2017/01/02 - 2017/01/02
9位(同エリア45件中)
ヴェラnonnaさん
- ヴェラnonnaさんTOP
- 旅行記609冊
- クチコミ85件
- Q&A回答214件
- 683,952アクセス
- フォロワー92人
2017年1月2日、パリのホテルに 荷物を預け ヴェズレーへやってきました。
パリ・ベルシー駅から 2時間22分。
15時01分にセルミゼル駅に着き
待ち合わせていた タクシーで ヴェズレーへ・・・15分。
タクシーの中で 急きょ 明日の予定を変更して ヴェズレーから
オーセール へ タクシーで 移動することに・・・
ヴェズレーのホテル pressoir abbaye
http://www.pressoirabbaye-vezelay.com/
広いお部屋にひとまず荷物を置き 閑散とした 街を歩き
Basilique Ste-Madeleine de Vezelay
サント・マドレーヌ・バシリカ聖堂を 見学します。
9世紀初頭 エルサレムで殉教した キリストの弟子 ヤコブの遺骸が
一人の羊飼いにより 発見され その地に 教会が建立されました。
サンチャゴ・デ・コンポステーラと名付けられた この地は
当時 イスラムの台頭により困難になっていた エルサレムやローマへの
巡礼に代わる聖地となります。
11世紀。
当時の 領主ルシヨンが プロヴァンスの教会から マグダラのマリアの
遺骸を 移したとされる噂が広まり ヴェズレーは
サンチャゴデコンポステーラへの 巡礼の1ルートの 起点となり
多くの巡礼者が 集まります。
1279年、マグダラのマリアの遺骸が プロヴァンスで発見され、
二つの教会の間で 長く争われます。
その後 ヴェズレーは 英仏百年戦争、宗教改革、フランス革命と
時代の流れの中で 衰退していきました。
19世紀、フランスの歴史家でもあり、考古学者でもある、作家、
プロスペル・メリメにより 歴史的価値が見直され 聖堂は修復されます。
******************************
まずは ナルテックスと呼ばれる 拝廊部、教会の玄関部分までの
記録です。
さほど レリーフ等については 詳しく調べることもしていないので
ザッと流します。
詳細は wizさんの 素晴らしい 写真と共に
完璧に まとめ上げられた旅行記を お読みいただけたらと 思います。
http://4travel.jp/travelogue/10722520
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ホテルの前の サンテティエンヌ通り。
お店は ほとんど 閉まっています。 -
たんまに 観光客らしき人を見かける程度。
ホテルのマダムが 夏はすごい人で 賑わうけれど せっかくだから
冬場の 落ち着いた 街の雰囲気を 味わってみてくださいね・・・と。
それにしても・・・・寂しいわ。 -
舗装された 道路が ちと気に食わない 私です。
-
-
向こうに見える レストラン&バーから 道が 二又に 分かれてます。
-
サン・ピエール通り。
-
-
-
サン・ピエール通りの写真屋さん。
-
昔の 写真が 無造作に飾られています。
-
面白い造りの 家。
夏には ツタの葉が 覆い茂っている事でしょう。 -
-
石畳でないのが 残念です。 サンピエール通り RUE Saint-Pierre
-
-
-
-
-
水蒸気を含んだ 空気の向こうに サント・マドレーヌ・バシリカ聖堂が見えてきました。
-
イチオシ
ヴェズレーの教会と丘 寺院・教会
-
-
-
-
広場の 周りには お土産物の聖具を販売しているお店などが ありました。
-
向こう正面に見えるのは 修道士の集会所。
-
聖堂前の広場。
左手に見える La Terasse が ホテルのマダム おススメのお店です。が
中の灯りは 付いているのに ドアは 閉まっていました。 -
-
お土産物屋さんは チラホラ 開いています。
-
ファサードは ロマネスク様式。
右側にそびえる サン・ミッシェル塔の南西角には 大天使ミカエル(サン・ミッシェル)の像が 彫刻されているのだそう。 -
すごく 古そうな 年季の入った 彫像が並びます。
左から 聖ヨハネ、聖アンデレ、洗礼者ヨハネ、聖ペテロ、聖パウロ、聖ベネディクト。 だそうですが 聖人の見分け方 ほぼ 分かりません。 -
-
聖人列の下の タンパンのレリーフ。
-
内部に入ります。
ナルテックスの 4本の柱 上部の 柱頭彫刻が 有名です。サント マドレーヌ バジリカ聖堂 寺院・教会
-
サント マドレーヌ バジリカ聖堂 寺院・教会
-
イチオシ
中央扉口。
サント マドレーヌ バジリカ聖堂 寺院・教会
-
その 扉上部のタンパン。
両手を広げた イエス。
「使徒に使命を与えるキリス」 -
巡礼路に組み込まれていたころの ヴェズレー。
マグダラのマリア聖遺骨が祭られたとして 信仰を集め、そして
このタンパンの「使徒に使命を与えるキリス」が 騎士たちの 士気を高めるに相応しく
1147年 第二回十字軍、と 1189年 第三回十字軍の集結地になりました。サント マドレーヌ バジリカ聖堂 寺院・教会
-
-
-
-
-
-
-
マギの礼拝(東方三博士の礼拝) だそう。
その下には マリアの受胎告知や マリアのエリザベト(洗礼者ヨハネの母)訪問
降誕の 場面が 描かれている そうです。 -
-
-
-
キリストの昇天と 使徒たちが 描かれているんだそう。
ナルテクスの中央扉むかって 右側 扉の上には マギの礼拝。
左側 扉の上には キリスト昇天。 -
-
-
-
サムソンとライオン。
-
葡萄を食べる男。
-
-
ヨセフと ヨセフを誘惑したポテパルの妻。
-
-
-
-
-
-
子供を蘇らせる 聖ベネディクト。
-
-
ダビデ王をとがめる 預言者ナタン だそう。
部下の妻と不義を働き 部下を戦死させる・・・
それを咎める 預言者ナタン の 1シーン。 -
-
柱頭彫刻に 描かれている図は ぐるりと 一連のストーリになっているようです。
中央には 洗礼者ヨハネの話を聞いた若者が あなたは救世主ですか?
と問う場面が 描かれ、
左右には ヨハネが首をはねられる場面と その首が盆に乗せられ
運ばれる場面が 彫刻されているそうです。 -
-
プロヴァンスの王女の前に現れた マグダラのマリア。
-
-
カインの死。
カインとアベルの お話ですね~~ -
-
若者を蘇らせる 聖ペトロと聖パウロ だそう。
-
-
-
-
聖ベネディクトの誘惑。
-
聖書のお話に関しては あまり詳しくないです。
絵画に良く描かれている題材から それを知る程度ですが 柱頭彫刻に彫られている図柄は 表現が 豊かで 見ていて とても面白いです。 -
-
サント マドレーヌ バジリカ聖堂 寺院・教会
-
-
-
以上、Aの ナルテクス拝廊部の 柱頭彫刻でした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- wiz さん 2017/03/16 07:33:45
- 冬ならではの空間
- ヴェラnonnnaさん、Bonjour! おはようございます。
ヴェラnonnnaさんがおっしゃっていたとおり、たしかにナルテックスの空間、暗かったようですね。 この暗さだと、柱頭彫刻はほんとうにクリアに撮りづらいですよね。 でも、タンパンはきれいに撮れていますね!
2008年夏にコクリコさんがパリの建築文化財博物館を訪問され、良かった!、との感想を聞き、同年12月に私もこの博物館を訪問したのですが・・ その時、他のロマネスクのタンパンに比べ、ヴェズレーのタンパンはとても暗い感じで展示してありました(他のロマネスクのタンパンに比べうまく撮れませんでした)。 後に(2012年)実際にヴェズレーを訪問し、ナルテックスという独特の空間にあるので暗いのが真実なんだな、ということが分かりました。
ただ、私が2012年にヴェズレーを訪問したのは10月初旬サマータイム時で、天気も良い日の正午前後という時間帯で、光量があった方だったからか、建築文化財博物館で見たのほど暗いとは思いませんでした。 でも、さすがに年末の夕方ともなると光量が少ないのがヴェラnonnnaさんのお写真でよく分かりました。 建築文化財博物館で見た暗さは、わりと光量が少ない時のナルテックスを再現していているのかもしれませんね~。
12月や冬のフランスの空気はけっこう好きなのですが、聖堂の雰囲気も冬ならではの空気が伝わってきてよかったです(この時期に行かれたヴェラnonnnaさんに感謝)。
(一瞬クリプトかと見間違えそうなくらいミステリアスに撮れていて)表紙のお写真とてもいいです!
wiz
- ヴェラnonnaさん からの返信 2017/03/16 10:11:07
- RE: 冬ならではの空間
- Bonjour wizさん。
早々に コメントくださり 嬉しいです!
勝手に wizさんの旅行記を引き合いに出してしまいましたが ご了承くださいm(_ _)m
聖堂内、玄関廊の タンパンは 小さな ステンドグラス窓からの わずかな光で
何とかピントが合いましたが 柱頭レリーフは 見苦しい写真になりました。
身廊内の 柱頭レリーフも 私のミラーレス一眼では
ボケボケで・・・・ 帰り際に 思いついて 年末に変えたばかりの iphonで どうにか
写真に残せることができました。
>コクリコさんがパリの建築文化財博物館を訪問され、良かった!、との感想を聞き、同年12月に私もこの博物館を訪問したのですが・・ その時、他のロマネスクのタンパンに比べ、ヴェズレーのタンパンはとても暗い感じで展示してありました(他のロマネスクのタンパンに比べうまく撮れませんでした)。 後に(2012年)実際にヴェズレーを訪問し、ナルテックスという独特の空間にあるので暗いのが真実なんだな、ということが分かりました
パリの建築文化財博物館。次回 私も 見学しに行きたいと 思います!
特に ヴェズレーのバシリカは 前室に配し、区切られたナルテックスの空間が
ロマネスク特有の建築様式、 窓が小さく 少ない事により 他の ロマネスク教会より
暗く それが故 ミステリアスなんだと 感じました。
> ただ、私が2012年にヴェズレーを訪問したのは10月初旬サマータイム時で、天気も良い日の正午前後という時間帯で、光量があった方だったからか、建築文化財博物館で見たのほど暗いとは思いませんでした。
緑が青々として 開放的な夏、お天気に恵まれたヴェズレーへ・・・
再訪するのも 良いですね〜〜〜
その時には 周りにある 訪れたい候補地にも 足を伸ばしたいものです。
ヴェラnonna
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ヴェラnonnaさんの関連旅行記
この旅行で行ったスポット
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
80