2017/04/13 - 2017/04/13
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ThePrincessさん
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今夜は「ザルツブルクの為のコンサート」と題されたコンサートです。
ドレスはかなり地味だったのが唯一の心残り。近くで見ると綺麗なのに。
サプライズあり、大好きなティーレマンの指揮もあり、大満足、大感激の夜でした。
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私達のザルツブルクイースター音楽祭は「ザルツブルクの為のコンサート」というコンサートで始まりました。全く勉強不足のまま出発し、「ザルツブルクの街に捧げられるコンサート」なのかなと思い込んでおり。
今夜は非常に贅沢な夜。
指揮者はティーレマンと ロレンツォ・ヴィオッティ の2人!
ピアニストはとにかくお勧め!の ダニール・トリフォノフ。
【プログラム】
ベートーヴェン <エグモント>序曲
モーツァルト ピアノコンチェルト#21
ショーソン 交響曲変ロ長調
ラヴェル <ボレロ> -
ドレスは控えめにシャンパンカラーのシンプルな物を選びました。
写真を見てちょっとガッカリでしたが・・・かなり大人しい感じでした。くすん -
愛しのティーレマン様。もう一人は知らない方ですがボレロは長い事聴いていないので楽しみでした。
そしてトリフォノフ!
実は彼の演奏も初めて聴いたのですが、なんともまぁ非常に良いではないですか。指がクルクル動くのはランランもそうですが、ランランは少し苦手なピアニスト。もう少しロマンチックに弾く人が私の趣味かしら。
話は戻りトリフォノフですね。
最近の若手は「おぉ!この人だ!」という方がおらず、著名コンクールで優勝してももう一度聴きたい人はいません(私の感想です)。私は晩年しかしりませんが、アルゲリッチやらポコレヴィチの様にどかーーーんと衝撃を与えるような優勝者も、ブーニンの様にブームを起こすレベルのピアニストもいない世の中。
「確かにうまくても個性がないけどって人ばっかり」
と、音楽家の友人も言っていたのであなかじ私の耳がおかしいわけでもないようで、ほっ。 -
さて、本日のティンク。想像していなかった「地味」さで(´・ω・`)です。
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はビックリが2つありました。そのうちの1つ目をご紹介。
ピアニスト ダニール・トリフォノフ
プログラムから失礼したお写真。なんとも美青年。
日本にも頻繁に来日しており、このルックスなら人気が出て当然ねと思います。
ザルツブルクイースター音楽祭に出る位だから勿論ルックスだけではないのですが、それでも先入観から期待していなかったのです。
ステージに現れたダニール・・・・・え?え?え? ひげもじゃ、熊みたいにひげもじゃ。この美青年はどこへ?えーーーー?
あご髭も口髭も・・・・
という彼でした 笑 -
演奏後、ステージを去る所。ブレブレです。
おまけに大分痩せて居ましたね。 年間100回以上の演奏会をしていた(進行形?)時もあったそうなので毎日移動移動の生活。それなら納得です。
ピアノは前回お伝えした通り。もう一度聴きたい人です。ステージ上でも控えめで照れ屋さん。腰が低い所が印象的。
ショパンやラフマニノフも弾きますが、モーツァルト向きのピアニストかもしれません。その位彼のモーツァルトが素晴らしかったのでした。
体が大きい方ではない事も理由の一つかもですが、なんだかモーツァルトが弾いている様なモーツァルト。
勿論その時代を知らないので本人がどんな音楽を奏でていたのかを目の前で聴いたことはありません。自分で作曲した曲を弾いている位しっくりときていたのでした。
未だにひげもじゃに変身していたダニールが脳裏に・・・ -
折角のディーレマンもブレブレ。悲しいです。
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最後の「ボレロ」が終わり、演目が全て終わったタイミングでマイクを持った男性が登場。
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今宵の「ザルツブルクの為のコンサート」と題されたコンサート、売れ行きがとにかく早かったそうです。私はパトロン席だったのでイブニングドレスを着たのですが、勿論席に寄ってはそこまでドレスアップは必要ありません。
しつこいですがスニーカーやジーンズ、浴衣はお止め下さいませ。
実はチケット代金が恐らく今回の音楽祭で一番お手頃設定でした。それもあって客席はステージの上に20席ほどでしょうか。両脇に合計40席位が設けられていました。
満席、ホールは熱気に包まれています。
客層もかなり幅広く、若い女性達は体のラインがぴっちり出るいわゆるボディコンでオシャレを、小さな男の子達がジャケットを羽織っていたり。
ザルツブルクイースター音楽祭のチケット裏には
「音楽祭の雰囲気を壊さないドレスを着てくるように(直訳ですが、つまりは音楽祭に相応しいドレスコードを守るように)」
と、あえて書かれています。 -
演目が全て終わったタイミングでマイクを持った男性が登場。
そこにティーレマン達出演者も加わり、ダニールが呼ばれました。
ステージ下に現れた真っ赤なドレスの女性。
なんとカラヤン夫人ではないですか!
今年から作られた新しい賞、カラヤン賞(略)の第一回目の受賞者がダニール。
彼女から5,000ユーロ(50万円位)の入った目録を受け取ったのです。
エリエッテ・フォン・カラヤンはステージ上に呼ばれても登る事無く、下でお話しを続けます。
カラヤン家と言えば恐らく富豪に近い名家。控えめな彼女は美しかった。
ブレブレですがこちらのお写真。右が夫人、左はティーレマン。 一番左の髭もじゃがダニール
そして今夜のコンサートがこんなにお手頃で聴けた理由。
カラヤン夫人からの寄付により、少しでも多くの方が聴ける様にと開かれたコンサートだったのです。
他の演奏会は少し手が出なくてもこれなら行けるね、の家族も多いのです。
私は音楽は全ての人に平等であるべき、という考えなのでこの様な心意気に強く胸をうたれ感涙。
これが2つ目のサプライズでした。 -
さて、お昼の時間帯に戻りましょう。
見慣れた街を当てもなくふらつきます。 -
初めて訪れた時から毎回渡る橋。
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雪が降る日もあった寒さ。今回も毛皮にお世話になりました。
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そしてモーツァルトの生家。
敢えてよろうとしなくても必須の道です。 -
まるで音楽祭の真っ最中とは想像もつかない静かさ。
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会場近くの像には邪悪な悪魔も。
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世界中どこにでもあるジャパニーズレストラン。
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ミサの時間が書いてあります。イースターミサは夜の9時から始まります。
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後でゆっくり寄らねば。
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この教会墓地にはモーツァルトのお父様、お姉様、そして悪妻コンスタンツェが眠っています。
変な組み合わせ。 -
一休み。店名覚えていません。
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マーケットで売られていたみかん。オレンジじゃなくて本当にみかん!
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モーツァルトホールではオペラや室内楽が多いですね。
実は一度も行ったことがありません。 -
ホテルから徒歩数十秒の所にはサウンドオブミュージックを上演する劇場。
折角なので次回は是非行きたいと思います。 -
カフェザッハーには名物ザッハトルテが売られています。
いつか買いたいなぁとウィーンでもここでも毎回思うのですが、結局店内オンリー。 -
プレゼントボックスもあります。
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モーツァルトの家。
生家は川向う。こちらはモーツァルトの育った家です。 -
前回チョコレートリキュール入りのコーヒーを飲んで美味しかったので買ってみました。
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裏道を歩いても可愛い。
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幸先の良いスタートになった初日。旅行日程を無事に終えられますように。
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