2016GW シチリア16：パラッツォ・アドリアーノ 『ニュー・シネマ・パラダイス』のロケ地

2016/05/02 - 2016/05/02

アグリジェントからパレルモへ。途中で、寄り道。この旅行で絶対に立ち寄りたかったパラッツォ・アドリアーノへ。
パラッツォ・アドリアーノは山間にある人口約2300人の小さな村。なぜそんな辺鄙な村へ？そうです、ここは映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のロケに使われた村なのです。
パラッツォ・アドリアーノの中心部ウンベルト一世広場に着いた途端、そこはもう『ニュー・シネマ・パラダイス』の世界。教会や噴水、そして映画ロケを記念した博物館。あいにく激しい雨だったため、あまり歩き回ることはできませんでしたが、映画関係者がロケ中に滞在していたホテル兼レストランで昼食を摂り優しいシチリアの人たちと触れ合うことができ、素晴らしいひと時を過ごすことができました。

□　4/28 羽田→ミュンヘン　　　　　　　　　　　 ミュンヘン泊
□　4/29 ミュンヘン観光　　　　　　　　　　　　ミュンヘン泊
□　4/30 ミュンヘン→カターニャ→シラクーサ　　シラクーサ泊
□　5/ 1 シラクーサ→アグリジェント　　　　 アグリジェント泊
■　5/ 2 アグリジェント→パレルモ　　　　　　 　　パレルモ泊
□　5/ 3 パレルモ→タオルミーナ　　　　　　 　タオルミーナ泊
□　5/ 4 タオルミーナ観光　　　　　　　　　　 タオルミーナ泊
□　5/ 5 タオルミーナ→カターニャ　　　　　　　カターニャ泊
□　5/ 6 カターニャ→イスタンブール→(機中泊)　　 　　機中泊
□　5/ 7 →成田

■：当ページの旅行記で記述している部分です。

この旅行の初日からご覧になりたい方は、こちらをどうぞ
http://4travel.jp/travelogue/11128965

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

アグリジェントの旧市街を通る頃、雲行きが怪しくなり、

急に雨です。

パレルモ方面へ

この山の麓の町、すげぇな！

あっという間に晴れました

おぉ、(今は亡き)AGIP。今はEniだっけ？
フェラーリF1の燃料と言えば、やはりAGIPですよね。
で、調べてみると、AGIPがF1でフェラーリをサポートしていたのは、1974年から1995年。何ともう20年以上も前のことでした。
ブランド名がEniに変わっても、炎を吐く６本脚の犬という印象的なロゴは不変。犬は「忠誠心」、６本の脚は「早い技術革新」、炎は「溢れるエネルギー」を表わしているそうです。

この様な田舎の道を進み、

晴れている時は、眺めも最高

Castronovo Di Siciliaというちょっとした町を抜け、

ほとんどはずっとこの様な眺め

また、雨が降ってきました

PALAZZO A. 15
ようやく、道案内に田舎町パラッツォアドリアーノの文字が出てきました。あと15kmです。

パレルモ方面に分かれを告げ、

いよいよ、山道に入っていきます。

左ハンドルのマニュアル、急な登り下り、曲がりくねった道、それだけでも運転しづらいのに、更に強めの雨。道路も部分的に凹凸が激しく、タイヤがはまらない様に避けねばならず、そしてたまに来るクルマはもの凄いスピードですれ違ってゆく、、、、。ふー、かなり神経使いました。

ようやく、パラッツォアドリアーノ

あれが、映画にも出てくる教会かな？ワクワクします

アグリジェントから約１時間半

パラッツォアドリアーノの中心、ウンベルト一世広場に到着。
いきなり、この風景。ルーメの聖母マリア教会。映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の世界が広がります。

到着時は、土砂降りだったので、クルマの中でしばし雨宿りし、雨が軽くなってから活動開始。
広場の奥にある役場へ

役場の左の入口は、観光案内所。
博物館のチケット売りも兼ねています。

部屋の中には、映画『ニューシネマパラダイス』のシーンの写真が飾られています。

英語を話す人が居なかっため、片言のイタリア語と身振り手振りで、博物館のチケット購入、１ユーロ。

役場の真ん中の入口から入り、

右側が、Museo Nuovo Cinema Paradiso(ニューシネマパラダイス博物館)の入口。

普段は鍵がかけられていて、客が来たときだけ開ける仕組みのようです。

一部屋と規模は小さいですが、

映画関連のグッズや写真がいっぱい。
映画『ニュー・シネマ・パラダイス』の舞台となったシチリア島の「ジャンカルド村」は架空の村で、実際の撮影の多くはパラッツォ・アドリアーノで行われました。ただパラッツォアドリアーノは山間で鉄道が通っていない村なので、映画の中の海辺や駅のシーンはチェファルーなどで撮影されています。

エンニオ・モリコーネの感動的な音楽が、CDから流れます
係員が客が来るたびにCDプレーヤーをonします

映画関連の記事

ウンベルト一世広場周辺の模型

映画『ニューシネマパラダイス』での映画館(パラダイス座)はセットとして撮影中のみ存在しました。

実際のウンベルト一世広場周囲の建物はこのとおりです。

映画のシーンの写真

パラダイス座の椅子

アルフレードの帽子

アルフレードのかばん

アルフレードの自転車

アルフレードとトト

アルフレードのステッキ

これは、パラダイス座のチケット窓口かな？

地域の博物館も兼ねているようで、隣の部屋には、近郊で見つかった先史時代の発掘品や

昔の村の写真なども飾られています

堪能しました

博物館から出ると目の前には、サンティッシマ・マリア・アッスンタ教会。
映画では、この鐘楼から見上げるウンベルト一世広場の眺めや、教会前の階段で悩む青年時代のトトが印象的です。

ウンベルト一世広場

映画では、この場所に映画館がありました。

さらに奥には教会が見えます

映画での映画館パラダイス座の前はこんな眺めだったはず

ウンベルト一世広場

ウンベルト一世広場の真ん中には印象的な噴水
そして、右の家が映画『ニュー・シネマ・パラダイス』で映画を映した壁だと思われます。

映画でも、ここで水を汲むシーンがありました

個性的な注ぎ口。

パラッツォアドリアーノは、湧き水が豊かで、昔から水に困ることはなかったそうです。

反対側も同様の注ぎ口

サンティッシマ・マリア・アッスンタ教会

役場とサンティッシマ・マリア・アッスンタ教会

村唯一？のホテル＆レストランDel Vialeへ。安くて美味しいらしいです。

通りに面した扉は勝手口の様で、閉まっていました

裏側に回ると入口がありました

中はこんな感じ
この写真には写っていませんが、左の奥に地元民と思しきお客さんが３人ほど
嫁はんが、トイレに行こうと立ち上がってきょろきょろしていると、聞きもしないのにその３人が一斉にそこだよと言わんばかり指でさし示してくれました。シチリアの人たちの親切さを実感しました。

この奥が厨房
13時ですが、まだ昼食には早い時間帯の様で、我々が帰るころに混みあってきました。
お店の人も地元のお客さんもまったく英語を話せないのでオーダに一苦労。食材や料理名をイタリア語で言われても、こちらも理解できず、最後はお店の人がスマホの翻訳ツールで英語に翻訳して見せてくれました。その間、お店の人もイライラすることなくずっと笑顔、とっても親切。シチリアの好感度がどんどん上昇。

朝、食べ過ぎたことと夕食でパレルモの地元食をいっぱい食べたいため、昼は軽めに。パスタ一人前を二人でシェアします

評判通り安くて美味しかった。紅茶とコーヒーも飲んで10ユーロでした。

食後、ウンベルト一世広場に戻ります

この方向に進むと、

トトの家、アルフレードの家の方向が矢印で示されています。

しばし、ウロウロと

歩き回って探しましたが、

それらしいものは見つからず、断念

噴水とサンティッシマ・マリア・アッスンタ教会

役場

サンティッシマ・マリア・アッスンタ教会

14時過ぎに、パレルモへ向けて出発

また、雨が降ってきました

が、すぐに止んで晴れ間が

岩山

突然、渋滞

事故？で片側通行でした

対向車線も大渋滞

マイナーな山道を進んでいるので、結構時間がかかります

宇宙人と交信中かな？

ソーラーパネル？

湖

ようやくパレルモ市街が見えてきました

約２時間でパレルモ市街にきました、ふー。
パレルモは交通量が多くて、どこも渋滞。

パレルモのスーパーで買い出しです。

2016GW シチリア17：世界遺産パレルモ　クアットロ・カンティ、カテドラーレなど
http://4travel.jp/travelogue/11171768
に続く

この旅行記へのコメント （2）

• キャッツアイさん 2018/11/20 08:50:42

  2016GW16パラッツォ・アドリアーノ

  なんども見たニューシネマパラダイス
  
  嗚呼、ここ！そう！ここ！・・・・
  トトの声が聞こえる、アルフレードの声も、広場の喧騒も・・
  映像と旅行記の写真と重なる瞬間瞬間、
  胸に溢れるものが・・何度も立ち止まる。きゅんとする。しみじみと見つめる。
  素敵な時間でした・・ありがとうございました♪！！
  あー！絶対行こう！

  はんけんさん からの返信 2018/11/20 22:55:06

  RE: 2016GW16パラッツォ・アドリアーノ

  キャッツアイさん、
  この映画が好きな人には是非行ってほしいです。
  次回にぜひ！！
  
  はんけん