2010/09/10 - 2010/09/10
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Poppyさん
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【「日本百観音」北関東から福島へ走り抜ける一人旅】
西国・坂東・秩父の3つの観音霊場を合わせた「日本百観音」の巡拝。2度目の訪問となる栃木県と初めての茨城県を巡り、初めての福島県に足を踏み入れてから帰阪するドライブコース。
新幹線を乗り継いで小山からレンタカー「プリちゃん」に乗り換え、1日目は、参拝順序の入れ替えや霧にドキドキしながらも2カ寺に参拝して宇都宮に宿泊。2日目は、宇都宮市と益子町でそれぞれ1カ寺に参拝して栃木県の4カ寺を打ち終え、益子町でフレンチのランチに舌鼓。県境を越えて茨城県へ向かう。
【メンバー】
一人旅。
【ルート】
《しばらくお待ちください》
【表紙の写真】
坂東第24番札所・楽法寺の観音堂。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
■栃木から茨城へ
栃木の県道41号線は、益子町の南西部で県境を越えると、そのまま茨城の県道41号線として繋がっている。
同じ番号なのは分かりやすくて良い。
国道50号線を西へしばらく共用した後、再び南へ一直線に伸び、筑波山の西側へと向かっている。
そうか、筑波山・・・水戸のご老公・・・それに、納豆(笑)。
茨城県、初めまして〜♪ -
■山へ①
北関東道の高架をくぐると左前方に見えるのは、筑波山から北へ連なる山並み。
次の目的地もその山並みの中にある。 -
■山へ②
東へ向かう県道152号線は「雨引観音線」とも言うらしい。
その「雨引観音」に向かおうとしている。
県道の端が札所の駐車場なので、これまたとても分かりやすい。 -
■山へ③
道幅は十分にあり、カーブや勾配はあまりキツイとは思わない。 -
■14:43 楽法寺・下の駐車場に入る
大きなカーブの先の左側に札所寺院のものと思われる建物が見え、道の右側に駐車スペースがあった。
道はまだ続いているようだけれど、まず手前から確認して行くことにしよう。 -
■薬井門①
旅の計画を練っているうち、寺のホームページに境内の見取り絵図を見つけた。
境内を真横から見たように描かれているもので、俯瞰図ではないので通路がどのように伸びているのかは分からないが、参考になればと思い、印刷して持参して来ている。
それによれば、見つけた構造物は「薬井門」または「黒門」と呼ばれ、元々は表門だったのだとか。 -
■薬井門②
覗いてみると、この薬井門から石段が一直線に伸びている。
「磴道」という、厄除けの石段だそう。
その先に、更に大きくて朱色の門が見えた。
「アイ・ラブ・石段」なので(笑)、ここから歩いて行くことも考えた。
けれど、「見るべきものがたくさんある広い境内」とかけて、「1日のうちで最も暑い時間帯」と解く、その心は「もう少し先へ車で進んで体力を節約しよう」(笑)。 -
■14:50 楽法寺・上の駐車場に着く
県道の終着点は、先程の駐車スペースからあまり離れてはいなかった(汗)。
境内に近い側にも空いた区画はたくさんあったが、わざわざ遠い端の木陰に「プリちゃん」を停めた。
だって、戻って来た時に“オバサンの蒸し焼き・一丁上がり♪”って、ちっとも美味しくないでしょう(爆)。 -
■境内を望む
あの建物は、絵図の中のどれだろう?
境内へ行ってみれば分かるだろうけれど、少なくとも石段か上り坂があるのは確かなようだ。 -
■休憩所
更に奥へ広がっている駐車場の中程に建つ休憩所、その前を通って・・・。 -
■参道入口
境内を目指して歩き始めると・・・。 -
■仁王門①
まず目を引くのが仁王門。 -
■仁王門②
門の両側にいらっしゃる仁王様たちは、まだ新しいのかとてもお肌がキレイでプロポーションも抜群(笑)。 -
■仁王門③
天井に描かれた龍の絵は古いもののようだけれど、欄間などは鮮やかな色使い。
で、朱色の大きな門と言えば・・・。 -
■薬井門を見下ろす
やはり薬井門から見えていたのは、この仁王門だったようだ。 -
■手水舎
仁王門の内側右手に手水舎があるが・・・。 -
■参道
手水舎の外側を通るのは駐車場側から上がって来る参道で、仁王門をくぐらず手水舎の横から石段で上の境内へという、恐らく最短ルートも。
出来ることなら、とても立派な仁王門なので、ほんの少し足を伸ばして薬井門側に回り込んでみるのがオススメ。 -
■上の境内へ
両側に手摺りが設けられた石段を上がると・・・。 -
■古寺
推古天皇の頃には開かれていた寺ということは、相当歴史が古いという事だけれど、石段を上がり切った境内に並ぶ堂宇は、風格こそあれ古めかしさは無く、開山当時から再建されたものが多いのだろうと思う。 -
■観音堂①
石段から見て正面より少し右手に建つ本堂の観音堂から参拝を始めよう。
全体を写したいのだが、手前の樹木で隠れてしまい・・・。 -
■観音堂②
ん~、これが精一杯・・・。
鐘を打つための長い縄が3本下がっている様子って、他の札所で見掛けたことが無いんじゃないかしら?
朱色と黒のコントラストに、仁王門で見たような彩色豊かな装飾が所々に見られる。 -
■観音堂③
開口部の右側の壁面に見えるのは閻魔様よね?
こちらが地獄の様子だとすれば・・・。 -
■観音堂④
対する左側は極楽浄土の様子かな? -
■観音堂口
本堂・観音堂での参拝が終わったので、諸堂も参拝しつつ歩こう。
限られた時間にかなりの見所、次々と行きますよ、着いて来て下さいね、置いてきぼりになっても知りませんよ(笑)。
まずは観音堂の正面に向かって左側のエリアを、観音堂の並びから順に。
すぐ隣には「観音堂口」の額が掛かる小さ目の建物。
祈祷などで本堂に上がる時の入口だろう。 -
■多宝塔
観音堂口のすぐ左に建つのが多宝塔で、観音堂と違って渋い色合い。 -
■くじゃくのえさ
多宝塔を過ぎて更に左手に進むと、空いたペットボトルを利用した「くじゃくのえさ」の無人販売。
へぇー、境内にクジャクがいるのね。
で、どこにいるの? -
■クジャクはどこ?①
右を向けば池。
まさかアナタたちが「クジャク」という名の品種ってわけないよね?(笑) -
■クジャクはどこ?②
鳥は鳥でも、ヤツらのことを「クジャク」と呼ぶなんて聞いたこと無いし(汗)。 -
■クジャクはどこ?③
「えーっと、あのぉ・・・」と遠巻きに気配を窺っているアンタも「クジャク」とちゃうやん!
えっ、なにっ、クジャクが“こう暑いと化粧が崩れるからヤダ”って言って避暑に出掛けたぁ?
で、留守宅取締役してんの?
・・・あ、うちの留守宅取締役(母のこと)に電話する時間帯だわ~(爆)。 -
■奥の院
ふぅ、動物たちに遊んで貰っちゃった・・・(汗)。
いけません、先を急ぎましょう(滝汗)。
“クジャクエリア”より更に先に建っていたのは、奥の院となっている客殿。
聖観世音菩薩と普賢菩薩を祀っているそう。 -
■境内からの眺め
奥の院付近からは、樹木の間に関東平野が望める。 -
■弁財天
再び池のほとりに戻り、今度は更に上の方向へ進んでみる。
まずは弁天様にご挨拶。
“銭あらい弁天”と呼ばれ、財宝や芸事の上達にご利益があるとか。 -
■通路を上がる
緩い石段を上がって行くと・・・。 -
■鬼子母神堂
足利尊氏を祀る鬼子母神堂があり・・・。 -
■仏の山①
石段の脇に小さな石像が並ぶ道が続く。 -
■仏の山②
一番高い所に供養の場がある「仏の山」の参道には、あの世の旅の節目を担当する13の仏様が祀られているのだけれど・・・。 -
■仏の山③
初七日担当のお不動様より手前に戻っている私って、蘇った、つまり若返ったんだ、と勝手に解釈しておこう(爆)。 -
■六角堂①
それじゃ若返った(笑)ところで、暑さに負けずに元気良く続きも参りましょう。
多宝塔まで戻って、その向かいに建つ六角堂へ。
扉は大きく開け放たれている。 -
■六角堂②
外に幟が立っていたから、中央の小さい像がお薬師様かな? -
■御供所
六角堂の隣に建つのは御供所。
納経所はこの中にある。 -
■ご朱印
何と繊細な筆運び・・・。
眺めているうち、雨だれがツーッと流れて行く様を連想した。 -
■東照宮①
まだまだ終わりませんよ(笑)。
今度は観音堂の正面に向かって右のエリア。
観音堂より奥に建つ同じく朱色と黒のコントラストが印象的な小さな建物は、徳川家康を祀る東照宮。 -
■東照宮②
古くからの歴史を持つ寺だけあって、推古天皇と言い、足利尊氏と言い、歴史上の有名な方々ともご縁が深いようだ。 -
■絵馬堂
観音堂の向かいには絵馬堂。
無料の休憩所と売店を兼ねている。 -
■仁王門へ戻る
絵馬堂と御供所の間に、仁王門から上がって来た石段がある。
ここを下りて仁王門に戻ったら終わりだと思うでしょ? -
■地蔵堂
いいえ、まだまだ(笑)。
仁王門の脇に小道があって、その先にひっそりと建っていたのが地蔵堂。
子育て祈願の参詣者が多い子安地蔵だそう。 -
■再び仁王門へ戻る
アジサイの間の小道は、そのまま仁王門の外側とも通じているが、やはり門をくぐって境内を出ようと思い、改めて門の内側に進んだら・・・。 -
■もう一組の仁王様
到着時にお目に掛かった新しい仁王様ではなく、傷みはかなり見えるもののやはりプロポーションが良くイケメン(笑)な仁王様たちがいらっしゃることに気が付いた。 -
■15:50 楽法寺を出発
益子で食べたランチのトリモモ肉が効いたのか、はたまたお不動様の力で若返った(爆)せいか、暑い中を歩き回った割にはまだまだ元気。
今日のノルマはあと1カ寺、計画からは20分弱の遅れがあるけれど、参拝には十分に間に合う時間。
最後まで気を緩めずに頑張りましょう。
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