2016/11/02 - 2016/11/04
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αρκαδια(アルカディア)さん
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~待望の「あか牛丼」とご対面の巻~
そして、開店から待つこと1時間15分後、12時15分にやっと入店することが出来た。
正午ごろに訪れた人には、待ち時間は2時間と案内されていたところを見ると、11時に行ったのはまだ不幸中の幸いだったようで、次に機会があれば開店前の10時半頃に行ってみようと思った。
というか、1日の旅程がこの1店舗に支配されるのって、どうなんだろう(笑)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
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-
この案内によると、どうも、震災などの影響で「あか牛」が品薄らしい。
-
赤毛和牛である「あか牛丼」が1680円。黒毛和牛を使った「いまきん丼」が1480円。
今年の春に発売された旅行雑誌では「あか牛丼」が1380円となっていたので、元々は黒毛和牛を使った「いまきん丼」の方が高級品だったのだろう。
さて、どっちにしようか。
本来高級品だった「いまきん丼」にすべきか、諸般の事情により高級品になってしまった「あか牛丼」にすべきか、それとも両方食べるべきか。
でもせっかく阿蘇に来たのだから、この地の名物である「あか牛」を使った「あか牛丼」を食べることにした。 -
赤毛和牛である「あか牛丼」が1680円。黒毛和牛を使った「いまきん丼」が1480円。
今年の春に発売された旅行雑誌では「あか牛丼」が1380円となっていたので、元々は黒毛和牛を使った「いまきん丼」の方が高級品だったのだろう。
さて、どっちにしようか。
本来高級品だった「いまきん丼」にすべきか、諸般の事情により高級品になってしまった「あか牛丼」にすべきか、それとも両方食べるべきか。
でもせっかく阿蘇に来たのだから、この地の名物である「あか牛」を使った「あか牛丼」を食べることにした。 -
この丼は「創意工夫の塊」だと思う。
焼き加減、盛り付け、ソースは勿論のこと、非常に細部まで嬉しい工夫が凝らしてある。
あまりの美味しさに、細かい点をいちいち考えることなく一気にガッツいて喰ってしまったので、非常に大雑把な解説になるが、まず、肉の下は直接ご飯ではなく、大根と青菜の浅漬けのようなものが敷いてある。
これにより、飯粒に肉の血の色が広がらないだけでなく、肉とご飯だけでは味わえないシャッキリとした心地良い食感が楽しめる。 -
半生牛肉とワサビの相性が良いことは言うまでもない。
特に、脂の少ない赤身肉とワサビは合う。 -
この土地ならではと言えるアクセントが牛肉味噌。
ちょうど沖縄でいう豚味噌の牛肉版で、対角線上にある辛いワサビと甘い味噌のコントラストが良い。 -
温泉玉子が牛肉に合うことは言うまでもないが、この「温玉」は白身の固まり具合も、黄身の固まり具合も、肉にちょうど絡ませやすい固さでパーフェクト。
自家製なのか、専門の業者から仕入れているのか知らないが、とにかく良い具合だ。 -
そして、この椀が良い。
なんだこれは?
柚子の風味は分かったけど、なんだ?
丼に合いすぎている。 -
阿蘇の「あか牛丼」、恐るべし。
私の中では、「仙台牛たん」、「奄美鶏飯」と並んで、2食続けて食べたいご当地グルメ。
ご当地グルメの殿堂入りをした。 -
食事を終えると、阿蘇山麓の草千里へ。
2016年10月の噴火以降、噴火警戒レベルは「3」、阿蘇山火口へは近付けない。
一番近くまで行けるのが、この草千里。
何も無い草原、そして山、映画の恐竜時代のワンシーンみたいだ。 -
草千里からは阿蘇中央火口の噴気もよく見える。
2016年10月の阿蘇山噴火の映像を覚えているだろうか?
黒い火山灰が火口からドバドバと吐き出される、観光客が恐れおののく光景。
あれは、この草千里から撮られた映像だ。 -
草千里の草原を登り、火山が良く見える位置に行くと、火山灰なのか白く粉をふいたような山から、真っ白な噴気が上がっているのが見える。ここで、黒いのや、赤いのが噴き出されたら、さぞ怖いだろう。
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もちろん運休になっているが、ロープウェイの駅は噴石を浴びてかなり壊れているようだ。
-
それにしても、乗っているだけで苦労無く行けるロープウェイの山頂駅。
直ぐ後ろはこの噴気って、非常にダイナミックだ。 -
阿蘇を草千里までドライブしていて一つ疑問に思ったことがある。
この山容は元々なのか?
亀裂のような縦縞はもともとのような気がするけど、剥げ落ちた緑はやはり地震のせいだろうか? -
2泊目の宿は、阿蘇グランヴィリオホテル。
2008年までは阿蘇プリンスホテルだった建物をそのまま使っている。温泉大浴場もあり非常に快適だった。 -
この日の宿泊は夕飯無しの予約だったので、夕食を求めて市街地におりた。
「よかよか亭」という、お肉屋さんが経営するレストラン。
昼食に続き夕食も「あか牛丼」をオーダーしてしまった。
さらに馬肉にぎりを2個追加。馬肉はにぎり寿司のネタとしても合うなぁという印象。
食べて感想として、このお店の「あか牛丼」も充分に美味しいのだろうが、昼に食べた丼が美味しすぎて、ちょっと物足りなさを感じてしまった。 -
ホテル朝、朝食会場の前にはゴルフ場が広がっている。ただいまグリーンの整備中。
-
20分もすると、前の前の景色は霧に包まれていった。
スキーシーズン以外で高原と呼ばれる場所に泊まることが殆ど無いので良く分からないのだが、これが高原の朝というものなのだろうか。 -
チェックアウトすると、時計回りで阿蘇山を廻った。
高原の牧場には褐色の牛が放牧されていた。
これが「あか牛丼」になるんだろうなぁ。 -
空港までの帰り道、東海大学前の細道を左に折れ、阿蘇大橋があった場所に寄ってみた。
そこには、阿蘇に着いた日に壊れた家々の後ろに見えた崖崩れの山があった。
熊本地震の日、TVのニュースで「阿蘇大橋が崩落しました」という緊迫したアナウンスを聞いた時、揺れで橋だけが谷に向かって崩れ落ちたのかと思ったが、夜が明けてヘリからの映像が流れると、そんな単純な話ではないことが判った。
巨大な斜面崩壊が起きて、橋どころか橋の周囲の広い範囲ごと谷に落ちて消えていた。
崩れた崖の中では復旧工事が行われていたのだが、作業にあたる工事車両が蟻にしか見えない。
それもそのはず、崩れた範囲は幅140m×長さ350mもあり、その容積は24万立方メートル、比重1で考えると10トンダンプで延べ2万4千回運ばないと完全に撤去できない量だ。 -
ニュース映像や新聞の写真で何度も目にした光景があった。
元々はこの先が阿蘇大橋で、青い案内看板は、200m先にT字道の交差点があり、左へ行くと熊本、右へ行くと大分に続くことを示している。
これ以上先には近付けないが、看板の数mさきはポッカリと谷になって道は無い。 -
東海大学の学生宿舎だろうか、人が暮らしていた建物が下手くそな積み木細工のように湾曲している。
沿岸の地震で怖いのが揺れではなく津波であるように、内陸の地震の場合、怖いのは揺れより断層だ。
揺れに強い家はいくらでも作れる。曲げや引っ張りに強い素材を使って建物の骨組みを作り、岩盤までしっかり深く杭を打って固定する。こうすれば建物が滑ったり転がったりすることは無いし、壊れもしない。
しかし、建物を固定している岩盤自体が割れてズレたら、どんなに強固な建造物も簡単に引き千切られる。
何故なら、岩盤が割れてズレるエネルギーは核爆弾に匹敵するからだ。
そういった意味では、耐震設計震度○○とか、耐震設計○○ガルとかいうのは、分かりやすい宣伝文句だというだけで、本当はそれほど意味無いのかも知れない。
この阿蘇大橋崩落を代表に、阿蘇と熊本を結ぶ道路網は大変なことになっている。
太く広いメインルート2本が震災で使用不能になった為に、現在それらを迂回するルート2本が、熊本~阿蘇のアクセス路となっている。
特に大変なのが、熊本と阿蘇を結ぶルートの中で近い方の道、崩落した国道57号線のう回路となっているミルクロードと呼ばれる県道339号線で、阿蘇から熊本に帰ろうと思ったとき、赤水のミルクロード入口という交差点で国道から右折をしなくてはならないのだが、休日はその右折待ち列が1.5km以上。
もちろん、直進方向の国道57号線は、阿蘇大橋で通行止めになっているから、対向車がそれほど来るわけでは無いのだが、それでも、右折進行もない、右折車線もない、ただの交差点に1.5km以上並ぶというのは、とんでもないストレスだ。
しかも、右折した後も峠の頂上まで5km弱渋滞している。
なので、週末の旅行などで飛行機ぎりぎりまで阿蘇に居ようなんて思うと、乗り遅れる危険性があるので注意が必要だ。
カーナビの表示+2時間くらいの余裕を見た方が良いだろう。 -
帰った日は平日だったのでミルクロードも割と順調、熊本空港にはフライトの1時間半前には戻れた。
空港レストランで遅めのお昼。
和風オムレツというメニューを選んだのだが、なかなか良かった。 -
それに、馬肉の炭火焼も注文したのだが、こっちはイマイチ。
馬肉は生の方が良さそうだ。
それにしても熊本は良いところだ。
是非また行きたい。
友達にも薦めたい。
もっと旅していたかったけど、鹿児島+熊本、5日間の休暇は終わった。
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