2016/08/06 - 2016/08/09
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キューロクさん
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尾瀬燧ヶ岳を3泊(前々泊と前泊、そして後泊)で登ってきた。
燧ヶ岳は東北以北で最高峰の山として知られているが、
南会山域では秋の会津駒ヶ岳と春の至仏山を極めたことはあったがこの山は未踏だった。
ヒデオ君と登った会津駒ヶ岳は、頂上の駒の小屋がアベックの失火により全焼した直後だったので30数年前のことである。
今思えばヒデオ君は革新的な山行を得意とし、新しい山の楽しみ方として最近脚光を浴びつつあるトレランの先駆者だった。疾風のごとく駆け降りたヒデオ君だが、吾輩が遅れて到着した中腹で見かけた光景は、膝を抱えて悲鳴をあげるあわれな姿だった。重登山靴で駆け降りた結果、膝をやられたようである。
正直な吾輩はその様子を見て大笑い。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
翌年のGWにはヒロシ君とヒデオ君の3人でスキーで至仏山を目指した。
御池の駐車場からスキーを履き、裏燧林道コースで赤田代の温泉小屋を目指した。
翌日は、快晴の尾瀬ヶ原を快調にスキーを滑らせながら縦断し、昼過ぎには至仏山の頂上に達した。
昼食後、いよいよシールを外して滑降である。ところどころモナカというコンディションに悩まされ、転倒しながらも原まで滑り降りた。シールを装着し、尾瀬ヶ原を縦断し温泉小屋に到着したころは真っ暗だった。
小屋番が「遭難したかと思ったぞ。」と、大変心配させてしまった。
翌朝事件が起きた。
昨夜遅く小屋に到着後、ヒロシ君はスキーのシールを外さずに寝てしまったため、シールの粘着力が極端に低下してしまい、小屋を出発時にはシールをスキーに装着できない事態になってしまった。
しょうがないのでヒロシ君は細引きをスキーのトップの穴に通し、一方を腰に巻きつけてツボ足で裏燧林道を縦断することになった。
遅れるヒロシ君を気遣いながらなんとか御池に到着したころはまたもや真っ暗闇であった。 -
今夏の燧ヶ岳は単独行である。 -
前夜は南会津のさかい温泉で新潟の知人と落ち合って酒を酌み交わした。
この時は、これから3晩連続でいわなずくしになろうとは夢にも思っていなかった。 -
さかい温泉から40Kmほどの御池には10時に到着した。
とりあえず真夏の裏燧林道を散策してみる。 -
緑色の発色がいかにも夏っぽい。
日陰は涼しいが、標高1500mほどの高原でも日向はやっぱり暑い。 -
12時にチェックイン。
御池ロッジはなかなかのものである。
浴衣、水洗シャワートイレ完備。 -
吾輩の旅には個室が必須である。
部屋にはスチーム暖房の設備はあるが、エアコンはない。
窓とドアを開け放てば高原の涼しい風が通り抜け快適である。
カッコウのさえずりが心地よい。 -
部屋の窓からの眺め。(最終日に撮影したがあいにくの雨)
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畳のヘリの模様に注目!
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入浴後はレストランへ向かう。
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初日の夕食。
開いたイワナの一夜干しの焼物と、裁ちそば、そして連泊者には桃のデザートが付く -
2日目の夕食。
「尾瀬人」のジョッキは1杯700円。
毎晩3杯ほどいただいた。 -
早立ちの朝食は前夜に用意してもらったおにぎり。
午前4時半にお茶ですべてを流し込む。 -
燧ヶ岳と裏燧林道の尾瀬ヶ原方面への分岐を5時半にスタート。
昨夜は8時に就寝したために足取りは軽く、極めて快調である。 -
御池からの直登コースは結構きつい。
下りには選びたくないと思いながら、高度をぐんぐん上げる。 -
広沢田代を通過中。
この山旅は水場が無いということと、真夏だということで水を3L持参したが大正解だった。
沼山峠に到着するころには完飲。 -
熊沢田代到着。
池塘に癒される。 -
朝日を背に受けて。
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熊沢田代まで1時間半。
コースタイムでは1時間50分なので順調である -
とても気持ちの良い朝だ。
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燧ヶ岳頂上まで2組と1人を抜いたが、唯一追いつかれたパーティーが若い男女。
熊沢田代には目もくれず黙々と先を急ぐ修行僧のような旅人達だった。 -
熊沢田代から来た道を振り返ってみる。
紅葉のころにも来てみたい。 -
目の前にそびえるピーク。
この後、涸れ沢のザレ場を越えていよいよ山頂だ。 -
2時間45分で山頂に到達する。
コースタイムの4時間を大幅に上回る健脚に満足である。
眼下に広がる湖沼は尾瀬沼である。 -
柴安?を望む。
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尾瀬ヶ原である。
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長英新道を下ろう。
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なだらかな長英新道を行く。
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今回の山旅の足元。 -
ミノブチ岳で昼食。
御池ロッジ特性の「お弁当」は800円也。 -
尾瀬沼から登ってきた人たちとすれ違うようになる。
「御池からですか?速いですね。」と声をかけられる。 -
広葉樹の森をのんびり散策気分で下る。
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硬化するとサルノコシカケとなる・・・・・
ジョーク! -
11時に尾瀬沼北岸の木道到着。
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静かな尾瀬沼の湖畔で小休止。
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燧ヶ岳を遠望する。
じわりじわりと達成感が湧き出す頃。 -
かつての賑わいがうそのような尾瀬沼である。
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与那国島でも見かけた「テキサスゲート」は鹿の侵入を阻止し、植物の食害を防ぐのに効果があるようだ。
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沼山峠到着。
7時間の山旅はこれにて完結。
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