2016/06/08 - 2016/06/08
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miquitaさん
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地元徳島に戻ってきてはや2ヶ月が経過。
自分にとっての楽しい場所、お気に入りの場所を見つけたいなあと思い、
ずっと気になっていたあの場所へ。
設立当初は全く興味ナシだった。
あれから十数年を経て、地元に帰郷してみると身近にもこんな魅力的な
場所があったんだなと再認識しました。
フェイク?レプリカ?いやいやあなどるなかれ。
丸一日、凝縮された芸術の世界を堪能することができました
(絵画紹介が多くなっていまいましたが。。。)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
鳴門の先っぽ、大鳴門橋のすぐそばにある大塚国際美術館は、徳島が誇る企業大塚製薬の創立75周年記念に設立されました。
厳選された名画が1000点。全てレプリカなのですが、陶板にそれらの名画を複製させています。
この陶板を大塚製薬の関連企業?大塚オーミ陶業という会社が作成し、それに絵を描いて美術品にしようってのが始まりだったらしい。
陶板は何がいいって、月日を経ても劣化したりすることなく半永久的にその状態を保っていけるってのがいいんだって。
美術駐車場にとめ、そこから美術館まではバス(2分ほど)で移動します。
駐車券をのちに美術館内でスタンプ押すと、無料です。大塚国際美術館 美術館・博物館
-
美術館の入館料は3240円!高っ!
なかなか強気な値段設定ですよ。。
前売り券をコンビニなどで買っても3100円。
長〜いエスカレーターでエントランスへ向かいます -
左手にありミュージアムショップで音声ガイドを借ります。
これが結構よかったなー。あ、500円取られますけどね。
私のようなミーハーにわか芸術ファン(?)にはありがたかった。
有名絵画や画家の基本的知識が凝縮されているのでね。
自分の感性で見るよりも悲しいかな、知識を入れながら鑑賞したほうが
よく見えるっていうか。 -
いきなりメインのシスティーナ礼拝堂。
はじめに持ってきていいんだろうか。このあと大丈夫?
ミケランジェロの傑作です。レプリカであろうと、このスケールで復元できるってすごい迫力ですよ。
こりゃ本物も見てみたいなあ。 -
描かれているのは聖書の有名モチーフでしょうか。
ノアの箱舟、受胎告知、そして正面には最後の審判。
死んで最後に復活したキリストが地獄行きか、天国行きか選り分けるって
いうね。 -
エルグレコの祭壇です。
スペインに行ったときにやたらグレコの作品があったのを思い出す。 -
これもエルグレコ。オルガス伯爵の埋葬。
グレコの絵はなんとなく一枚の絵を上下に二分して書いていることが多いのだとか。 -
フェルメールです。絶妙な光と影の表現です。
ミルクを注いでいるこの細っそいミルクのラインの表現がうまい。
(うまいって、、、なんか上からな感じになってしまった) -
これもフェルメールですね。
真珠の耳飾りの少女。去年あたりに日本にも来ていてブームにも
なったくらい。あまりにも有名な絵画。
このターバンのブルー、フェルメールブルーというらしいですね。 -
必ず美術館では迷ってしまうんですよね。ええ、必ず。。
そして、見ていない部屋があることにもきがついたりして。
(実際、帰ってきてから見ていないブースに気づきショック) -
なんの絵だったか忘れましたが、みんなの表情が豊かで漫画チック。
素晴らしい芸術を見ても、言葉の引き出しが少なく伝えられないくやしさね。 -
ムリーリョのパイを食べる少年たち。
これこれ、犬が欲しがってるよ。 -
カラバジョのバッカス。
これ少年なんだねー。艶かしいすぎやしないか。
そしてなんとなくオリエンタルな雰囲気ー。 -
ルーベンスのキリストの昇架
フランダースの犬のネロが死ぬ前に念願のこの絵を見たというやつですね。
こういう絵だったんだねー。ちょっとイメージが違ったなー。
これ、両サイドは扉のようになっています。
普段は閉められていたのかなー。 -
なんかこの絵すきだったなあー。
ロラン・クロード「夕日の港」(知らねー)
絵をみてその画家のことをもっと知りたいと思ったり、
絵の舞台をを実際に見てみたいと思ったり。
素敵な場所。 -
ベラスケスの「ラス・メニーナス」
写真が光ってしましましたが、やはりこれが陶板が故に、ってところですね。
この少女の小生意気そうなところが可愛いー。
左手には大きなキャンバスを前にベラスケス自身も描かれています。
なかなか小細工のきいた絵で、少女の後ろには鏡越しに国王夫妻が写っていたりするんだって。 -
これもベラスケス「皇太子バルタサール・カルロス騎馬像」
この少年も強気そうで可愛い。
馬がぼってりと描かれているのも、この絵を下から見上げることを考えあえて計算された格好らしい。 -
ファン・デイク・フローリス「チーズのある靜物」
リアルで美味しそう。 -
ヘーダ・ウィレム「朝食のテーブル」
真ん中のパイみたいなの?美味しそう。
昔からこんな美味しそうなものあったんやな、とかそんな貧相な感想。 -
2階からみたシスティーナ礼拝堂。
椅子や人々の大きさをみたらこのスケールがお分かりいただけるかと。
本物も見てみたいな。なんだけどこれでも十分かなあとか思ったり。 -
レンブラントの「夜警」
題名は夜警ですがこの絵が描かれたのは実は昼らしい。 -
ダヴィンチの「モナリザ」
これはルーブルで本物みました。
ここの絵画は西洋美術がほとんどですが、やはり芸術はヨーロッパ
が本場なんだなあと思う。
所蔵も書いてありますが、ほとんどがルーブル、オルセー、プラド、アルテピナコテークあとはイタリアが多かったな。
あー、ヨーロッパに行きたくなってきた
ルーブル、プラドも行ったけど有名どころな絵以外はさすがに全く覚えていませんね(笑) -
モナリザもいいけどその横にあったこの絵の方がすきかな。
イエーイってポーズ、ノリノリやん。
表情もイイね👍 -
ダヴィンチの「最後の晩餐」(修復前)
これ現地に見に行くために予約までしたのですがローマまできて
体調不良で帰国したという、自分エピソードのある作品。 -
そしてこれが修復後の最後の晩餐。
同じ部屋に修復前後が飾られています。こーいうところがレプリカでも
いいなあと思いますね。
個人的には修復前の方が朽ち果ててる感があってすきかな -
ブリューゲル「ネーデルランドのことわざ」
題名のごとく、ネーデルサンドには青という色には空虚、虚栄、無知、愚行という意味があるらしく、所々にそのポイントとなる青が使われている。
中央には女性が夫に青いマントを着せている。 -
ここからは受胎告知コーナー。
どんだけの画家がかいているのだか。
聖書の有名なモチーフのひとつ。
これはラファエロ -
これも受胎告知ですが随分雰囲気が違います。
でもちゃんと羽根のついた天使がいます -
-
これはダヴィンチの受胎告知
-
なんかめちゃ躍動感のある受胎告知ですな。
構図的にも、だいたい女性と天使が左右に並ぶことが多いのにこれは前後になっちゃってる。
天使がなんか慌ててる💦 -
この美術館で、ちょっと残念なポイントといえばこのモネの大睡蓮かな。
モネの睡蓮の池を再現しているのと、アウトドアに壁画として睡蓮を再現しているのだけど、、、、。
他のお客さん曰く「もうちょっと、できたやろ!」
いやー、全く同感ですわ。 -
その横にあったカフェ、その名もジヴェルニー。
モネの家のあるところですね。
ここでご飯食べようか思ったけど、パンケーキとか、スイーツがメインのようです -
ゴヤの着衣のマハと裸のマハ。
これプラドで見たわー。(超有名作品にて) -
その横にはゴヤの通称「黒い家」
中には超オカルトチックな絵があります。
上記のマハ像を書いた同一人物とは思えない。
ゴヤは耳が聞こえなかったようで、それが原因で人々からはちょっと変な人と思われていた様子。。
ここひとりで入ると結構怖いからね -
開放的な窓からは神戸淡路鳴門自動車道が。
いつもここを通って神戸に行きます。
緑と空と海の青さがきれい -
ここでランチにします。
1Fにあるレストランの方ががっつりしたご飯が食べられます。
鳴門の立地を生かした美味しいお魚系のセットメニューはもうすでに売り切れ。
モネのランチとやらにします -
モネのランチ1000円。ちょっとメニュー写真と違う?というツッコみはさておき。。
鳥のパテってことでしたが、鳥というより魚肉ソーセージのような感じ?
下にはマッシュポテトとビーンズ。そしてローストした玉ねぎ。
モネの睡蓮、、、ちょっと違うかなあ??
結構お客さんは入っていて、圧倒的にシニア世代が多い。
駐車場にもいろんな県外ナンバーを見かけました。
ここをみて、海の幸を堪能し、隣の香川でうどん食べる、、、ってなかんじでしょうか。 -
もう一度モネの大睡蓮の池へ。
人工的な感はどーしても否めない。。
やっぱりジヴェルニーに本物をみにいきたいな。 -
-
ここは、作品を支える陶板のコーナー。
-
ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」
coldplay のviva la vidaを連想するのは私だけではないでしょう。 -
モネらしいパステルの優しい色合い。
-
「アイロンをかける女たち」
何がいいってこの左側の女性の
「もーーやってらんねえわー」といわんばかりのこの表情ね。 -
「ミュンヘンのビアホール」
去年ミュンヘンのビアホール行ったけど、もちろんこんな感じではなかった。
でも絵に自分が行った場所や景色が描かれているってなんか感動するね。 -
今回、見たかった絵のひとつ。
ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」
ルノワールがこんなにたくさんの人々を描いているのはめずらしいのだそうで。
このいかにも楽しそうな雰囲気がいいですね。
オルセーに本物見に行きたいなあ。つかパリにいきたいな -
モネの「ラ・ジャポネーズ」
これはボストン美術館で本物みました。
素敵で2日間連続で行った覚えが。 -
ボストン美術館つながりでゴーギャン。
これをみてゴーギャンが好きになった。 -
ピカソのゲルニカ。
スペインのソフィア王妃国立美術館に見にいきました。
戦争の悲惨さを描いているらしいのだけど、難しい〜 -
開放的な庭。向こう側には大鳴門橋。
環境は最高ですが、この周りには本当に何もない。。
このほかにも超有名どころの傑作絵画はありますがきりがないので。。。 -
最後はアンディ・ウォーフォルで。
12時に入館して15時半まで。
これでもかなり斜め読みならぬ、斜め見でした。
旅行記で振り返っていると、見逃した名作がまだまだあって唖然。。。 -
最後にはミュージアムショップに立ち寄ります。
個人的に、お!と思ったのは、ムンクの叫び人形。
お腹を押すと「ぎゃあーーーー」と叫ぶぬいぐるみ。2500円くらい
だったかな?
ムンクの叫びストラップってのもなかなかよかった。 -
大塚製薬プレゼンツらしく、こーんな復刻版ボンカレーも
いやーー見応えのある美術館でしたよ。3000円は高いけどそれもまあ仕方ないね。
東京や京都の美術館にも引けを取らないスケールです。
館内はめっちゃひろいですがいたるところに椅子やソファっもあり、疲れたら休むこともできます。
また定期的にガイドツアーもありました。
しかし、美術鑑賞ってのは、なんでこんなにパワー使うんでしょうね。
いっつもそう。
感性じゃなく、まだまだ頭で見ているってことかな?って思う。
でも今回は音声ガイドでいろいろなウンチク(?)を聞きながら見られたので。
いつか本物を見た時にはもっと感動するのだろうな、と思う。
ここをみてあ、行きたいなあと思ったのはやっぱりフランス。
もう一回きちんとルーブルを見たいし、オルセーにはまだ行ったことがない。
そしてジヴェルニーで本物のモネの庭を見たい。
そんな想像を楽しめるこの美術館は、間違いなく私のお気にいりスポットになりました
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