2017/03/18 - 2017/03/19
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RAINDANCEさん
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静岡県最東部、神奈川県と接する市である熱海を訪れました。古くから湯治場として知られ、明治以降は一大保養地として栄えながらもバブルがはじけて以降は衰退、近年は首都圏からのアクセスの良さ(新横浜から熱海なら新幹線で30分)でかつてほどではないものの賑わいが戻りつつある様です。
★熱海市街からは離れた静かな漁港町である網代温泉に泊まり、かけ流し温泉とともに絶品の海の幸をいただく。
★熱海の街では、樹齢二千年の大楠が立つ歴史ある神社や、大正時代の別邸、芸妓の施設などを訪れ、熱海の歴史と文化を垣間見る
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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相模湾を左手に、国道135号で熱海方面へ。
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真鶴道路を経由。
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熱海ビーチラインを経て…
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湯河原の吉浜海岸を抜け…
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熱海市街は一旦スルーし、熱海市内の網代温泉へ。
熱海市街に近い温泉旅館を探ってみても、なかなか私好みのコスパの良さそうなこじんまりした源泉掛け流し宿が見つからないので、網代まで範囲を広げてみました。 -
この日は網代温泉の宿「民宿 作五郎丸」さんにお世話になります。
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エントランス。
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客室。
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共同の洗面所。
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お茶菓子セット。
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客室の窓からの風景。目の前は相模湾。
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この宿のウリの一つは、この屋上露天風呂。
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この民宿の建物の上にこんな立派な露天風呂?という意外性。
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いい香りの源泉が注がれています。
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民宿と侮ること無かれ、質の高い温泉かと思います。
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そして最大のウリはやはり"魚"、風呂上がりにビールを頼んだら付いてきたつまみがこれがまた絶品。
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その後の夕食も、これまた絶品。
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日本酒を頼まずにはいられません。
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焼きカマス。
漁港である網代の旬の魚が次々に登場。 -
かつてホテルや旅館で腕を磨いたという、料理人のご主人自らが新鮮な素材を用いて施す品々。
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美味いご飯で締めて、満足度高し!
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翌朝…朝風呂へ。駿河湾の先には朝日に照らされる熱海市街。
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朝食のアジもふっくらジューシーで絶品!
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チェックアウト後は、網代漁港をちょっと散歩。
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おー干されてる。干物。
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小さな社。海の安全と漁を祈願して、でしょうか。
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漁港の水揚げ場所。
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ウミネコだらけです。
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さて、網代を後にして熱海の市街へ向かいましょう。
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熱海市街に入りまず向かったのは「起雲閣」。JR熱海駅から南西に2kmほどに位置します。
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元は、大正8年(1919年)に“海運王”内田信也氏の別荘として建てられたものだそうです。
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広い庭園を囲んで、日本家屋の本館と、各国の建築様式を融合させた洋館が佇んでいます。
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本館の和室。
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青い壁は珍しいですね。
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本館の2階から、少し歪のある大正ガラス越しに庭園を望む。
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続いて、2代目の所有者である“鉄道王”根津嘉一郎が建てた洋館へ。こちらは一転して当時としては洋風モダンな雰囲気の「玉姫」。
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ここは、大きな暖炉のある「玉渓」。
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こちらは「サンルーム」。その名の通り一面ガラス越しで明るい部屋です。
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「大鳳」(尾崎紅葉の間)。
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1947年に旅館となってからは多くの文豪が訪れ、太宰治がこの部屋で「人間失格」を執筆したそうな。
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こちらは「金剛」。
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ローマ風浴室。
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裏庭の蔵。
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というように、ここ熱海が古くから湯治場として知られ、明治以降は保養地として政府高官や実業家に好まれた歴史を垣間見ることが出来ました。
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続いて向かったのは起雲閣から北へ200mほどに位置する「芸妓見番」。正確には、熱海芸妓見番歌舞練場(げいぎけんばんかぶれんじょう)というようです。
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芸妓の練習場とされる現在の建物は、昭和29年(1954年)のものだそうです。
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11時の開演にすべりこみセーフ。席は最後列ですが。
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“湯めまちをどり華の舞”という題目で大人ひとり1500円(お茶と茶菓子付き)。
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演目中は撮影不可、熱海芸妓衆の伝統芸能を鑑賞しました。
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というように、ここ熱海が明治~昭和に一大温泉地として栄えた歓楽の名残を垣間見ることが出来ました。
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次に、ちょっとマニアックな場所へ。起雲閣から南へ100mほどにある「和田たばこ店」。
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ウン十年前、子供の頃に10円玉を握りしめて駄菓子屋へ行っては興じていた、懐かしいレトロゲームと駄菓子が並ぶ商店です。
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このお店の少し離れに小さなゲーセンがあり、そちらにもレトロゲームがズラリ。思わず懐かしさがこみ上げます。
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最後に向かったのは、熱海駅から西へ1kmほどにある「来宮(きのみや)神社」。
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社伝によると創建は8世紀ごろ。こちらは第二の大楠。大楠はさらに奥です。
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拝殿。
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拝殿の向こうに、国の特別天然記念物の「大楠」があります。その大楠を目当てに長い行列。
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大楠の祠に拘らなければ、並ばずに近づいて見ることが出来ます。
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推定樹齢2千年とされ、日本で2番目の大きさなのだそうです。(ちなみに1番は鹿児島の蒲生八幡神社境内に立つ大楠とのこと)
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神社へお参りの後は、鳥居の前の売店でソフトを購入。
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熱海は、かつては「東洋のモナコ」と呼ばれた時期もあり、最近もビーチを南イタリアの様な雰囲気にするなど、姉妹都市の「東洋のパレルモ」を目指している様です。が、似ているのは正直地形だけですし、個人的にはカジノやセレブの様な方向を目指す必要はなく、むしろ湯量豊富な温泉文化を活かしつつ伝統&和モダンと海鮮グルメで攻めた方が良い様な気がします。(立地条件は異なるが由布院の様に)
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といことで、今回の熱海訪問はここまで。他にも行きたい場所がありましたが、次回のお楽しみということで。
で、伊豆スカイラインを経て次の目的地である西伊豆方面へ。
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