45°N PASSでめぐる北限の旅 ｰ 礼文編 ｰ

2016/09/10 - 2016/09/13

45°N PASSでめぐる北限の旅、３日目の記録です。
天気次第で感想が大きく変わるであろう礼文島の旅。
表紙の写真のとおり、今年の残りの運を使いきってしまったのではないかと思うほどの最高の天気でした。


３日目の行程
　　　　鴛泊港 9:20 → 香深港(礼文島) 10:05
　　　　到着後、桃岩観光
　　　　午後、観光バスにて島北部観光
　　　　★旅館かもめ荘 泊

エリア 礼文島(北海道)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 船 ANAグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝、利尻島ホテル屋上からの利尻富士。
早起きして良かった＾＾

9:20発の船で礼文島に渡ります。
鴛泊港のターミナルも稚内同様、新しくてきれいです。

鴛泊港 乗り物

鴛泊港のすぐ近くにあるペシ岬。
乗船口付近がガラス張りになっているので建物の中からでも見えます。

ペシ岬 ビーチ

個人旅行客に朗報。
見てください、この案内。
荷物だけでの場所取りはダメですよ！ってデカデカと書いてます。
あと、全員が揃わないと並んじゃダメなんですって♪
少しでも快適な船旅を楽しむため、早めに乗船口付近に並んでも、場所取りの添乗員が前にいたせいで、後からゾロゾロ団体さんが横入りしてくる…なんてことはなさそうです。こういう配慮はありがたいですね。

無事乗船し、船は礼文島へ向かいます。

鴛泊→礼文は45分で到着。
香深港には宿の送迎が待っていてくださいました。

香深港フェリーターミナル 乗り物

宿の送迎で桃岩登山口へ。
電話した時、観光できる時間が限られていることを伝えると「レンジャーハウス」まで送ってくださるとのことでした。そこから時間を見ながら歩けるところまで歩いて引き返し、路線バスで香深に戻る予定だったのですが、当日送迎のおじさんに強引に予定を変更され手前の登山口で降りることに・・・（汗）

おじさん曰く「登山口から歩いて知床まで下りないと意味がない、全く意味がない」とのこと。午後は観光バスを予約しているので、それまでに戻れるか心配しながら出発。

おじさんの言うとおり知床まで歩いて下りたとしても、知床から香深に向かう路線バスが無い時間帯。お昼に行きたい店もあるけど何より香深に戻れず予約した観光バスに間に合わなかったら困る…そうこう考えながら上り坂を上っていたら、見えてきました。桃岩のてっぺん。

登山口から15分ほどでレンジャーハウスに着きました。
駐車場があります。

レンジャーハウスから先は道が細くなります。

５分くらいで桃岩展望台到着。
あれ？意外と近い？
事前に調べた情報では、登山口から展望台の所要時間は40分になっていたのですが、普段全く運動しないぐうたらタイプの私ですら写真を撮りながらでも20分くらいで着きました。もしかしたら知床まで下りて時間内に香深まで歩けるのかも？なんて考えながら暫し景色を眺めます。

桃岩展望台 (桃岩) 名所・史跡

海にぽつーんと見えるのが猫岩

猫岩 自然・景勝地

展望台から知床方面に向かう先は未舗装でした。遠くに利尻富士が見えて景色は最高レベル。
しかし、数日前までの豪雨の影響で道が所々泥濘んでまともに歩けない。これは知床まで下りていたら、この後の予定も靴もグチャグチャになってしまうと判断し、来た道を引き返すことに。

登山口まで戻り、香深への路線バスに乗る予定でしたが、少し早くバス停に着いて元地方面のバスに乗ることができました。このバスは元地で折り返し、香深へ向かいます。

元地には地蔵岩があるのですが、バスの運転手さんが「写真撮るくらいなら行ってきていいですよ」と言ってくださいました。

地蔵岩 自然・景勝地

元地を出発し、香深へ向かうバスの車窓から桃岩の裏あたりを撮影。
写真を撮る気配を察してか、すごくゆっくり走ってくださいました。他に乗客はいなかったけど、他の地域でこんな素敵な対応は見たことがない！

そんなこんなで無事次の目的地付近に到着。
お昼はここ、海鮮処かふかで、って決めていました。

おしながき。
思ったより安い！ウニまるごと１個で500円です。

海鮮処 かふか グルメ・レストラン

ホッケのチャンチャン焼き定食と

焼きウニとビール
イカも美味しかった！

これぞ礼文！というランチタイムを満喫し、大満足で店から出たところで遇ったカモメ。この子もランチしたばかりなんでしょう。口の周りが汚れています。

付近をゆっくり散策しても午後の観光バスには充分間に合いました。
わりと立派な２階建てバス。
45°N PASSに付いている大人１名につき1000円分の観光バスの割引券はここで使いました。

午後発の便は島北部の観光のみです。
車窓から見た久種湖と遠くに見える礼文岳。

久種湖 自然・景勝地

バスガイドさんの軽快トークを聞きながら、バスは最初の下車地へ。

ここから少し歩きます。
歩いた先には・・・

澄海岬（すかいみさき）

下車した場所にツアーバスが４台くらい止まっていました。それだけ人も多かったのですが、ツアーの人たちに比べて観光バスは下車観光の時間を長く取ってくれているようで、その団体さんよりは長く景色を楽しめました。
ちなみに、午後発観光バスの参加者は６名でした。
あの立派なバスに６名。

澄海岬 自然・景勝地

絶景…

絶景の澄海岬を後にし、次は北限のスコトン岬へ

一般人が自力で行くことができる場所としては、元・日本最北端。測量技術が発達して宗谷岬の方が５kmくらい北だったことがバレちゃったスコトン岬。
最北端じゃなくても「果てに来た」感はすごいです。

スコトン岬 自然・景勝地

北限のトイレ。
トイレットペーパーはありました。

約２時間半の観光バスの旅を終え、フェリーターミナルから歩いて宿へ。
本日の宿「かもめ荘」

旅館　かもめ荘＜礼文島＞ 宿・ホテル

宿のお風呂は温泉ではなかったので、近くの温泉施設に向かいます。
途中で撮った礼文島からの利尻富士。

家族湯もありました。
入浴料プラス1,000円で利用できます。

礼文島温泉 うすゆきの湯 温泉

休憩所。
きれいです。

宿に戻って夕食。
ご飯はとっても美味しかったです。

翌朝、客室から

朝ごはんまで時間があるので散歩に出かけます

カモメ、ストーキング中

散歩中に利尻富士。
礼文島から見た利尻富士は本当に美しい。この絶妙な距離が良いのかも。

ウニが落ちてました。
トゲのあるウニとハゲ散らかしたウニを並べて…
なんかちょっとセンチメンタル

朝ごはんを食べて礼文島をあとにします…

サヨナラ、利尻・礼文
旅情に浸りながら遠くなる島影を眺めて

無賃乗船する輩を発見

飛行機と空港行バスは接続していますが、フェリーとバスはしていません。
バスの時間まで約１時間。付近を散歩します。
初日に泊まったＡＮＡホテルと北防波堤ドーム。

路線バスにて無事稚内空港到着。
この稚内空港、すべてが小規模です。
運行している便が少ないので仕方ないかもしれませんが、手荷物検査場は１か所のみ。長蛇の列が出来ていました。
検査場を通り抜けると搭乗口ですが、トイレが少ない！
２カ所に２つずつの個室のみ。手を洗うだけでも行列でした。

稚内空港 空港

定刻より遅れての離陸。空には雲が広がりつつありました。
遠くに利尻島と数時間前までいた礼文島を眺めながら、北限の街を後にしました。