2016/11/03 - 2016/11/06
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かんでりんさん
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11月4日に有給休暇を使って4連休を取得し、台湾屈指のリゾート地、墾丁(ケンティン)に行ってきました。
夫婦二人旅行です。
リゾートホテルに泊まってのんびり過ごしつつも、足を伸ばして城壁の残る街、恆春と、台湾最南端にも行って見てきました。
墾丁付近の台湾最南部は見どころが散在しており公共交通機関は乏しいので、大抵の方は現地でバイクを借りたりしますが、今回私はバスだけで観光しました。
外国でバイクに乗るのは不安だ、という人は是非参考にしてください。
かかった時間と費用を詳しく記録しています。
現地での出費は基本、1台湾元=3.3円で計算しています。
<旅行データ>
11月3日 10:55関空発 13:30高雄着(ピーチMM035)
高速バス墾丁快線2時間20分、シーザーパークホテル墾丁到着
11月4日 城壁の街 恆春観光
11月5日 鵝鑾鼻灯台と台湾最南端を観光
11月6日 9:50高速バス墾丁快線乗車
14:15高雄発 17:55関空着(ピーチMM036)
航空券往復二人分51,280円
シーザーパークホテル3泊50,882円
基本旅行代金 102,162円
その他現地で使ったお金4,464台湾元(14,731円)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
関西空港からピーチ航空で出発です。
ピーチはLCCで安いですがCAの態度やサービスはよく、また無料の機内食や飲み物は無いのですが台湾は近いので気になりません。
面倒なのは関空第2ターミナル出発なので、関空についてから空港内バスで移動しないといけないことくらいでしょうか。その代わり第2ターミナルは空いていてチェックインも保安検査もあっという間に終わります。
尚、第2ターミナルでは乗降ゲートは飛行機に直結していなくてタラップを登って乗り込みます。 -
関空でバードストライクの影響で滑走路利用制限が発生、離陸はかなり遅れました。高雄到着は30分以上遅れで14:00過ぎてました。墾丁行きの高速バス「墾丁快線」は本数が少なく、次のバス出発時刻は16:10。幸い、飛行機が遅れたから入国手続と荷物受け取りを終えた時点で14:30、バス切符売り場で切符を買ったら14:45で、残り一時間強だけです。
到着ロビーには何もないので、エレベーターで3階の出国ロビーに上がって写真のレストランChef Teng(鄧師傅功夫菜)に入りました。
ちなみに高速バスは片道397元で往復だと600元なので往復で買うことをおすすめします。 -
牛肉麺と、海鮮粥を注文します。どちらもなかなか美味しかったです。食器のデザインが変わってることと、黄金海鮮粥が何故に黄色いのかが気になりましたが。牛肉麺が175元(578円)、海鮮粥が110元(363円)です。
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さて、16時になったらバス切符売り場に戻ると、運転手がいてバスに連れて行ってくれました。バスに乗って走ること2時間20分、途中で日が暮れて何も見えずひたすら退屈でしたが、ようやく墾丁に着きます。すっかり暗くなりましたが18:30、無事にシーザーパークホテル墾丁に到着です。
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agodaで予約してプリントアウトしておいたバウチャーとパスポートをフロントで見せれば即チェックイン完了。部屋のカードキーと朝食券を受け取り、部屋に入ります。agodaでのネット予約ではデラックスダブルだったはずなのですが、大きなダブルベッドが2台。どうみてもデラックス「ダブル」では無いですよね。この部屋が3泊朝食ビュッフェ付きで5万は安いと思います。
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バスルームはバスタブとシャワーブースが別々になっていて結構広い。
面白いのは、部屋とバスルームの間の壁がなくて全部引き戸になっているところ。バスタブに入ったままテレビを見るとかもできます。11月ですが墾丁は連日30℃の暑さなので、外出のたびに風呂に入りました。バスタブは大きく、お湯の出も良くて快適でした。 -
ウェルカムフルーツです。季節で違うのかもしれませんがリンゴとミカンとバナナ。毎日補充されますので、全部食べてしまっても大丈夫です。
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部屋で少しくつろいだら、散策に出かけました。中庭のプールを見ながら歩いて海へ出ました。ホテルからは道路を渡らないと海に出れないのですが、この中庭から道路の下をくぐって海へ出られる通路があります。夜の海は星が綺麗でしたが、真っ暗なので早々に退散。星に詳しい人なら、フォマルハウトとか日本からは見えにくい南の空の星が見えます。
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道路に戻って夜市を見に出かけます。この日は風が強く外を歩くとすぐに疲れてしまったので、ホテルから少々歩いて夜市を見ただけで戻ることにしました。
ホテルの近くに、ワゴンに石窯を積んだピザ屋の屋台が何店か出ています。台湾まで来てピザはどうよ、とも思ったのですが、美味しそうだったのでシシリー風海鮮ピザを注文しホテルに落ち帰りました。250元(825円)なり。 -
シシリー風海鮮ピザ。メニューにはエビ、カニ、イカと書いてありまして。たしかにエビは大きくてプリプリのがたくさん乗ってるのですが、煮干しが乗ってます。どう見ても煮干しです。食べてみたらやっぱり煮干しです。これが案外、美味しいのですが、シシリー風では無い、と思う。
箱には「墾丁脆皮披薩 翡冷翠(墾丁クリスピーピザ フィレンツェ)」と書かれていました。美味しかったので見かけたら是非食べてください。
初日は長距離移動で疲れたのでこんなもので終了です。2日目の恆春への旅に続きます。 -
2日目は恆春への旅です。
まずは朝食。
2階、朝食ビュッフェの会場であるレストラン「発現西餐庁」から見える景色です。朝食は7時から10時までなのですが、8時半から9時半はピークタイムだから避けてくれ、と廊下に掲示がありましたのでそれならと7時に2階の朝食会場に行きました。席はたくさんありましたが、早く行けばこのような海の見える窓際の席に案内してもらえます。 -
朝食は中華と洋食が色々。刈包、ベーコン、ソーセージ、白菜と厚揚げの台湾風の煮物、肉燥飯(肉そぼろがけご飯)などなど。パンなどの洋食も美味しいです。
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さて、朝食を済ませたら、本日は恆春に出かけます。「海角7号」という台湾映画があります。台北でロックミュージシャンになる夢を諦めて故郷の恆春に帰ってきた主人公阿嘉と、日本からモデルになるため来たけどもイベントショーのスタッフ仕事をしている女性トモコと、そして日本統治時代の日本人教師と恆春の少女の恋をからめて描いたお話です。恆春の街と墾丁のビーチリゾートを舞台にした映画ですが、恆春はそのロケ地であるだけでなく街を取り囲む古い城壁が残っており、ぜひとも見に行きたいと思ってました。ホテルのフロントで恆春行きのバスを聞くと、時刻表のコピーをくれて、ホテルの前の乗り場を教えてくれました。
さっそくホテルの前に出ます。 -
バスは30分に一本あり、ホテル前から20分くらいで恆春に着くとのこと。ホテルの前のバス停に行くと、客待ちのタクシーがたくさん停まってます。「どこへ行くの?タクシーに乗るか?」と声をかけてきますが、「恆春に行く、バスに乗る」というとしつこくは勧誘しません。それどころか「バスは8289に乗れよ、9188は高雄に行くやつだから乗ったらダメだ、あ、あれだ、あれに乗れ」とか言って、乗るバスを教えてくれます。台湾の人は大体、こんな風に親切というかお節介というか、とにかく声をかけてきます。バスは乗るときにお金を払うのですが、お釣りは出ません。28元、二人分で56元でしたが60元払ってお釣り無しでした。毎回きっちりの小銭を用意するのは大変なので、バスを使って観光したい人は悠遊カードをコンビニで買うことをおすすめします。墾丁のバスだけじゃなくて台北、高雄のバスや地下鉄も全部共通で乗れる便利なIC乗車券です。
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9時半のバスに乗って20分、恆春の南門が見えます。
恆春は城壁に取り囲まれており東西南北に城門があるのですが、この南門付近では城壁は撤去され、南門はロータリーの真ん中に孤立しています。 -
南門。またの名を明都門。墾丁、南湾へ続く交通の要衝で、日本統治時代には鉄道が通っていて港湾からの貨物が頻繁に通過していた、とかそんなことが書いてます。
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街の真ん中を抜けて北の方へ行くと、天后宮があります。海の守り神である媽祖を祀った道教の寺院で、中華圏ではよくあるものらしいですが台湾ではそこら中にありますね。横浜中華街にも最近、横濱媽祖廟が出来たとか聞きます。
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天后宮から少し南に戻ると、阿嘉の家があります。海角7号の主人公である阿嘉の自宅としてロケに使われた建物ですが、すっかり観光地になっていて中では映画にちなんだグッズを販売しており、外には記念写真を撮る若者が並んでいます。
私が行ったときには学校の遠足のような団体も来て写真を撮ってました。 -
南門から城壁跡に沿って東に進むと、城壁と中学校の校庭が重なっているところがあり、その部分の城壁は取り壊されてその代わりに校庭を横切る橋がかかっていると何かのサイトで見ました。
その橋の近くに城壁の上に上る階段があると聞いたので、ぜひ城壁の上に登ってみようとそこまで行ってみました。が、最近の台風の影響か、橋や階段は破損しており立入禁止になっていました。残念。 -
仕方がないので、今度は西門の方まで行きました。海角7号の映画の冒頭で、台北からバイクで帰ってきた阿嘉がこの門をくぐって街に入り、その後、イベントショーのスタッフとともにバスで街に入ろうとしたトモコが、バスが門をくぐれなくて立ち往生します。映画で見たままの西門をみてちょっと嬉しい。
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西門の横に階段があって、ここから城壁の上に登ることが出来ました。西門のすぐ横は公園になっており上に上がると眺めが良いです。
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さて門はまだ北門と東門がありますが、かなり暑いのでどこかで休憩することにしました。
しかし恆春の街にはタピオカミルクティーのスタンドはたくさんあるものの、座席に座って飲み物が飲めるような店がほとんど見当たりません。そういうときに便利なのはセブン-イレブンなどのコンビニです。日本でもイートインコーナーのあるコンビニはたまに見かけますが、台湾ではほぼ100%のコンビニにイートインコーナーがあります。セブン-イレブンに入ると冷房がきいていて、椅子はたくさんあります。北海道ミルクのソフトクリームというのがあったので、それを一つ買って食べながら店内のWi-Fiを使って昼食の店を探すことにしました。
ところで写真は台湾セブン-イレブンのキャラクター「Openちゃん」です。 -
ネットで悠遊墾丁というサイトの飲食情報/恆春美食城の頁を見て食べたい店を探します。探して分かったのですが、恆春はやたらに麺の店が多いです。麺の気分じゃないので、嘉義火鶏肉飯、福記蒸餃などをピックアップして行ってみると何故か両方閉まってました。ちなみに餃子の店も多かったです。再びセブン-イレブンに戻り、水を買って休憩しつつネット検索。バスの停留所に近い小山東という店を見つけてそこに行くことにしました。そこが閉まってたらもう墾丁に帰ろう、という意味でもバス停近くを選んだのですが、今度は営業中でした。しかも明るくてガラス張りで入りやすそうなお店です。
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蝦仁炒飯(エビチャーハン)、炒青菜(空芯菜炒め)、紅焼肉(豚バラの甘辛煮込み)を注文。合計で320元(1,056円)でした。エビチャーハンは見かけは普通ですが、エビは大きくてプリプリしており、紅焼肉は香ばしくて脂身がトロトロで絶品でした。このお店は当たりでした。箸や水はセルフで気楽だし、ビールとか飲み物が欲しい場合も冷蔵庫から勝手に取って飲めば勘定のときに足してくれます。
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さてご飯を食べたら、恆春も大体堪能したのでバスに乗って帰ることにしました。バスを降りた場所の道路の向かい側に停留所があり、そこで待っているとほぼ時間通りバスがきました。コンビニや昼ごはんでお金を使ったので今度はぴったり56元ありました。バスに乗るときはどこまで乗るか聞かれ、答えると運転手が料金を言って、それを払うという会話が必要なのですが、悠遊カードがあれば乗るとき、降りるときにタッチするだけなので会話不要ですからそういう意味でもおすすめです。
ホテルに帰って、中庭のプールでぶらぶら。 -
暑い中で歩き回ったのでホテルに帰って風呂に入ってくつろいで、お茶でも入れてのんびりします。夕方少し涼しくなってから出かけることにしました。昨日は真っ暗で何も見えなかった海岸に行ってみます。昨日と同じくホテルの中庭から道路の下をくぐる通路を遠て海岸へ出ます。砂は白く細かくて海は青く、すごい良い海岸です。このシーザーパークホテルの前の海岸は小湾と呼ばれ、かなり小さいホテルのプライベートビーチです。もっと大きな砂浜に行きたい人は、墾丁中心街の大湾か、あるいはバスでもう少し西に行ったところにある南湾に行くと良いと思います。南湾は賑やかでマリンスポーツの若者でいっぱいで、多分、海角7号の舞台もこのあたりです。
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ビーチにはシーザーパークホテル所有のパラソルがあり宿泊客は無料で使えます。また、写真奥にあるようにカフェバーがあって、海を見ながらお酒が飲めたり音楽の生演奏が聞けたりもします。
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この日の夕食は、ホテルのロビーラウンジに行くことにしました。ロビーラウンジは昼間はアフタヌーンティー、夜はお酒なども出している日本のホテルのラウンジと全然変わらない雰囲気なのですが、何故か、軽食メニューにサンドイッチなどと並んで中華麺があります。特に牛肉麺は、第9回台北国際牛肉麺大会の紅焼部門で全国優勝したシェフの作る牛肉麺だとかでおすすめの看板まで立ってます。
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メニューには牛肉麺以外にも海鮮麺とか色々ありましたので、牛肉麺と、台式炒麺(台湾風焼きそば)を注文しました。牛肉麺はなるほど絶品です。濃厚なのになんか上品で牛肉の柔らかさは驚くほどです。そしてあまり期待していなかった焼きそばもこれまた美味い。エビ、イカ、アサリがどっさり入って、上等のシーフードパスタを思わせる旨味でありながらやっぱり焼きそば。やや甘口ですが、薬味として唐辛子のスライスが添えられてきたのでそれを乗せるとより美味しかったです。牛肉麺360元、炒麺320元、サービス料10%含め748元(2,468円)です。ホテルなのでお高いですがそれだけの価値はある味です。
2日目はこれで終了。3日目の最南端への旅に続きます。 -
3日目。
さて本日は、フィリピンとの間のバシー海峡を望む台湾最南端へ向かってみようと思います。が、まずはまた朝食から。朝食ビュッフェは昨日と違う料理が出てます。焼餃子と春巻。大陸中国ではほとんど水餃子ですが、台湾では焼餃子も多いです。 -
シーザーパークホテルはパンも美味しいです。フランスパンやクロワッサンに目の前で焼いてくれるパンケーキなんかもあって、日本のホテルのベーカリーで期待するレベルのパンが食べられます。
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あと、初日は気が付きませんでしたが麺もあります。頼めばその場で麺を茹でてくれて、ネギやもやしや唐辛子味噌、肉味噌、煮玉子などを自分で好きなだけ載せて食べます。ホテルなのに、台北の食堂や屋台で食べるような素朴な味わいの麺ですが、実に美味しいです。普通の麺と春雨が選べます。茹でる係の人に指差して伝えればOK。
写真は普通の麺ですが、トッピング載せ過ぎで麺が見えてませんね。 -
朝食を終えてロビーに行くと、ラウンジの入口にインコがいました。南国らしい雰囲気の演出でしょうか。繋がれてなくてフリーです。台湾では町中で見かける犬とかもみんな放し飼いで生き物がみんな自由です。大型犬が単独で散歩しているのはちょっとびっくりします。
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さて、今日は最南端に行きます。最南端へはその近くの鵝鑾鼻灯台方面に行くバスがあるはずなのですが、ネットの悠遊墾丁で墾丁街車の時刻表を見ると、鵝鑾鼻行きのバスは夏期・冬期休暇と休日のみ運行となっています。土曜日は果たして休日ダイヤなのか。またまたホテルのフロントで聞きますと、今日は運行しているとのこと。一安心です。もし運行していなければ電動バイクを借りようかと思ってました。
ホテルでは自転車も貸してます。
ちょっと見るだけ見せてもらったのですが、GIANT製の立派な自転車でした。
GIANTは台湾の有名自転車メーカーで、日本でも人気があります。 -
さてホテルで貰った時刻表を持って昨日の恆春行きとは逆方向のバス停で待っていると、タクシーの運転手が来て今日はバスはないよ、とか鵝鑾鼻観光に行くなら300元(990円)でいいよ、とか声をかけてきます。300元は高くはないですが、ちなみにバスなら1人23元(76円),2人で46元(152円)です。
タクシーの運転手に惑わされずに待っていると、時刻表通り10時17分にバスが来ました。バスに乗って10分、鵝鑾鼻バス停に着きました。広い駐車場があって、終点バスターミナルのようです。バスを降りてすぐのところに鵝鑾鼻公園の入場券売り場があります。 -
バスを降りてすぐのところに鵝鑾鼻公園の入場券売り場があります。どうやら鵝鑾鼻灯台は有料公園内にあるようなので、入場券を買って中に入ります。入場券は1人60元(198円)です。中に入ると実に広々とした公園ですが、暑いので散策はせずまっすぐに灯台へ向かいます。
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鵝鑾鼻灯台です。鵝鑾鼻公園の高台、一番高いところに立っています。清朝時代に、日英米の航海の便のために最初に作られましたがその後破壊、日本統治時代に再建したけど米軍の空襲でまた破壊、現在立っているのは戦後に立ったものだそうです。灯台には入れませんが、横の四角い建物の中は小さな展示室があって、鵝鑾鼻灯台の歴史や、台湾各地の灯台に関する解説が展示されてました。
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真っ青な空に真っ白な灯台が美しく、さらに高台から見下ろす海は絶景です。灯台自体は戦後の再建だとしても、100年以上の歴史を持つ土地に立ち、この絶景を見るだけでも来る価値は十分にあります。というか、墾丁に来たらここは絶対に来るべきだと思います。
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台湾八景に選ばれているとかで写真のような碑が立ってました。さて鵝鑾鼻灯台は見たので次は最南端ですが、どうやって行くのか分からない。とりあえず公園入口まで戻って切符を切っていた人に道を聞くと、どうやら公園の外をぐるっと回って歩かないといけないらしいです。少々距離がありそうですが仕方がないので、歩き始めます。
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Wi-Fiがないけど、ネットにつながって無くてもGoogle MAPで大体の道はわかります。26号線沿いにずっと歩いてどこかで細い道に入れば良いようです。10分くらい歩いていくと、写真のような表示がありました。
「台湾最南点」は右の道に行けば良いようです。 -
そのまま5分くらいさらに歩いていくと、右手に有料駐車場があります。よく見るとその左手に壊れた看板があって、最南端800mと書かれています。これも台風の余波でしょうか。
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壊れた看板を過ぎると、写真のようなレンガ道でこれまた10分くらい歩きます。結構歩きますから覚悟してください。
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ついに到着、最南端です。なんかすごい人だかりで記念撮影も順番待ちです。
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ここが最南端だよ、という表示と地図。
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見渡す限り180°青い海です。フィリピンに向かって右も左も遮るものがなく、目の前が航海の要所、バシー海峡です。別に自分の国でもないですが最南端に到達して不思議な感動もあります。随分と歩きましたが、来てよかったです。
さてこの時点で11時50分。時刻表を見ると帰りのバスが12時半。それを逃すと13時半です。バスターミナルからここまでなんだかんだで30分近くかかっているので、さっさと帰ることにしました。無事にバスに乗り、ホテルに到着。 -
部屋に帰ってシャワーでも浴びようかと思うと、まだ掃除されてませんでしたので、フロントに行って部屋を掃除してくれと頼みます。フロントの人が電話してくれてすぐに掃除に入ってもらう、15分か20分で終わる、とのことでしたので、ロビーラウンジでお茶でもしながら待つことにしました。ショーケースに美味しそうなケーキがあったので水果塔(フルーツタルト)と起司糕(チーズケーキ)を注文してしまいました。ケーキはどちらも120元、コーヒーはホットラテ、アイスコーヒーとも150元、合計540元、サービス料含め594元(1,960円)です。食事に比べてケーキが割高感があるのは日本も同じ。しかしケーキは美味しかったです。特にフルーツタルトの果物の多さは感動。
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掃除の終わった部屋で風呂に入ってくつろぎ、また部屋のフルーツを食べたりお茶を飲んだりしてすっかり暗くなってから外出しました。初日は風が強くあまり見れなかった夜市をゆっくり見ながら歩きます。ホテルの近くは店の建物は少なくて、路上にテーブルを出した屋台と、あとはビールやカクテルを揃えたバーの屋台がたくさんあります。
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シーザーパークホテルのあるのは街の東の外れですから、ずっと西に進んでいくとこのように屋台だけでなく熱炒(台湾の100元均一居酒屋)や、タイ料理店などがたくさん並んでいます。しかしケーキや果物をちょこちょこ食べているのでしっかりしたレストランに入るほどお腹が空いてません。
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結局、屋台でスナック的なものを適当に食べました。写真の宜蘭三星葱餅の屋台で葱餅を買いました。こういうネギを入れた小麦粉の焼餅はどこでもありますが、けっこう美味しかったです。40元(132円)の薄い方を買いましたが、50元(165円)の厚い方を買えば良かったかなと後悔。写真にメニューがありますが、卵、バジル、チーズなど色々入ったものもありました。
3日目はこれで終了で、最後の4日目帰国日に続きます。 -
最終日、今日はホテルの前の停留所から9時50分のバスで空港に向かうのでもう観光の暇はありません。とりあえず朝食です。この朝食ビュッフェは3日とも実に楽しめました。豚肉やイカ、大根、人参などのおかずと花巻、焼きそばです。
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再び汁そばのコーナーに行き、今日は春雨の方を頼みます。トッピングの煮玉子がありませんでしたので、代わりに肉そぼろを昨日よりたっぷり乗せます。野菜はもやしとネギと、もう一つ龍髭菜という謎の野菜。青菜の一種ですが龍の髭みたいにヒョロヒョロと細いつるがあります。よく分からないけどたくさん載せましたが、味は普通の野菜です。
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名残惜しくてパンケーキも取ってきました。毎日、早起きして朝食をどっさり食べ、夕食は少なめで早く寝ているので異様に健康な感じです。暑い中をたくさん歩き回っているはずなのに疲れは不思議と出ません。
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さてチェックアウトも済ませ、いよいよ墾丁の海とお別れです。
毎日見ていたホテルの前の海も、これで見納めです。
それにしても4日間ずっと快晴で本当に良かったです。
天気予報によると4日目は雨かもしれないという感じだったのですが、今日まで良い天気でした。
毎日30℃近い暑さで、11月だと言うのに少し日焼けしました。 -
ホテルのすぐ前にあるバス停です。恆春に行くときもここでバスを待ちました。タクシーの運転手が声をかけてきますが、バスに乗るというと勧誘はすぐに止まり、バスのチケットは買ったのか、新幹線の駅に行くのか空港に行くのか、空港からこれに乗れ、とか相変わらず世話を焼いてきます。
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バスは時間通りに来ました。台湾のバスはけっこう正確です。バスに乗ってしばらく走ると南湾の付近で「国境之南」と表示された入り口がありました。映画「海角7号」の副題は「君思う国境の南」、映画の中で使われた極にも国境之南というのがありましたからやはり舞台のリゾートホテルとビーチでのコンサートはここがロケ地なのでしょう。
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来るときは夜だったので何も見えませんでしたが、帰りのバスは走っても走っても青い海です。3泊4日で散々海ばかり見ていたのにもう帰るとなるとこのバスの窓から見える海が名残惜しくてなりません。
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バスはほぼ定刻通り2時間20分で12時10分頃に空港に着きました。
チェックインはEVA航空と共通のカウンターです。ちなみに関空第2ターミナルではピーチは自動チェックイン機ですぐ終わりましたが、高雄空港では結構な行列でした。 -
チェックインして荷物を預けたら、出発ロビーには大したものがないことは来たときに確認済みなので保安検査を受けてさっさと出国手続きします。管制区域の方が広くて土産物屋や免税店やレストランなどいろいろな店がありますし、外にはレストランは一つしか無く来たときに食べたので搭乗ゲート近くの方にあるレストランで食べようと思います。
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ゲート付近にはHomee Kitchen(好餐厨房)があります。確か桃園空港にも同じ店があったように思います。最後にまた牛肉麺です。この旅で3回目の牛肉麺ですが、前の2回は紅焼牛肉麺(スープが茶色い醤油味)、今日は清燉牛肉麺(スープが透明)です。ところで牛肉麺は店によって麺が色々です。初日のChef Tengはやや平たいうどん、ここHomee Kitchenは稲庭うどんのような麺で、シーザーパークのラウンジの麺は、ラーメン的な麺でした。
牛肉麺にドリンクが付いて290元(957円)でした。 -
空港で最後の食事を済ませ、いよいよ出発。これで今回の旅はおしまいです。
写真は搭乗ゲートの横にあったジンベイザメのオブジェ。
今回の旅はこれまでの台北旅行とは全く異なる台湾の姿を見ることになりました。
墾丁は素晴らしいところです。南国ビーチリゾートを楽しめます。
この旅行記を見て墾丁に行こうと思った人に向けて今回の旅の反省を書いておきます。
まず、台湾といえばテレビの旅行番組で見るような小籠包、夜市のB級グルメ、エステやマッサージ、というものを想像し、それを期待している人は、やっぱり台北に行った方が良いです。何回か台北に行き、台湾が好きになり、もっと違う台湾を見たくなったら墾丁はおすすめです。
次に、高雄から墾丁はバス2時間で近いのですが、関空まで特急はるかに乗って、飛行機に3時間乗って、そこからさらにバス2時間は結構つらいです。私は乗り物が好きなので大丈夫でしたが、普通の人は、高雄/台南観光へ行き、その合間に墾丁へ行く、とかした方が楽かもしれません。長い休みが必要ですが。
現地での移動は思った以上に苦労します。私の旅行記の通りに行くと、めちゃくちゃ歩きます。これまた私は歩くのが平気なのですが、普通の人は電動バイクを借りる、観光付きのタクシーをチャーターするなどしてください。それでもバスに乗りたいなら悠遊カードをコンビニで買うのを忘れずに。
現地での交通、食事などの情報は、「悠遊墾丁」というサイトを駆使しました。
残念ながら日本語はなく、中国語オンリーなのですが、大体、意味はわかりますし写真や時刻表は見ればわかります。参考にしてください。
墾丁への行き方については日本語サイトでの解説があります。
http://taiwanisshu.asia/kenting-access/
あ、あと11月でも日焼け止めを忘れずに。
服装は半袖だけで大丈夫。
高速バスは冷房がきついのでパーカーやカーディガンなどあると便利。
私は日本を出るときはTシャツにパーカーの上にウルトラライトダウン。飛行機でウルトラライトダウンは脱いで畳んでカバンに入れ、パーカーを羽織った状態で高速バスに載りました。現地ではずっと半袖Tシャツ1枚でした。ご参考まで。
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