山口市の桜２０１７～桜のなかった桜ウォークから満開まで

2017/04/01 - 2017/04/09

４月１日、山口市で桜ウォークというイベントが開催されました。
他県からのツアーバスもたくさん来まして、ボランティアガイドの会にも要請があったもので、お手伝いに行きました。
例年になく桜の開花が遅れ、当日はほとんど咲いていなかったものの、各種イベントと桜以外の風景でそれなりにみなさん楽しんでいかれたようでした。

そして１週間後、ようやく満開となったのでした。

エリア 山口市(山口)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

４月１日。
例年なら満開シーズンなんですが、今年の桜は遅いです。
桜ウォークの経路の藩庁門も、全く咲いてる気配がありません。

旧山口藩庁門 名所・史跡

県政資料館の横の桜もつぼみのままです。

山口県政資料館 美術館・博物館

例年の経験から、もしやと裏手に回ったら、去年も咲くのが早かった旧県議事堂の裏の桜が３，４分程度に咲いてました。

午後からの陽気のおかげで、この後だいぶ花が開いてくれました。

バスツアーのお客さんたちに案内したら、大変喜んでいただけました。
歩いたコースの中で、一番咲いていたそうです。

桜はないけれど、イベントはあります。
フグと鹿児島産豚肉の入った薩長同盟鍋の振る舞いに、観光キャラバンのショーと紙芝居。
議事堂の中でもミニコンサートをやっていました。
団体バスの到着に合わせて実施ってことで、時間割はでていません。
実際、予定よりずいぶん遅れて来たバスもありました。

キャラバン隊のパフォーマンスは、高杉晋作と長州ファイブの井上馨と伊藤博文をメインにしたものです。

最後はトコトンヤレ節のアレンジダンスで締め。

トコトンヤレ節の説明はなかったようですが、お客さんには伝わったのかな？
山口県民でも知らない人は多いと思うんですが。
作詞品川弥二郎、作曲大村益次郎と言われている、幕末の官軍の行進曲です。
日本初の軍歌だとか日本初の流行歌とも言われているそうです。
曲調が明るすぎて、あんまり軍歌と言われてもピンときません。

向こうから、山口県ＰＲ本部長のちょるるがやってきました。
県庁から御出勤・・・なわけはないですね。

最近の被り物タイプではなくて、初期（山口国体）の頃によく見かけた空気で膨らませるタイプのプロトタイプちょるるです。

もっとも、空気と言ってはいけなくて、中に人が、とも言ってはいけなくて、ちょるるの中には夢が詰まっているそうです。

この日のちょるるは、近年まれに見る軽快な動きを披露してくれました。
うちのちょるる部長とも、ノリよくツーショットしてくれました。
そして、軽快すぎるふなっしー顔負けな動きのご披露で、子どもたちを逃げまどわせておりました。

最後のバスをお見送りするちょるるは一緒に付いていきたそうでしたが

自分の頭に阻まれたのでした。

桜のない桜ウィークから数日後、４月４日の一の坂川です。
咲いてるところを探しましたが、ごく一部分。

週末雨予報なので早めに撮りに来たものの、探さないと咲いているのが撮れません。

香山公園はというと、やっぱりまだまだな感じです。

香山公園 公園・植物園

まだまだですけど、とりあえず来たからには記念撮影。

若山牧水の歌碑近くのボケの花は咲いてました。

気が付くといつも終わっているもので、満開に出会えてラッキーでした。

五重塔の周囲は比較的日当たりがいいせいか、まあまあ咲いています。

例年早く咲く桜の木はやっぱり早いですねえ。
隣の木はそれほどでもないわけで、やっぱり木にも個性があるようです。

こっちの方が日当たりがいいはず、と例年は見に来ない維新公園にも行ってみました。
陸上競技場裏手のちょるる広場にちょるる部長出没。

山口県維新百年記念公園 公園・植物園

でも、ここの桜並木も部分的なのでした。

４月５日。
天気が崩れそうだと、知り合いと香山公園で食事会。
お弁当のお客さんも多い中、結婚式の前撮りさんも２組来られてました。

前日の比較的早く咲く桜の木、さらに開花が進んでました。

香山公園の裏山の桜もだいぶ咲いてきたようです。

一の坂川・・・は、もうちょっとかな。

４月７日。
狐の足あとの足湯半額キャンペーンが今日までだった！と急遽湯田温泉へ。
井上公園（旧高田公園）は、翌日からの湯田温泉白狐祭りの準備中。

井上公園 公園・植物園

こちらの桜はかなり満開に近づいてきました。
例年４月第１週の土日が湯田温泉祭りなんですが、今年は１週間遅れ。
でも、桜も１週間開花が遅れてたので、今年もまた満開時期のお祭りになりました。

向こうに建物があります。

井上馨公の別邸の何遠亭（復元）です。
お休みの水曜日以外は、毎日日中は職員さんがいて中も見せていただけます。

桜に脱線しましたが、当初の目的は、狐の足あと。

湯田温泉観光回遊拠点施設 狐の足あと 名所・史跡

足湯半額サービス期間は過ぎても、４月のカフェメニューは続くようです。

せっかくなので、なにか食べてみましょ。
ということで子ぎつねプリン。
季節限定の抹茶プリンの下には桜餡。
アイスのぬいぐるみバージョンゆうたくんの再現度はなかなかのものです。
これでもうちょっと量があればなお良しなんですが。

試食の外郎は、近くの外郎屋、松田勝栄堂さんのでした。

ちょこまかと人がいたので、もっぱら屋内の足湯利用。
一人で来られてたおばさま（といっても多分私とたいして年は違わないな・・・）に話しかけたら、お子さんが山大に入学ってことでしばらく山口に滞在されてたそうで、ここぞとばかりに次はホタルの時期に、って宣伝して、その後こちらの外の足湯に入りに来たら、植栽のそこかしこにホタルをイメージしてると思しき照明が点滅していたのでした。

４月８日。
ガイドの会の集まりで八坂神社前の観光用駐車場に車を停めたら、向かいの八坂神社はほぼ満開になってました。

八坂神社 寺・神社・教会

一の坂川も満開みたいです。
ただ、この後広島のマツダスタジアムに行くもので、信号待ちの車窓見学のみとなりました。

４月９日朝８時くらいの一の坂川。
すっかり満開です。
知り合いのコンビニの人に聞いたら、前日のライトアップには雨にも関わらずたくさんの人が訪れてたそうです。

一の坂川 自然・景勝地

毎度のことながら、咲くときには一気に咲きますねえ。

毎年の光景に、毎年見ないもの発見。

一の坂川には人しか渡れない小さな橋がいくつかあります（地元出身のsionさんの「蛍」という曲でも歌われてます）が、その一つでドローン発見。
実物を見たのは初めてです。

山口朝日放送のスタッフさんだそうで、夕方の情報番組で始めるドローン空撮のコーナーの第一弾を一の坂川の桜にされたんだそうです。
軽快に飛んでいきました。

ドローン空撮に映らないようによけながら、一の坂川はお別れです。

満開で、曇りながらもお天気がもってたもので、午後からガイドに行ったら、駐車場がこの状態で大渋滞。
混雑時期には臨時駐車場になる隣の公園のバリカーがあがったままなので、駐車スペースが足りなくなったようです。
車を県庁に停めてきてよかった・・・

ハナモモもきれいに咲いてました。

この日は歴史のガイドをするより、記念撮影と、この木の名前を聞きに来られる人の対応が大半でした。

桜の時期の撮影スポット。
芝生はお花見お弁当客だらけです。

こないだから気になってた木の名前をガイド仲間に尋ねたら、教えてもらえました。

ボケの花でした。
２色あるのは、２本の木が一緒に植えてあるからみたいです。

山口市合併記念で植えてあったのは枝垂れ桜っぽいですが、枝垂れてないんですよねえ。
木が若いせいかな？

徳佐に枝垂桜を見に行った旅行記は次回ですが、

予告編（？）
４月１３日の徳佐八幡宮の枝垂桜。

徳佐八幡宮 寺・神社・教会

まさに満開なのは

知る人ぞ知る、阿東神角の枝垂れ桜。
民家に咲く１本桜。
４代前のご先祖様が植えられたとのことで、子孫の方が代々守ってきた桜は大変見ごたえがあったのでした。