東京散策（江戸川区探訪その３）

2017/03/05 - 2017/03/05

　一之江から、瑞江、篠崎、小岩を散策する。
　このエリアの見どころは、一之江名主屋敷と、小岩の善養寺が双璧。
　一之江名主屋敷は、建物だけではなく、周囲に巡らせた堀や屋敷林、屋敷林に祀られた屋敷神まで復元され、江戸時代の有力者の暮らしぶりに思いを馳せることができる。
　善養寺は何と言っても国の天然記念物にも指定されている「影向の松」。枝の広がりは東西方向や南北方向とも約３０ｍに及び、その繁茂面積は日本一ともいわれる。
　他には小岩周辺の下町情趣が感じられるスポット、一之江境川親水公園の自然や篠田堀親水緑道の桜並木も趣深い。

エリア 新小岩・小岩(東京)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

一之江駅から徒歩5分程度のところにある妙覚寺の山門。
宗派は日蓮宗。
13世紀の創建

妙覚寺本堂。
本堂も山門も境内も落ち着いた感じで、小ぶりながら存在感があった。

今井街道沿いの一之江境川親水公園の入り口。
「清流よ永遠なれ」の文字が見えるモニュメントは、江戸川の「江」の字がモチーフになっている。

水鳥が気持ちよさそうに泳ぎ、山鳩の鳴き声も耳に心地よい。

江戸時代に粉末状の香「抹香」を作っていたことに由来する抹香亭

園内の建物ではご老人の憩いの場になっていました。

一之江名主屋敷
江戸時代にこの地で一之江新田を開発した田島家の屋敷。
名主は、江戸時代の村におかれ、その村の民政を司っていた。

一之江名主屋敷 名所・史跡

屋敷神も祀られた本格的な屋敷林。

ノスタルジックな建具や、囲炉裏が江戸時代の暮らしを偲ばせる。

17世紀、浅草森田町に創建され、本所押上を経て、昭和６年にこの地へ移転してきた大雲寺

大雲寺(役者寺) 寺・神社・教会

この寺には歌舞伎役者のお墓が多い。
なので通称「役者寺」

都営新宿線の瑞江駅
駅周辺は、新しい建物が多い一方で、
昔ながらの自動車教習所や巨大な給水タンクもあって、何か変わった雰囲気。

瑞江駅 駅

瑞江エリアから南へ東井堀親水緑道を歩く。のどかだが風情に欠け味気ない。

旧江戸川に近づき、篠崎ポンプ場の裏あたりで今度は「篠田堀親水緑道」へ。きっちり整備されている。桜並木が立派で、ハイシーズンは賑わいそう！

緑道のモニュメント。
ユーモラスで可愛らしい。

緑道内にある古い石碑。
碑には
「新東京名勝選外１６景 篠崎堤の桜の碑 昭和7年建立」
とある。
緑道の桜並木は確かに立派！
昔からの名勝だったようだ。

江戸川水閘門。
地名をとって篠崎水門と呼ばれている。この前見たこの下流にある今井水門と比べると迫力がやや劣る感じ。

富士山信仰に根ざし、全国にも数多くある浅間神社
ここの浅間神社は境内も広くかなり立派！
２年に一度、７月１日に行われる幟（のぼり）祭りは日本最大規模。

テニスコートあり、広い芝生広場ありで江戸川区民の憩いの場合となっている都立篠崎公園。
早咲きの桜が綺麗だった。

小岩周辺の風景その1
家と家の間が密着した、賑やかな？家々。江戸川区らしい！

小岩周辺の風景その2
家庭菜園の募集！
都心３区ではもうあまり見られない。

小岩周辺の風景その3
レトロなゴルフ練習場。
下町っぽくてgood！

小岩周辺の風景その4
こちらは下町っぽくない瀟洒な住宅

江戸川屈指の名刹「善養寺」

善養寺 (江戸川区) 寺・神社・教会

国の天然記念物「影向の松」
一見、植物の棚のように見えるが、何とこれが一本の松！

影向の松 名所・史跡

近くで見ると、幹の太さと枝の立派さに圧倒される。
樹高8mながら枝は約31m四方に及ぶ。
さすが全国屈指の名木だ‼︎

善養寺の客殿。やっぱりその名も「影向」殿

先日横綱になったあの稀勢の里がいる田子の浦部屋。
住宅街のなかにあってあまり目立たず、両国近辺の他の部屋よりもこじんまりとしている。

小岩駅の南、千葉街道と平行している「下小岩親水緑道」の案内板

親水緑道と言うには、緑もそれほど多くなく、水の流れも物足りない…

小岩駅から南に延びるフラワーロード商店街。
新小岩のルミエール商店街に比べると賑わいが見劣りする…