2017/05/15 - 2017/05/16
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しんちゃんさん
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5月15日、京都三大祭りの一つ「葵祭」の行列を初めて見に行って来ました。
最適の観覧スポットは、京都御所の建物や東山連峰を背景に進む行列を観覧できる京都御苑内と知り、私達も随一のスポットで観覧し、写真に収める予定でした。
ところが、京都御所目指し丸太町通を歩み始めると、まだ京都御所出発時刻の40分前だというのに歩道沿いは大勢の見物人で埋め尽くされています(ー_ー)!!
京都御所に行くよりも早く場所取りをした方が良さそう。で、丸太町四条の交差点を少し入った歩道沿いに陣取り見物することに。
写真の背景が東山連峰ではなく中央信用金庫となってしまいました( ;∀;)
平安王朝の衣装をまとった総勢511人、牛馬計40頭、牛車2基、 輿(みこし)1台で構成され、この行列の長さは約1kmにおよびます。
京都御所を出て下鴨神社から上賀茂神社まで延々8kmもの道のりを練り歩きます。
この行列を「路頭の儀」といい、葵祭の最大のイベントです。
葵祭は、下鴨神社(正式名称・賀茂御祖神社)と、上賀茂神社(賀茂別雷神社)の、豊かな収穫や国の平安を祈る例祭で、正式には「賀茂祭」といいます。
なぜ「賀茂祭」が「 葵祭」と呼ばれるようになったのかは、御所車、勅使、供奉者の衣冠など全てを葵の葉(フタバアオイ)で、 飾ったことに由来します。
起源は、6世紀半ばに起こった飢饉をきっかけに欽明天皇によって始められました。
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JR京都駅中央口前バス総合案内所でもらった行列のコース・時間を書いたチラシを参考にして歩きました。
京都御所出発(10:30)堺町御門→丸太町通→河原町通(11:00)→下鴨神社到着(11:40)<社頭の儀12:00-14:00>出発(14:20)→下鴨本通→洛北高校前→北大路通→北大路橋→賀茂川堤→上賀茂神社到着(15:30)
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好天に恵まれての葵祭。王朝装束を身にまとい厳かで静かな行列を目の当たりにして感激、そして祭りを十分に楽しんできました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10時30分京都御所・建礼門前を出発した行列は、堺町御門から市中へ。
大勢の観客と共に今か今かと待つ丸太町通には、10時50分に姿を現しました。
さぁ~いよいよ、祭の始まり♪
葵祭りの先頭は、警護の列。
行列を先導する騎手、2頭が並んで進みます。 -
行列は、本列と斎王代列に大別され、本列は勅使を中心にした列、
斎王代列は女人列といわれ斎王代を中心にした列です。 -
警護の列
騎馬で進むのは、京都府警察にお勤めの人なのでしょうか・ -
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供奉者の誰もが衣冠などに、葵祭の由来となった葵を身に飾っています。
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可愛らしい子供が脇目もせず頑張って歩いています(^'^)
今日は平日なので、小学生ではなく幼稚園児なのでしょうか?
8Kmの道のりはきついと思いますが、頑張ってね。 -
女の子の髪にも葵の飾り草が付いています。
葵の正式名はフタバアオイで、淡紅紫色のかわいらしい花をつけ、山の清流のほとりや深い杉木立のなかに自生している植物です。 -
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行列の中で縞柄衣装は珍しい!平安朝時代にもタイガースの様な柄や色合いがあったの?・・・(笑)
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天皇からのお供え物の列がこれより続きます。
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宮中から上賀茂、下賀茂神社へ、御供え物を担ぐ役のお二人。
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お供え物を運ぶ列の後に、御馬が何頭も続きます。
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美しい白馬です。
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白馬が進んだあと…
観客のざわめきが聞こえて来ました が・・・ -
牛車(ぎっしゃ)が見えてきました。
遠目にも牛車の飾りがあざやかで藤の花の淡い紫色がひときわ目立ちます。
牛車の先頭に子供の引き人が手綱を引いています。 -
行列は、全体がゆっくりとした動きで、
優美な牛車をついつい何枚も撮ってしまいます。 -
牛車が目前に来ました。
思ったより大きく、雅やかで感激の一瞬です。 -
人の背丈より大きい車輪に圧倒されます。
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牛車の後方には、交代用の牛がいます。
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鮮やかなオレンジ色衣装です。
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銀面をつけた馬に乗った、近衛使(このえづかい)
行列中の最高位の人です。
葵祭は本来、勅使が下鴨、上賀茂両神社で天皇の祝詞(のりと)を読み上げお供えを届けるのが目的なので、祭りの本当の主役は勅使なのだそうです。 -
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大きな傘に造花をあしらい房飾も綺麗な風流傘。
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傘を一人が担ぎ、さらに傘の左右に引き紐が付いていてそれぞれ2人でバランスをとっているようでした。
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黄色の風流傘。
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行列は、勅使を中心にした本列から、女人列へ変わろうとしています。
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華麗な平安朝絵巻のパレードです。
見ごたえがあります。 -
命婦(みょうぶ) 女官の通称で、小桂(こうちき)を着用する高級女官。
花傘をさしかけられています。 -
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大きな傘に造花を飾りつけた傘を、2人ずつ交代で持つようです。
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女人行列では、沿道で見る観客も思わず身を乗り出して撮影しています。
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命婦(みょうぶ)の後は、いよいよ斎王代、
祭の花形の登場で、行列の中で1番のざわめきが手前の方から聞こえてきます。 -
斎王代(さいおうだい)
第62代斎王代富田紗代さん(19)
斎王代とは、斎王の代理で、斎王は「いつきのひめみこ」ともいい、斎王はかつて伊勢神宮や賀茂の神社に奉仕した未婚の内親王(天皇の娘)のことなのだそうです。
現在は京都在住の未婚女性から選ばれます。 -
髪はおすべらかしで金属製の飾りものをつけ、額の両側には「日陰糸」を下げる。
きらびやかな十二単衣を身にまとっています。
重さは30kgもあり、着付けは2人がかりで3時間近くかかるそうです。 -
供奉者にかつがれた腰輿(およよ)という輿に乗って、参向します。
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艶やかな着物姿の女官たちの列が続きます。
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斎王付の巫女(みかんこ)
神事を司る女官の役で、騎馬で参向するのでこの名前があるそうです。 -
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6騎の騎馬が続きます。
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雅楽用の太鼓。
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台車に車が付いているようでしたが、砂利道だと動かすのが大変のようです。
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行列の最後を飾る牛車が見えてきました。
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2基目牛車は、桜の花の飾りつけです。
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最後は、最高位の女官が乗る女房車という牛車が締めくくる。
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行列のトリを飾るのは、交代用の牛でした(*_*)
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行列が目の前を通り過ぎるのは、約40分くらいでした。
この後行列は丸太町通→河原町通→下鴨神社へ。到着すると「社頭の儀」」が行われます。
勅使が御祭文を奏上、御幣物を奉納し、神馬の引き回し、舞人による「あずまあそび」の舞が奉納されますが、非公開で観覧はできないようです。 -
観覧をしていた大勢の人は、行列の後を追って下鴨神社に向かっているようでした。
私たちは葵祭を見る前に、八坂神社・知恩院・祇園花見小路を2時間半ほどブラつき疲れてきたので、行列が進む道とは違う鴨川沿いを歩いて、下鴨神社へ向うことにしました。 -
鴨川沿いの道には一休みできるベンチがあり弁当を食べている人も多く、私達もおやつを広げ少し休憩。
その後、加茂大橋を渡り下鴨神社にむかいました。 -
加茂大橋から見える森がある方を目指して歩きます。
どこを見ても人が多い。 -
鴨川に架かる飛び石で遊ぶ人達の姿が見えます。
長袖シャツ1枚でも暑く感じる日差しだったので、水遊びも涼し気で気持ち良さそう。 -
下鴨神社、糺の森・参道
私たちが到着したのは12時40分。葵祭の行列は1時間前に到着して本殿で「社頭の儀」が執り行われています。これは非公開です。
「社頭の儀」の後には「走馬の儀」があります。
13時30分からなので、それまで下鴨神社摂社に参拝します。 -
糺の森・参道もたくさんの参拝客でにぎわう。
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「河合神社」は、糺の森にある下鴨神社の摂社の一つなのです。
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河合神社
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河合神社境内には、方丈記で有名な鴨長明の資料館があるようです。
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河合神社で有名なのが「鏡絵馬」と呼ばれる、手鏡形の絵馬。
本殿脇にはたくさんの「鏡絵馬」が奉納されています。 -
日本第一美麗神、その正体はこの河合神社のご祭神。神武天皇の御母神になる玉依姫命(たまよりひめのみこと)なのです。
日本一「美麗の神社」と看板に謳ってあります。 -
河合神社境内には貴布禰神社(きふねじんじゃ)と、任部社(とべしゃ)があります。
河合神社の本殿の左にある貴布禰神社 -
垣内にある摂社・貴布禰神社(きふねじんじゃ)
天地に恵みを与える雨をつかさどり、祈雨・止雨に霊験あらたかな神様です。 -
貴布禰神社の左にある任部社(とべしゃ)
八咫烏(やたのからす)をまつる神社。
御祭神の八咫烏は日本国土を開拓された神の象徴として、日本サッカー協会のシンボルマークとなっています。 -
六社
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いよいよ、本殿で執り行われていた「社頭の儀」が終わり、これから「走馬の儀」が始まるようで白馬が登場してきました。
これは糺の森で行われ、誰でも(無料で)見ることができます。 -
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全力で疾走する馬の姿を奉納するのが「走馬の儀」で、葵祭の起源ともいえる最も古い儀式です。
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勇壮な「走馬の儀」が終わり、行列は午後2時20分に上賀茂神社に向けて出発します。
我々夫婦は、これで行列の追っかけは終わり。
明日は宇治、伏見を観光する予定で、体力を温存しなければならないのです(笑) -
ユネスコ世界文化遺産の下鴨神社。
「走馬の儀」が終わらなければ参拝できません。 -
たった今、開門されました。
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楼門と楼門回廊
凄い人ですが、参拝して御朱印頂いてから下鴨神社を出ます。 -
神馬も一休み。
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舞殿(まいどの)で、狂言奉納されています。
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下鴨神社
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下鴨神社
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下鴨神社
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葵祭の日だけの御朱印を、書いて頂きました。
15分待った甲斐がありました。 -
下鴨神社から出町柳まで歩き、その先は満員の市バスに乗って京都駅まで行きました。
そして、駅チカで遅い昼食。
鴨川から下鴨神社に向かう道中、食事出来る所を探しながら歩いたのですが見つけられず、午後3時やっと昼食にありつけました(#^.^#) -
今日の宿泊先は、前日の14日にネット予約した、京都ユニバーサルホテル烏丸。
京都駅八条口東前より烏丸通を800m行った所にあり、翌日電車で宇治へ行くのに便利かと思い予約したホテルです。
ツイン、ユニットバス付きの狭い部屋。 -
しかし、大浴場と低温サウナがあったのが良い点でした。
夕食、朝食付き。無料の夕食は社員食堂で食べる昼ごはん程度の軽い定食。
遅い昼食だったので、軽めの量は我々には良かったです。
今日1日よく歩きました◎◎ 16,500歩 午後10時爆睡 (-_-)zzz
******葵祭の写真が多いにも関わらず、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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