2016/07/18 - 2016/07/21
288位(同エリア812件中)
yuriさん
15年ほど前に購入したHAVANAという名前の写真集。そのときは、どこにあるかも知らずにペンキの色が何層にもなっている壁に惹かれていたのですが、あれから時が経ち、情勢が変わりつつある今、キューバの旧市街を見てみたい!と思い、ついに中米の同じ国に住んでいる友人と弾丸旅行することになりました。
メキシコ3泊からのキューバ3泊のアラサー女2人旅。アメリカとの外交が復活するのか...?という流れになっている2016年夏の記録です。
インターネットに制限のある国だからか、航空券とホテルの予約がしづらく、住んでいる中米の国の旅行代理店で(スペイン語堪能な友人に)手配してもらいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
中米に長く住んでいる日本人の友人も、中米滞在1年の私も、初めてのキューバ。
メキシコの空港でのチェックインカウンターが、他の国へ行くカウンターと別の部屋にあり、行列も混沌としていて、そのあたりから「やっぱキューバは特別なんだ...」と構える私たち。
アエロメヒコの飛行機は、観光客でほぼ満席。それまでスペイン語のみの世界だったのが急にさまざまな言語が周りに溢れ、あっという間にキューバの空港に到着しました。
中米の旅行会社で友人が手配してくれたホテルに、送迎のサービスが付いていたのですが、空港の出口に私たちの名前を持って待っている人がおらず。
バウチャーにスペイン語で小さく書かれていた「何々トラベルのカウンターを探してね」という文字を、その場で聞いた別のツアー会社のキューバ人の方が見つけてくれて、何とか、私たちの名前がリストに載っているバスにたどり着きました。
車か小さいバンかと思っていたら、中国製の大型のバス。
しかもお客さん約30人が揃わないと出発できないとのことで、発車まで1時間ほど待ちました。。 -
ようやく出発したバス。
観光客ばかりだけど、説明が基本スペイン語。でも何故かみんな理解しているようでした。
一番理解してなさそうなアジア人の私たちを考慮して少しゆっくり話してくれたりしました。あんまり分かんなかったけど...キューバの歴史の話や、インターネットカードの買い方などの内容でした。
雨が降ったあとということで、あちこちに巨大な水たまりが。
キューバの道は、雨がふるとこうなっちゃう、とガイドさん。 -
新市街のホテルにいくつか寄って、そちらのホテルに泊まるお客さんを降ろした後、急市街まではだいぶ遠回りしたところでカリブ海が見えました。
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クラシックカーも当たり前のようにそこら中を走っています。
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メキシコから近くて遠いような長旅だったので疲れ始めていましたが、旧市街が見えた途端友人と「す、すごい...!」と大興奮。
都市の色が、今まで見たことのある中米の街と全然違うんです。街全体が風化して白っぽくなっていて、フィルターをかけて見ているようで、幻想的。 -
弾丸旅行なのと飛行機代が安かったので奮発して、旧市街のお湯の出る五つ星ホテルに泊まりました。
他の値段が同じような5つ星でも、水が出ない日が続いた等の口コミがあるところもあったので、ネガティブな口コミのないホテルを選びました。
ホテルの前のタクシーの客引きと物乞いさんが寄ってくるため、ホテル外観は撮れず。写真は荷物を置いて見に行った旧市街の風景。 -
友人の知り合いでキューバに住んでいる方が「この国は、歩いても大丈夫ですよ、カメラ出しても大丈夫ですよ」と教えてくれたので、路上で携帯を出してはいけない中米の基本を脱し、カメラまで出せて、絵になる路地をたくさん撮ることができました。
ヨーロッパ系の旅行者が一眼レフを首から下げていたり、本当に、旅行者がカメラを鞄から出して歩いていて、治安のよさに驚きました。 -
旧市街のメインストリートとなっているオビスポ通りの脇を覗いたところ。
あまりに人がいないところでなければ、歩いて大丈夫とのこと。
最近は観光客を狙ったスリも増えているそうなので、ご注意を。 -
写真集で見た風景のままのような建物。
歩いていると、タクシーや人力車の運転手さんがニーハオ!と言ってきますが、バカにしている感じはなく、ニーハオと言ってくるのも、アジアは中国しか知らないんじゃないかな...と思いました。
ちょっと対応してみましたが、スペイン後を話すと興味を持って付いて来ちゃうので人力車に乗る予定がない場合は「時間がないんだ、ごめんね」という感じで適当にあしらったほうが良いと学びました。。 -
在住日本人の方に教えていただいた旧市街の美味しいアイス屋さん。
マンゴー&ジンジャー
旧市街と似合わず(?)洗練された美味しさ。2ドルくらいだったかな。 -
目印となる旧国会議事堂。
スペイン領(一時期イギリス領)だった期間の長いキューバには、ヨーロッパの古い建物ような豪華な装飾の建物が残っています。 -
住んでいる日本の方に教えていただいた鶏肉の美味しい新市街のレストランで夕飯。
お米やチキンが残ってしまうほどの山盛りでしたが、
地元の方は配給だけでは食料が足りない状況のようでした。
観光資源が、国民にうまく還元されるといいです。 -
革命広場は、夜にくるとライトアップされているのだそうです。
ゲバラの顔がついているのは内務省なので、駐車場にも警備員が。
夜はガラガラでした。 -
旧市街の五つ星ホテル「イベロスター パルケ セントラル」最近は「NH パルケ セントラル」に変わったようですが「パルケ セントラル」といえば運転手さんなどには通じるようです。
朝食のビュッフェも、キューバにいるとは思えない内容です。館内も、西洋人の旅行客が多く、外の世界とは異空間です。
値段が西洋のホテルのような価格ですが、それより何よりも予約がいっぱいで非常にとりづらいとのこと。今回は中米の旅行代理店からだったからとれたのかも...。かなり前に予約したほうが良いようです。 -
ホテルからの眺めが、舞台のセットを眺めているかのようです。
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キューバではドルを換金しようとすると、罰金のような感覚で両替前に10%引かれてしまうので、日本円を銀行やホテルで替えたほうが良いそうです。
ところが翌日、友人が銀行に行ってみると、店内に入りきれないほどの行列。そして、列に人が並んでても、営業時間(お昼前)が終わると閉めてしまうそうで、並んだのに残念な結果になることも。
少し手数料がかかっても、ホテルで両替したほうが早そうです。 -
カストロとチェゲバラら革命軍が、バティスタ政権を倒すためにメキシコからキューバに密航したヨット「グランマ号」がガラスケースの中に展示されています。
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ホテルから歩いて行けたので、友人が換金している間にひとりで革命博物館に来ました。
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1959年の革命前まで大統領官邸だったという建物で、建築としても見応えが。
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入場料 5クック(1クック=1ドル。ドルを換金すると罰金的に10%引かれるのに、レートがドルに揃えられている不思議...)
荷物を預けて、カメラだけ持って、広い館内を散策。 -
実際に着られていた衣装や持ち物、ゲリラ軍による地図に書かれている攻略の作戦をみると、歴史として知っていたことが本当にここであったんだと実感が湧いてきました。
腕章にはスペイン語で日付が入っています。 -
革命博物館からの眺め
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中庭にはキューバの国旗が。
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部屋がダブルベッドだったため、フロントで「ダブルじゃなくてツインを予約したはずなんですが...」と、友人がフロントで交渉してくれた結果こうなりました 笑
逆に申し訳ない気持ちになる私達。
部屋のルームサービスの方々がとにかくフレンドリーでした。英語の手紙を置いてくれたり。チップが貴重な外貨収入源とはいえ、笑顔が爽やかなセニョリータたちでした。 -
部屋からの眺め。
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こちらも部屋から、旧市街の住宅街の様子がよく見えます。2部屋体験できて、景色を満喫できてラッキーでした。部屋替え交渉してくれた友人に感謝!
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木陰がいい雰囲気の広場
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本屋さんの看板。柱にはチェ・ゲバラ
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オビスポ通りは観光客も地元の方もたくさん。想像より細い道ですが、階段を使ったお土産屋もたくさんあって、盛えています。
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かつてヘミングウェイが泊まっていたホテル・アンボス・ムンドス。
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古い古い香水屋さん。
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歩き方で見つけてたLa Imprentaというレストラン。18世紀から続く印刷屋のビルを修復したそうで、古い印刷機も飾られています。
メニューは渡されたけど、メニューを指差して「これはない、これはない、これも今ない...」と言うので、「じゃあ何ならあるの?」と聞いたら3択でした。
最初は店員さんが無気力だったけど、最終的にはほがらかに対応してくれました。料理は時間がかかったけれど、とても豪華な飾り付け&美味でした。
こういうレストランでもハエが割とすごかった...。暑いから仕方ないか。
旅行客値段で10数クック。 -
印刷機。店内にいるあいだにスコールが。
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雨上がりの広場。
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ひとつひとつの建物に味わいがあります。
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路地散策ができる治安て本当にすごい。
(とはいえ旅行者はあまりディープな所には入らない方がいいとのこと) -
雨が降るとやはりあちこちに水たまりが。
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散策の途中、高級感のあるカフェでコーヒーを。
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お土産を売っている市場で、友人が店主と仲良くなって、現地の人が使っているコイン頂いちゃいました...。
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配給用?の文房具が並んでいる店。
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観光客が入るレストランには食材があるんだけど、市民への配給は満足に行き渡っていないそうです。
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夜景はヨーロッパのようです。
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有名なバーへ行く途中の広場。
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見かける犬たちの足が短めでかわいいです。
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ここがガイドブックに載っている有名なバーだそうです。
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インドの路地を思い出すような夜の街角。
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民泊の看板が出ている家も見かけました。
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むかーしからあるキャバレー。アクロバティックで凄かったです。写真撮影は、チケットを見せる入口のカウンターにて別途料金を支払う必要があります。
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キューバの方がよく行くというビーチにタクシーで行ってみました。
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客引きなどもなく、のどかなビーチでした。
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シャワーは無いけど、カラッとしていてすぐ乾くので、駐車場近くのレストランで食べたあと、行きに乗った運転手さんに来てもらってホテルに帰りました。
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レストランで食べて美味しかったもの。
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ホテルで着替えて、カフェでEscorialでお土産のコーヒーを買いました。行列ができていたけど、豆を引かない場合は並ばなくていいという張り紙があって、すんなり買えました。カフェは並ばなくても入れました。美味しくて、別の甘いコーヒーも頼んだり、長居してしまいました。
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お酒の歴史を学ぶ施設。スペイン語ガイドだったのと、私があまりお酒を嗜まないのでたまに寝ちゃったけど、模型とかが精巧ですごかったです。時間によっては英語ガイドも選べたと思います。
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路地で食材が回ってる。
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旧市街からタクシーで橋を渡った先にある城塞を見学に来ました。
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大砲の儀式を偶然に見学できました。
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城塞からみるハバナ旧市街。人も少なくて、絶景。
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城塞内はのんびりした時間が流れていました。
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チェゲバラの執務室が見学できるんです。
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ゲバラの愛用品も展示されていました。若い頃の写真や、変装した姿で作られたパスポートなども!
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最後の昼食は、海辺にある高級めなレストランに入りました。キューバに来て贅沢して、申し訳ないと思うほど美味しかったです。
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古本市。雨が降ったらどうするんだろう。
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壁のくすんだ色合いが綺麗で、歩ける治安で、写真が撮れて。帰るのが名残惜しいです。
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でも住むのは大変なんだろうな...。
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足りないものだらけなんだろうな...。なのに住んでいる人が暴動に走らない、なんだかのんびりしていて、不思議な街でした。
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送迎バスは時間がかかって仕方ないので、空港まで行くタクシーをホテルにお願いしたら、ピカピカの車がお迎えに来てくれました。
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運転手さんは車を誇りに思っているようでした。磨き上げられたレトロな車で、空港まで飛ばしてくれました。
中米に居ながらにして羽を伸ばせたキューバ。タイムスリップしたような時間でした。行けて良かったです!!
ご旅行される方へ:キューバは治安がいい!と言われているし私もそう書きましたが、「中南米にしては治安がいい」ということなので、ヨーロッパに行く程度には身の回りに気をつけてご旅行されてくださいね。
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