2017/09/13 - 2017/09/17
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70さん
2017/9/13~17、夏シーズンのオーロラを見にカナダのイエローナイフに行きました。
せっかくのオーロラ、綺麗に写真に残したい!
肉眼では白っぽく見えるオーロラも、写真に撮ってみれば綺麗なグリーンに写ります。
写真で見たようなオーロラじゃなーいとがっかりしないで、綺麗な写真とともにいい思い出を残してほしい!
そういうわけで、私のオーロラ撮影方法についてまとめておきます。
ご参考になれば幸いです。
なお、私はカメラはPentax K70、レンズはsmc PENTAX-DA 14mmF2.8ED[IF]を使用しました。
そのため、次から書く数値などはこれらを使用してのものになります。
もっと暗いレンズやミラーレスなどを使うとISOやSSの値をもっと上げる必要があるかもしれません。
また、記録はRAWがいいと思います。
編集はLightroomを使っています。
- 旅行の満足度
- 5.0
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まずは機材をそろえます。
必要なもの
・シャッタースピードを変えられるカメラ
・三脚
あったらいいもの
・できる限り明るい(F値の小さい)レンズ(広角がベスト)
・レリーズ、リモコンシャッター
・予備のバッテリー
※撮影方法には関係ないけれど、オーロラが出るとこは基本寒いので結露防止のジップロックなどと、バッテリー消費を抑えるためのホッカイロなどあると良いです。
そして基本の設定はこんな感じ。
マニュアルモード
F値(絞り):最小(開放)
SS(シャッタースピード):オーロラ次第
ISO:オーロラの明るさに応じて800~1600
MF(マニュアルフォーカス):
無限遠
(余裕があれば都度ピントを合わせを)
WB(ホワイトバランス):
太陽光(もしくはオート)、好みで白熱電球(青っぽくなる)
※RAW編集するならWBはあまり関係ないかも
それでは次から実践です。 -
焦点距離14mm / F2.8 / 6sec / ISO800
これは街中なので明るいです。なのでこれ以上SSを長くすると明るくなりすぎるかも。
でも、できることなら真っ暗の鑑賞地に行く前に明るい街中で練習しとくと安心です! -
焦点距離14mm / F2.8 / 6sec / ISO800
上と同じ設定なのに、明らかにシャッター開けすぎです。
このときはいわゆるブレイクアップで、ものすごくオーロラが活発でした。
この場合は3、4秒で良かったかもしれません。
ちなみに、オーロラビレッジでは三脚の貸し出しもしてました。
さすがに手持ちで数秒間カメラをキープするのは難しいので、ぜひレンタルしてでも三脚を使ってください。オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 5sec / ISO800
これも爆発してますね~
先ほどより短い5秒ですが、この後活発に動き出したので4秒でも良かったかなと思います。オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 8sec / ISO1600
この時は弱めのオーロラでした。なのでISO1600に上げてます。
私のレンズは明るいので8秒で撮れてますが、そうでなければ10秒はいると思います。オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 8sec / ISO800
このときは静かなオーロラだったので8秒開けてます。
あまり動かないものならこれくらい開けても大丈夫ですね。オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 8sec / ISO800
これは初めは静かだったのに、急に活発になり出したオーロラ。
本当は4、5秒でよかったな~と思います。
急に強くなり出したりするので見極めが難しい・・・オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 6sec / ISO800
これくらいはまあまあバランスがいいかなって思います
肉眼でグリーンがかって見えるくらいのオーロラはまず6秒くらいで撮ってみるといいかも。オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 6sec / ISO800
これは撮ってみたら意外とたくさんオーロラが出てたっていう。オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 6sec / ISO800
これもそうです。空全体にオーロラが広がっていると、むしろ気づきにくいんですよね。
だから写真を撮ってみると良いのです・・・!オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 5sec / ISO800
4、5秒で撮れると動きも出やすくていいです!オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 4sec / ISO800
活発に動いているものなら4秒で十分!オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 4sec / ISO800
こういうカーテンのぴらぴらは4秒ぐらいが出しやすいです。
これなんかはオーロラ!って感じがして結構好きです。
3日間撮ってみて、このくらいの設定が一番お気に入りになりました。
※最初にも書いていますが、すべて私の機材での数値です。
数枚試し撮りしてみて、ご自分の機材でのベストな設定を探してください。オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 4sec / ISO800 / 6sec間隔のインターバル撮影
今回インターバル撮影をたくさんやりました。
オーロラの魅力はやっぱり動くことだと思うんですよ。
ただ、単純に動画を撮るときっと暗くて写らないし編集もしづらい。
なので、インターバル撮影をしてつなぎ合わせてタイムラプスを作ろうと思いました。
基本的な撮影は先ほどと一緒です。
私のカメラにはインターバル撮影モードがあるので、その撮影間隔をSSに応じて変えます。
例えばSS4秒で撮るとき、5秒間隔とかにします。
(本当は4秒間隔にしたいんですが、書き込み速度の問題なのかどうもうまくいかない)
クイックビューは切っておかないとやはり書き込み速度の邪魔をします。
そして、長めに撮りたければ50枚くらい、ちょっと撮ってみたければ30枚くらいで試してみましょう。
実際ライムラプス作るには50枚以上あった方が見応えあります。
ただし、オーロラは本当にいつどんな動きをするかわからないので・・・
例えば7秒間隔で50枚撮ると、4分くらい。10秒間隔だと8分くらいかかります。
その間にオーロラが活発に動き出すともどかしくて仕方ない!
(それで撮れなかったオーロラブレイクアップ・・・)
なので善し悪しあるんですが、個人的にはインターバル撮影でオーロラ撮るのはおすすめです。
そして撮れたらくっつけて動画にします。
私はPhotoshopで動画を使いました。
連番の一連の画像が同じフォルダにあることを確認します。
その中の一つのファイルをPhotoshopで開きます。
その際、「画像シーケンス」にチェックを入れます。
そうするとフレームレートを聞かれるので、50枚なら8fpsとかでいいかと。(好みですが)
ファイル>書き出し>ビデオをレンダリング
プリセットやサイズで画質やファイルサイズを選び、書き出します。
これだけで動画ができてしまいます!
ぜひ試してみてください!オーロラビレッジ 建造物
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焦点距離14mm / F2.8 / 33sec / ISO1600
おまけの星撮影。星を撮るときは赤道儀の代わりにGPSユニットを付けています。
そうすると長時間露光しても星が流れないので。
(自転があるので、思っている以上に星は動いています。長時間露光で撮ると星がぶれたように流れて写ってしまいます。)
星は30秒くらいシャッターを開けられるといい感じです。
赤道儀などがない場合は8秒くらいまでなら星が流れちゃうの気にならないかも。オーロラビレッジ 建造物
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いかがでしょうか?
さすがにオート撮影でオーロラを撮るのは難しいと思います。
が、ちょっとカメラの説明書を読んで、シャッタースピードと焦点距離(意外と大事。ピントが合わなくてシャッター切れない!っていう話をよく聞きました)のいじり方だけでも調べていくと撮れる確率はぐんと上がると思います!
ぜひとも素敵なオーロラ写真を撮ってみてください!
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