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<br />1996年に僕が2回目の世界一周旅行に出た理由は、「旅行国数を確実に絶対に、100カ国以上にするため」だった。<br />また、ただ100カ国旅行というのではなくて、世界のすべての地域を満遍なく旅することも大切だよね。<br /><br />というわけで、アフリカを縦断し、ナミビアからロンドンへ飛ぶ。<br />これで、東アフリカ、南部アフリカへ行ったことになる(ちなみに、1988年に北部アフリカは旅していたし、2001年には西アフリカへ旅をした)。<br /><br />つづいてヘルシンキ(フィンランド)からバルト三国へ入り、東ヨーロッパをなるべく普通ではないルートでイスタンブールまで縦断する。<br />イスタンブールからギリシア、マケドニアと鉄道とバスで旅を続ける。<br /><br />イタリアへ入ったときには、わざわざイタリア内の小国サンマリノ共和国へと足を伸ばす。<br /> 続いて、旧ユーゴスラビアのスロベニア、クロアチアを見る。<br /><br />スロベニアからフィラッハで鉄道を乗り継いで、オーストリアのインスブルックで一泊。<br />インスブルックからチューリッヒへは、最初の世界一周旅行の時も通った路線だが、今回は違う。<br /><br />1996年11月8日、インスブルック駅でIC762に乗る。<br />この列車の出発が8時39分。<br /><br />この列車に乗って、途中のブックス(BUCHS)で降りることにする。<br />なぜ誰も知らない駅で降りるのかというと、つまりこれもまたヨーロッパの小国、リヒテンシュタインへ行くつもりなんだ。<br /><br />客車はヨーロッパ風のコンパートメントもあるが、オープンサロン式もある。<br /> 席を予約していないし、人が少ないので、オープンサロンのほうに座って、向かい合わせの4席を占領という形だ。<br /><br />フェルドリッヒ(FELDKIRCH)に10時48分着。<br />どうやら、この列車はブックスに停まらないようなので、別の列車に乗り換える。<br /><br />フェルドリッヒ駅では、ホームの反対側にチューリッヒ行きの列車が待っている。<br /> 列車は10時53分発で、ブックス着が11時10分(つまり、インスブルックからブックスまで2時間31分)。<br /><br />ブックスの駅前にバスが2、3台停車していた。<br />スイスフランがないとバスに乗れないので、急いでスイスフランへ両替をする。<br /><br />リヒテンシュタインの首都ファドゥーツ(VADUZ)へのバス料金が、2.40SF(スイスフラン)。<br />バスは僕が乗り込むとすぐに発車した。<br /><br />ファドゥーツは特に変わったところもない小さな町で、山の上にリヒテンシュタイン城があるだけ。<br /> 町の中心の郵便局で、友人と自分へハガキを書いて、投函する。<br /><br />ちなみにリヒテンシュタインは、きれいな切手で世界的に有名なのだそうだ。<br /><br /><br /><br />正直何も見るところはない。<br /> 断言しておくが、普通の旅行者がわざわざ来るところではない。<br /><br />しかし、旅行自慢、旅行国数自慢の人間は、ぜったいにリヒテンシュタインへ来てなければおかしい。<br />だって、オーストリアとスイスの間の国なのだから、ちょっと足を伸ばせば、行くこと自体は簡単なんだからね。<br /><br />入国スタンプも何もないので、自分がリヒテンシュタインへ来た証明としての絵葉書を出した。<br />あとは、とっととバスでサルガンス(SARGANS)へ。<br /><br />料金が3.60SF、30分弱でサルガンス駅に到着。<br />サルガンス駅からチューリッヒ駅へ、2等車で29SF。<br /><br />サルガンス駅発12時39分のIC778が2番ホールへ着いたばかりだったので、それに飛び乗る。<br />すんなりとチューリッヒ駅に到着(13時49分)する。<br /><br />駅の案内所で今夜の宿として「Pension St.Josef」を取ってもらう。<br />シングル、トイレとバスは共同で、70SF、手数料5SF。<br /><br />ちょっと高いが、駅に近く、部屋は広いし、スイスらしくすべてがきちんとしている。<br />チューリッヒ駅の鉄道案内所で、次は南仏への列車を予約しようと考える。<br /><br />引き続き、フランスとスペインの国境にある小国、アンドラへ行く計画があったからだ。<br />しかし、チューリッヒ駅の美人案内嬢の話では、南仏の列車はここ数日ストで動いてないとのこと。<br /><br />これも運命だろうと、あっさり諦めて、翌日パリへ向かうことにする。<br />パリへの席を予約し切符を買う(97SF)。<br /><br />インスブルック(オーストリア)~フェルドリッヒ~ブックス~ファドゥーツ(リヒテンシュタイン)~サルガンス~チューリッヒ(スイス)と移動した。<br /> 鉄道、バスを乗り継いで、インスブルックを午前8時39分、チューリッヒ到着が13時49分、5時間10分かかった。<br /><br />インスブルックからチューリッヒへ直行すれば、3時間40分くらいで移動できる。<br />でも、1時間半プラスしても、リヒテンシュタインへいけたことは、よかったと思うね。<br /><br />まず絶対に、二度とくることはないからね。<br /><br />【写真】リヒテンシュタインのファドゥーツ(Vaduz)<br />【旅行哲学】リヒテンシュタインに無理に行かないと、百カ国旅行は無理かも。<br /><br /><br /> <br /><br /><br /><br /><br />

リヒテンシュタイン旅行記[インスブルック(オーストリア)~フェルドリッヒ~ブックス~ファドゥーツ(リヒテンシュタイン)~サルガンス~チューリッヒ(スイス)]@リヒテンシュタイン

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1996/09/25 - 1996/11/13

111位(同エリア197件中)

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みどくつ

みどくつさん


1996年に僕が2回目の世界一周旅行に出た理由は、「旅行国数を確実に絶対に、100カ国以上にするため」だった。
また、ただ100カ国旅行というのではなくて、世界のすべての地域を満遍なく旅することも大切だよね。

というわけで、アフリカを縦断し、ナミビアからロンドンへ飛ぶ。
これで、東アフリカ、南部アフリカへ行ったことになる(ちなみに、1988年に北部アフリカは旅していたし、2001年には西アフリカへ旅をした)。

つづいてヘルシンキ(フィンランド)からバルト三国へ入り、東ヨーロッパをなるべく普通ではないルートでイスタンブールまで縦断する。
イスタンブールからギリシア、マケドニアと鉄道とバスで旅を続ける。

イタリアへ入ったときには、わざわざイタリア内の小国サンマリノ共和国へと足を伸ばす。
続いて、旧ユーゴスラビアのスロベニア、クロアチアを見る。

スロベニアからフィラッハで鉄道を乗り継いで、オーストリアのインスブルックで一泊。
インスブルックからチューリッヒへは、最初の世界一周旅行の時も通った路線だが、今回は違う。

1996年11月8日、インスブルック駅でIC762に乗る。
この列車の出発が8時39分。

この列車に乗って、途中のブックス(BUCHS)で降りることにする。
なぜ誰も知らない駅で降りるのかというと、つまりこれもまたヨーロッパの小国、リヒテンシュタインへ行くつもりなんだ。

客車はヨーロッパ風のコンパートメントもあるが、オープンサロン式もある。
席を予約していないし、人が少ないので、オープンサロンのほうに座って、向かい合わせの4席を占領という形だ。

フェルドリッヒ(FELDKIRCH)に10時48分着。
どうやら、この列車はブックスに停まらないようなので、別の列車に乗り換える。

フェルドリッヒ駅では、ホームの反対側にチューリッヒ行きの列車が待っている。
列車は10時53分発で、ブックス着が11時10分(つまり、インスブルックからブックスまで2時間31分)。

ブックスの駅前にバスが2、3台停車していた。
スイスフランがないとバスに乗れないので、急いでスイスフランへ両替をする。

リヒテンシュタインの首都ファドゥーツ(VADUZ)へのバス料金が、2.40SF(スイスフラン)。
バスは僕が乗り込むとすぐに発車した。

ファドゥーツは特に変わったところもない小さな町で、山の上にリヒテンシュタイン城があるだけ。
町の中心の郵便局で、友人と自分へハガキを書いて、投函する。

ちなみにリヒテンシュタインは、きれいな切手で世界的に有名なのだそうだ。



正直何も見るところはない。
断言しておくが、普通の旅行者がわざわざ来るところではない。

しかし、旅行自慢、旅行国数自慢の人間は、ぜったいにリヒテンシュタインへ来てなければおかしい。
だって、オーストリアとスイスの間の国なのだから、ちょっと足を伸ばせば、行くこと自体は簡単なんだからね。

入国スタンプも何もないので、自分がリヒテンシュタインへ来た証明としての絵葉書を出した。
あとは、とっととバスでサルガンス(SARGANS)へ。

料金が3.60SF、30分弱でサルガンス駅に到着。
サルガンス駅からチューリッヒ駅へ、2等車で29SF。

サルガンス駅発12時39分のIC778が2番ホールへ着いたばかりだったので、それに飛び乗る。
すんなりとチューリッヒ駅に到着(13時49分)する。

駅の案内所で今夜の宿として「Pension St.Josef」を取ってもらう。
シングル、トイレとバスは共同で、70SF、手数料5SF。

ちょっと高いが、駅に近く、部屋は広いし、スイスらしくすべてがきちんとしている。
チューリッヒ駅の鉄道案内所で、次は南仏への列車を予約しようと考える。

引き続き、フランスとスペインの国境にある小国、アンドラへ行く計画があったからだ。
しかし、チューリッヒ駅の美人案内嬢の話では、南仏の列車はここ数日ストで動いてないとのこと。

これも運命だろうと、あっさり諦めて、翌日パリへ向かうことにする。
パリへの席を予約し切符を買う(97SF)。

インスブルック(オーストリア)~フェルドリッヒ~ブックス~ファドゥーツ(リヒテンシュタイン)~サルガンス~チューリッヒ(スイス)と移動した。
鉄道、バスを乗り継いで、インスブルックを午前8時39分、チューリッヒ到着が13時49分、5時間10分かかった。

インスブルックからチューリッヒへ直行すれば、3時間40分くらいで移動できる。
でも、1時間半プラスしても、リヒテンシュタインへいけたことは、よかったと思うね。

まず絶対に、二度とくることはないからね。

【写真】リヒテンシュタインのファドゥーツ(Vaduz)
【旅行哲学】リヒテンシュタインに無理に行かないと、百カ国旅行は無理かも。







旅行の満足度
4.0

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    リヒテンシュタインから自分へ出したカード

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