かのマルコポーロも ”世界で一番素晴らしい場所” と讃えたスリランカ<br />そのスリランカで一番人気の観光地が、このシーギリヤロック<br /><br />５世紀後半、わずか11年の間この地を統治し、自ら命を絶った狂気の王が<br />残した天空の王宮（跡）は、1400年の時を経てようやく発見され広く知られることとなりました。<br /><br />父を殺し王位についたものの腹違いの弟の復讐を恐れ、この切り立った岩山に宮殿を建造したのです。<br /><br />頂上から眺めるその景色は、王の底知れぬ孤独と狂気を感じました。<br /><br /><br />＠キャンディからガイド付きの車をチャーター。<br />　　Rs. 13,000 ／２日間　（約１万円）<br /><br />

スリランカ＆モルディブ（４）＜天空に浮かぶ孤独の迷宮＞　シギリヤロックへ

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2017/02/24 - 2017/02/24

27位(同エリア520件中)

Funky travelerさん

かのマルコポーロも ”世界で一番素晴らしい場所” と讃えたスリランカ
そのスリランカで一番人気の観光地が、このシーギリヤロック

５世紀後半、わずか11年の間この地を統治し、自ら命を絶った狂気の王が
残した天空の王宮（跡）は、1400年の時を経てようやく発見され広く知られることとなりました。

父を殺し王位についたものの腹違いの弟の復讐を恐れ、この切り立った岩山に宮殿を建造したのです。

頂上から眺めるその景色は、王の底知れぬ孤独と狂気を感じました。

＠キャンディからガイド付きの車をチャーター。
　　Rs. 13,000 ／２日間　（約１万円）

エリア

シギリヤ(スリランカ)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 5.0

グルメ: 4.0

同行者: カップル・夫婦（シニア）

旅行の手配内容: 個別手配

シーギリヤロックに向かって長～いアプローチを進むと
メインゲート前にハスの水路の一部が見えて来ます
チケットオフィスはこの手前

シーギリヤロック入場料　US $30／人
　　　　　　注）現金のみ
ハスの水路

綺麗な花が咲いていますが、この水路には昔ワニが住んでいて、
ここに落ちた人は戻って来なかったとか。
チケットを購入したら、この真っ直ぐな道を進みます。
シーギリヤロックへは、人が少ない早朝から登り始めるのがオススメです。
シーギリヤ博物館

JICAの援助を受けて建てられた博物館で、シーギリヤ・レディのフレスコ画のレプリカや当時の宮殿を再現した映像もあるそうです。
帰りに立ち寄りたかったけど、帰りはこちらは通らないんです、、、残念！
入場料は、シーギリヤロックの遺跡入場料に含まれています。
ハスの水路

シーギリヤロックとその庭園を囲む城壁の周りに張り巡らされています。
水の確保は、農耕民や統治者にはとても重要な事だったのでしょうね～。
貯水池や水路などの整備は信じられないくらい進んでいて、
現在でも田畑を潤してくれているんですね～。
ウォーター・ガーデン
高所から地下のパイプを通って水を引き、高低差を利用して噴水のように
石穴から水が噴き出します。
５世紀頃の設備凄いです！
ウォーター・ガーデン
たっぷり水を湛えています。
シーギリヤロック
よくもまぁ～、あんな所に玉座を置こうなどと！！
復讐を恐れての恐怖心？
父を殺してしまった事への後悔と苦しみから逃れるため？
溶岩でできた一枚岩の巨大な岩山
高さ　195m
切り立った岩山です
どうやって資材を運んだのでしょう！
水の広場の真ん中にシーギリヤロックへの一本道
この地は、古代から仏教僧たちの修験場だったそうです。
やがて僧たちは王に追い出され、
シーギリヤロックの近くにある
小高い山を修行の場にかえたそうです
水の広場、庭園を抜けると登山開始
階段を登っていきます
石窟寺院
僧たちが修行のために岩山を掘ってつくった寺院
ポーヤ・デー（満月の日）には、100個のランプが灯されるそうです。
岩の門
大きな岩の間に吸い込まれるように入山していきます
階段の両サイドから、手を貸そうと差し出してくれますが、
残念ながらこれは好意だけではなくお金を要求されますので要注意！
階段は始まったばかり！
まだまだ続きます
この辺り、蜂に注意ですって！！
かつてこの岩山に城を築いた王は、
こんなに多くの人々を引きつける事になろうとは
ゆめ夢思っていなかった事でしょう！
間近に見ると、その巨大さにびっくり！！
どこからこんなに人が集まって来たのでしょう！？
頂上までびっしり数珠繋ぎ、、、ふぅ～。
いろんな言語が飛び交います。
なかなか進まず、人息と強い日差しでとても暑いです。
尚、水飲み場もトイレもありません。
用を済ませ、水は必需品です。
赤壁のミラーウォールが見えてきました
ニューヨークタイムズ誌やロンリープラネットで
最も旅行したい国No.1に選ばれただけあって凄い人です！
ジャングルの中にシーギリヤタンクが。。。
こんな景色を見ながら進むと、鉄製のらせん階段が出て来ます。
フレスコ画　「シーギリヤレディ」
　　　　　　　　※撮影禁止なので、ネットから画像を拝借しました。

うぁ～きれ～い！
艶かしい表情、謎めいた眼差し！
神秘的です！
野菜や花、木の汁などを材料にした顔料で描かれているそうですが、
５世紀の作品とは思えないほど色鮮やかです。

当時は岩頸をぐるりと巡る回廊があり、500体も描かれた美女たちが
ミラーウォールに映るような仕掛けになっていたそうです。
1400年の間に回廊通路は崩壊してしまい、壁画の美女たちも18体しか
残っていないようです。
ミラーウォール

高さ３m、真珠のような輝きを持ち、鏡のような光沢があるため、
この名前がついた。
レンガを芯に漆喰が塗られ、その上に多量の卵の白身と蜂蜜と石灰を混ぜたものが
上塗りされている。
その表面を丹念に磨き上げ、光り輝く壁が作られた。by／地球の歩き方
この反対側の岩壁には美女たちのフレスコ画があり、
このミラーウォールに映る仕掛けになっていて
500体のシーギリヤレディが倍の1000体に見えるという仕掛け。
自分の姿が映るかのぞいて見ましたが、残念ながら映ることはありませんでした。
その代わり落書き？がありました。
投石機
ちょっと原始的？ですが、、、
岩の間に小さい石を挟み、万が一の時に上の石を落とすのだそうです。
難攻不落の王宮と思いますが、、、、
敵は自分の心の中にあったのかも！？
シーギリヤロックの踊り場にあるライオンの足
シーギリヤとは、”ライオンの喉” という意味で、
当初は大きなライオンの足の上に頭もあり、
さながらライオンの口の中に入っていくようになっていたのではないかと！？
シーギリヤロック踊り場（ライオンテラス）からの眺め
下界の様子が手に取るように見えます。
ジャングルの中に、大きな象がいるみたい！？
断崖にへばりつくように鉄製の階段が造られていて、ここを登っていきますが
結構スリルあります。
高所恐怖症だったり、風の強い日は少し用心が必要かな。

この階段は、イギリス人が１９３８年につくったものだそうですが、
当時の王は、専用のリフトを使用していたのだそうです。
断崖にへばり付いた階段の途中から下方を見ると

ライオンの両脚の間を登ってきたのがよく分かります。
天空に浮かぶ幻の城跡に到着しました。
絶景です！
毎日ここから下界を眺め、何を想っていたのでしょうか！？
宮殿の跡
一番高いところに玉座の間があったのでしょうか？
土台以外は何もないから想像力をかき立てられます。
兵舎やダンスステージ、庭園などが造られていたそうですが
今は土台しか残っていません。
お山のてっぺんで、毎日どんな生活をしていたのでしょうね～？
この頂上には王の身の回りの世話をする使用人など28人が一緒に暮らしていたとか！
寂しすぎますね～！
王のプール
実際、お風呂がわりに泳いだのかな？
頂上の面積は約5000坪、こんな高い所でも生活できるように
上下水道の設備も備えていたというのも驚きです！
風車の動力で水を汲み上げていたそうです。
ライオンのテラスへと下ります。
上りも下りも同じ階段なので、結構渋滞しました。
コブラ岩
下山する時に見えて来ます
帰りはあっという間で、20分ほどで下山できます。
インドリクオオトカゲ

体長１mくらい
こう見えて木登りが得意！
ジャングルですから、いろんな動物に会えますね！
この写真はダンブッラのお猿さんですが、
シーギリヤにもたくさんいました。
スリランカには、ピーコック（車窓から見ました）や象、水牛、リス
高原にはヒョウも住んでるという野生の王国です。
人間の野望と悲しみに満ちたシーギリヤ
あんなに高く険しい岩山に宮殿を構えざるを得なかった王の心情を想うと
複雑な気持ちになりました。
宿泊したのは、この看板のホテル
『Zinc Journey Sigiriya』ジンクジャーニーシーギリヤ

最近ホテル名を改名したらしく、探すのが大変でした。
ホテルの予約スリップをガイドのGim Hanさんに見せたのですが、、、
こ～んなに大きな看板が出てたのに気づかなくて＾＾；
『Zinc Journey Sigiriya』ジンクジャーニーシーギリヤ

部屋の外のシーティングエリアからは、シーギリヤロックが見え、
入り口まで800mの距離、近いです！
『Zinc Journey Sigiriya』ジンクジャーニーシーギリヤ
アメニティーも充実、設備も新しく、清潔
スタッフの方もとても感じ良くて是非オススメします。
『Zinc Journey Sigiriya』ジンクジャーニーシーギリヤ

宿泊客は、私たちのみだったようで
メニューの中から、どれでも好きなものを選んでいいよ～って言われました。
勿論、一番高いステーキなどを頼みましたよ～＾＾＊＊
美味しかったです！
『Zinc Journey Sigiriya』ジンクジャーニーシーギリヤ

朝食
デザートの果物も美味しかったです。
珍しい食材について質問すると、厨房から説明に来てくれました
ダンブッラ・レストハウス

ランチで利用しましたが、奥はレストハウスになっています。
ダンブッラ・レストハウス

ガイドのギムさんが連れて来てくれたレストランですが、
スリランカでは、宿もレストランもお客を連れてくると、
別室で格安で食事や宿泊施設を提供してもらえるようです。
「持ちつ持たれつ」って訳です。
ダンブッラ・レストハウス

石窟寺院のすぐ近くです。
スパゲッティなどの軽食を頼みましたが、リーズナブルで美味しかったです。
欧米人が多かったですね。

カード可