深セン宝安区★あなたの知らない深セン　沙井清平古墟　～前半～

2015/07/07 - 2015/07/07

日本人も中国人も大体は深センと聞くと、
歴史建築が無く観光的な魅力の乏しい新しい町、
というイメージが浮かぶことが多いです。

でも実は、そんな新しい町の一角に
古い町並みや建築が残っていたりします。
そういうところをあちこち回るのが
深センに引っ越してきてからの楽しみ。

さて今回行ったのは宝安の沙井清平古墟。
かなり空港に近い方にある古い町並みです。
深センにはその昔、市を中心に栄えた町が
あちこちにあり、その中でも有名なのが
四大古墟（墟は市の意味）の東門老街、
沙井古墟、沙頭角老街、観瀾古墟です。

沙井清平古墟だけは行ったことがなかったので
行ってみることにしましたが、ネットで調べて
みても、はっきりとした場所はわからず。
もしかしてすでに無いかもしれない…とも
思いましたが、せっかくなので現地に行って
歩き回って探してみることにしました。

何となく見当をつけて行ってみたのですが
やはり古墟らしき町並みは見つからず、
もう取り壊されてしまったのかしら？と
諦めて帰ろうとしたとき…
見つけました！！！！

○　沙井清平古墟について　○
清朝中期から市がたち栄えた場所で、200年以上もの歴史を持つ。深センの4大古墟のひとつ。

エリア 深セン(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

家の近くからバスに乗り、地下鉄の駅までやってきました。

○　崗厦駅

1号線（羅宝線）に乗ってお出かけです。西の終点、机場東駅まで行きます。机場東駅に到着する前に、地下鉄車内はガラガラに。

到着です。

○　机場東駅

沙井行きのバスに乗るので、左へ。

駅出ました。

乗るのはM333番バス。

この時はまだ11号線が開通していなかったので、机場東駅からバスで行きましたが、今は11号線が開通しているので、沙井駅で降りれば行けると思います。

以前行ったことのある鳳凰村を越えて、さらに北へ。

多分、沙井市民市場というバス停で下車。

○　萬景楼

中心路X創新路交差点

本当に場所がわからなかったので、適当に歩いていきました。

中国にありがちな風景。

まだオープンしていないようだった深セン書城。

蠔郷路っていうのが怪しいので、行ってみることに。

○　蠔郷路

ん？見当はずれ？？？古そうな町並みは皆無…(-_-;)

このあたりかと思いましたが…更地だよ(-_-;)

ここじゃなかったのか？それともすでに町並みは取り壊されてしまったのか？？？

工事中。

今思えば、ここって地下鉄建設中だったのかな？

バスを降りてから30分以上も歩いてます。もうどこだよ！！ってレベル。中心路をてくてく。もう帰ろうかな。

ん？？

ん？？？！！！

もしかしてもしかしちゃう？

そして！！！ふと右を見ると…

出ましたーーーー！！！

○　沙井清平古墟

橋頭北路というらしい。村の名前は橋頭村。この情報がわかっていれば、こんなに迷うことなかったのに。

どんな商いが行われていたのか気になりますね＾＾

こんな感じの通り。

右は古い建物は残っていませんでした。

渋い窓と門。中はレンガが積まれて見えませんが…

三輪車は、日用品を売っている三輪車。

人が住んでいる気配はないのに、修復工事をしていました。最近ネットで調べて知ったのですが、私が訪れた後、この一帯を修復して観光地化することになったようです。なので、今行ったらもしかしたら全然違う綺麗な町並みになっているのかもしれません？？？

時がとまっているかのような建物群。

その昔は栄えたであろう市場の中心通り？と思われる通りは、今は地元の人が時々通るだけの細い通りです。

廃墟になってだいぶ時間がたっていそうな建物。

そしてこちらが広安当鋪。

ちゃんと宝安区の不可動文物保護点に登録されています。市でなくて区なのでちょっと弱い感じですが(^^;)？

中は空っぽ…のはずが、段ボール置き場になっていました。

○　広安当鋪
100年ほどの歴史を持つという広安当鋪。アメリカ人華僑によって建てられたと言われています。当鋪とは質屋のことです。

広安当鋪の側面。

広安当鋪でひときわ目を引くのが［石周］楼です。

広安当鋪の入り口が面している新橋橋頭南路を突き当たったところにあった建物。

とにかく味わいのある通りでした。

こういう雰囲気大好きです。

さてほかに何か見つかるかな？