別府湾を一望する高台にある、別府八湯の一つ、観海寺温泉。
1944年に「旅館杉の井館」として開業後、規模拡大により別...
続きを読む府を代表するホテルとなったが、時代の変化に対応できず、2001年に民事再生法の適用を申請。
当初のスポンサー加森観光(北海道)が退いた後、オリックス不動産の「ORIX HOTELS & RESORTS」の傘下に。2020年から客室棟の大規模建替えに着手、2025年に星館が開業し、客室総数791を誇る別府最大のホテルとなった。
客室棟の中心に位置する「杉乃井パレス」には、展望露天風呂「棚湯」や温水プール、レストランなどがある。
客室棟は虹館(2021年,8階,155室)、宙館(2023年,14階,336室)、星館(2025年,13階,300室)の3棟。
今回予約したのは、フラッグシップ棟である宙館のプレミアムスタンダード海側(33.9㎡)だったが、デラックス海側( 46.8㎡)にアップグレードしてくれた。
内装は絵画やタペストリーの類もなく、シンプルというより簡素。
ベッドはフットベンチ付のワイドシングルが2台。窓際のコーナーにソファベッド、椅子1台づつとテーブル。バスタブ付のバスルームとトイレは勿論、別々。洗面所もダブルシンクで十分な広さ。
無料WiFi、冷蔵庫、ポット、金庫、ドライヤーなど、設備・アメニティーに不足はなく、設備が新しいだけあって、USB端子も。液晶テレビも65インチの大型。
温泉大浴場は宙館13階「宙湯」(15:00~24:00,5:30~10:00)と杉乃井パレス2階「棚湯」(5:30~24:00)の2か所。男女別に内湯・露天・サウナがあり、入替なし。どちらもバスタオルとタオルを無料で貸し出してくれるので便利。
まずは「宙湯」へ。宙館(全客室)と星館(海側客室)の宿泊者限定の大浴場。
「最上階、 海抜約250mからの開放感あふれる大パノラマ」を期待して行ったところ、この日は風が強くて、湯舟から出ると寒い。確かに、別府の街や湾の眺めはいいが、ゆったりと湯に浸かりながら眺める気分ではない。
そういえば、東京湾沿いにあるホテルの展望露天風呂(11階)でも、強風でお湯が水の飛沫になって降りかかり、寒くて入っていられないことがあった。高層階の露天風呂には気をつけるべし。
翌日は「棚湯」へ。5段の湯船を棚田状に広げた展望露天風呂は、2003年11月オープン。その後、各地に広がった「棚田状露天風呂」の元祖らしい。
2階とはいえ、ホテル自体が高台にあるので、別府の街や別府湾の眺望も十分。ここなら「宙湯」のように強風に悩まされることもなさそう。棚田状の湯船も雰囲気があり、ゆっくり浸かっていたい気分になる。
夕食(17:00~21:00)はビュッフェレストラン「シーダパレス」(杉乃井パレス2階)。宙館には1階に「TERRACE & DINING SORA」というレストランもあるが、料金が異なるので、今回はリーズナブルな「シーダパレス」プランに。違いは(1)食材に差がある(行ってないのでわからないが・・・)、(2)宙館から杉乃井パレスまでは4~5分程歩かなければならない、(3)子連れが多いのでちょっと騒がしい、こと。それでも、料理の品数は十分過ぎるほど。大箱ホテルのビュッフェは見た目重視で味はイマイチというケースが多いが、刺身は旨いし、水準以上の品が多かった。
ソフトドリンクは勿論、酒類もビール、ワイン、日本酒と飲み放題。そのため利用時間は「目安:100分間」の制限付き。
ウイスキーの飲み放題に「竹鶴」があって目を疑った。目立たないところにあるせいか誰も飲んだ気配がない。太っ腹な品揃えに感謝しながら、有り難く頂いた。他にもアイスが4種(チョコ、バニラ、抹茶とソフトクリーム)もあるし、「シーダパレスプラン」もなかなかどうして、侮れない。
朝食(7:00~10:00)も、「シーダパレス」。品数も豊富。
「別府最大のホテル」は、その大きさに圧倒される。まず、巨大ショッピングモールのような立体駐車場はどこに駐車したらいいのか迷う上、ホテル入口までの(遠い)距離に気が滅入る。雨でも降っていたら、どうするんだろうか?
レストランは夕食も朝食も、まず入口で行列に並ばないといけない。店内の料理の前は言うに及ばず。しかも、騒がしい。
大浴場(棚湯)でさえ、開始(5:30)の少し前に行ってみたら、既に行列ができていたほど。なんだかなぁ、という気分。
大浴場やレストランの食事はいいと思うが、大きさ故のデメリットが目につくのは残念。(2食付で)2万円台後半といいお値段にしては、「フラッグシップ」館の客室は質素に過ぎる気も。
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