の風景中の通りの名称です。
私が訪れた時には、ハロウィーンのディスプレイがされていて、それなりにハロウィーン気分を楽しまして頂きましたよ。
　

クチコミ投稿日：2014/09/21