2017/03/19 - 2017/03/20
34位(同エリア256件中)
RAINDANCEさん
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静岡県東部、西伊豆の賀茂郡の町である松崎を訪れました。駿河湾を望む入り組んだ海岸線にあり、江戸の建築様式を残す古い街並みや、雲見温泉などの温泉を擁する西伊豆の中でも風情ある町です。
★レトロな「なまこ壁」の街並みをはじめ、西伊豆の歴史ある小さな町を散策し、海岸沿いの景勝と綺麗な海に心洗われる。
★雲見温泉の民宿に泊まり、お得な料金で温泉と新鮮かつボリューミーな海の幸を満喫。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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伊豆スカイライン経由で西伊豆方面へ。
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途中、天城付近を通るとちらほらと目につくわさび園。
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桜の開花もちらほらと。
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松崎町に入り、雲見温泉へ向かいます。
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雲見温泉に着く前に、松崎町の「中瀬邸」の横にあるPに駐車し街並み散策へ。
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那賀川に架かる「ときわ大橋(なまこ壁の橋)」。
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橋から那賀川を望む。
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まずは、明治初期の呉服商家「中瀬邸」へ。
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母屋では、呉服問屋が再現されています。
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中瀬家は、呉服の商いで財を築き大地主となったそうです。
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旧い道具や調度品の数々。保存状態が良い品々に見えます。
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当時が偲ばれる写真も数多く。
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看板も、レトロでいい感じです。
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帳場。
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離れのギャラリーへ。
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裏庭。
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松崎でロケが行われたドラマにちなむ展示。
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結構いろんなドラマが撮影されたようですね。
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橋を渡って「松崎町観光協会」の建物。
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その近辺に並ぶ「なまこ壁」の建物。
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なまこ壁とは、壁に平瓦を並べて目地に漆喰をかまぼこ型に盛り上げるという施工が施された壁です。
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その形が海の「なまこ」に似ていることから名付けられたそうです。
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なまこ壁は風雨に強くて防火・保温性も良かったので江戸時代以降各地で作られるようになったのだとか。
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今では、ここ松崎町や下田市の旧市街、岡山の倉敷や山口の萩市などに、このなまこ壁の街並みが残っています。
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「長八記念館(浄感寺)」へ。
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江戸時代の左官の名工であり芸術家の入江長八は、ここ松崎の出身だそうです。
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弘化2年(1845年)にこの寺を再建するにあたって、長八が江戸から弟子を引きつれて描いた天井絵。
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この彫刻も長八作です。
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長八による江戸の作品は、火事や震災や空襲でほとんど消失してしまったそうです。
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ということで、ここにある作品は希少価値があるらしい。
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寺の庭にはつくし。
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こちらは、記念館の近くにある「伊豆の長八美術館」。
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付近にはお土産センターもありました。ここでお土産を購入。
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さて、町歩きの後は雲見温泉へ。松崎町の中心から南西へ4~5kmほどでしょうか。
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今回お世話になるのは、ここ「民宿 富久三苑」さん。
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雲見海岸からもそう遠くなく、かつ千貫門ビーチへの遊歩道が近く、好立地です。
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天然温泉と海の幸が破格の料金で満喫できる民宿でした。
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客室。
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設備・備品は充分。
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共同の洗面所。
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窓からの景色。裏手には小さな川がありせせらぎの音が聞こえます。
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ではさっそくお風呂へ。まずは露天風呂です。
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川を望む露天は気持ち良いのですが、こちらは温泉では無いです。
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一方、貸切の内風呂が2つあり、こちらは掛け流し温泉です。
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こちらは岩風呂。
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こちらはタイル風呂。
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ということで、ゆっくり温まった後はお待ちかねの夕食。
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新鮮な刺身の舟盛を前に、まずは温まった体に冷たいビールを流し込みます。
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焼物に…
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天ぷら…
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やはり日本酒が欲しくなりますねぇ。伊豆市の万代酒造の「伊豆の里」で。
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鍋も魚貝がメイン。この宿泊料でこの鮮度とボリュームはお得です。
ご馳走様でした! -
翌朝…
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朝食会場。
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朝食もご覧の様にしっかりとしたメニュー。
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湯豆腐付です。朝から満腹。
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チェックアウト後、雲見温泉の周辺散策へ。
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雲見浅間神社の入口の鳥居。ここから上がって海抜163mのところに本殿があるのですが、ここは控えて...
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こちらの遊歩道を登ります。
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この峠を越えると見えてくるのが...
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...千貫門の島。
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千貫門ビーチに下りてきました。
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ビーチから見る「千貫門」。この岩塊は、海底火山のマグマの通り道が地上に隆起した岩に、海蝕洞が開いたものです
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パリの旅行記で披露させていただきました”凱旋門ヘルメット”に続く、”千貫門ヘルメット”。
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海蝕洞の向こうに見える船。
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ごつごつした海岸ですが、水は澄んでいて本当に綺麗。
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岩場に集うウミネコたち。
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...と、釣り人。
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ここから、さっき登らなかった雲見浅間神社の本殿が見えます。
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ここです。屋根だけ見えてます。
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遊歩道を引き返して雲見海岸へ。
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海岸の傍らに、「雲見くじら館」があります。1977年に雲見港に迷い込んだセミクジラの骨格標本です。
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更に「石部の棚田」に寄った後...
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...「室岩洞」へ。
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江戸時代から昭和29年頃まで稼働していた石切り場です。
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洞窟部の広さは約2千平米もあり、手掘りのノミの跡や地下水のたまった石室跡などは、ほとんど当時のままなのだそうです。
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あちこちに、石切り職人の人形。
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切り出された石材は伊豆石と呼ばれ、耐火性に優れていたのだとか。
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そのため、土蔵や倉庫、建物の基礎石、かまど、長州風呂(五右衛門風呂)用として広く使われていたそうです。
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ここから、切り出した石を船に積んでいました。
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最後に向かったのは、国の重文に指定されている「岩科学校」。
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明治13年(1880年)に建てられた、伊豆地区最古の小学校です。
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社寺風建築様式とバルコニーなど、洋風様式が取り入れられました。”岩科学校”の額は三条実美の書で、その上の龍は入江長八が彫ったとされています。
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エントランスの受付。
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建物は平成2~4年に改修され、明治13年の形に復元されたのだそうです。
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学習風景の再現。
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古い教科書などが展示されてます。
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国語らしき教科書。
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昭和初期と思われる写真も。
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これはベストショット!
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欄間。
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ここには、入江長八の傑作とされる千羽鶴が壁面に描かれてます。
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学校を見終えた後は、旧岩科村役場を改装した「開花亭」へ。
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松崎のお土産販売に...
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漬物の試食をお茶と共に出していただきました。(その後漬物購入)
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ちょっと暑かったのでアイスも。
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開花亭の天井にも漆喰。
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西伊豆の松崎町、小さな町ですが豊かな自然と景勝に恵まれ、歴史を紡ぐ街並みはいくつかのドラマがロケ地に選んでいるように風情溢れるものでした。
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